井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

再度、武利岳(1,876m)へ

2008-09-02 07:24:08 | ニペソツ山・中央山系の山
当初の予定を変更して、もう一度武利岳へ行くことにしました。
朝6時過ぎに瀬戸瀬温泉を出ます。
朝霧なのかどんよりとした空模様です。
今日の天気は昨日よりいいはずなのですが、どうなりますか?

丸瀬布町を過ぎてから雲が薄くなり青空が顔を出してくれます。
舗装道路された道から砂利道へはいる頃には太陽が顔を出してくれます。
どうやら今日はいい天気が期待できます。

登山口に着くとすでに5~6台の車が止まっています。
さっそく準備をして7時10分、二度目の登山開始です。

昨日は林道を小さな流れとなっていた水もすっかり引いて
快適な登山道となっています。
意外と水はけがいい道です。

1合目までの林道を15分ほどで歩き終え、
ここから山頂まで3,850mは苅分道になります。
下草もそれほど濡れていないので快適に歩けます。

登山道はすぐに尾根筋へ上がります。
ここからはひたすら尾根の上を登っていきます。

30分ほど歩いたところで一休みします。
昨日降った雨のせいか空気がひんやりして気持ちがいいです。

気持ちよく雑木林の中を歩いていきます。
4合目を過ぎたあたりから急斜面が現れ鎖場が何カ所か
出てきます。

ヒョイと上の方を見るとすでに紅葉している木が見えてきます。
     
まだ8月なのに紅葉はちょっとはやいと思いますが、
しっかりと色づいています。

9時15分、6合目です。
この辺りから尾根が細く急になってきます。
ウラシマツツジがしっかりと深紅の葉に変身しています。
       
  どうやら今年の紅葉は足早のようです。

ハイ松が姿を現してくると、武利岳の核心部へ近づいてきた証拠です。
   
尾根の左手(南側)からはひっきりなしに雲が湧き上がり
上へ消えていきます。
右手はすっきりとした青空が広がり支湧別岳から平山が
よく見えています。

よく見ると尾根の上に岩が見えています。
   
この尾根が武利岳の特徴となっています。
   
こんな岩場が続いていますが、岩はしっかりとしていますし
ハイ松が近くにあるので手がかりは十分、
それほど難しい場所はありません。

快適に登っていくと山頂までの眺望が開けます。
    
一番奥の右手が山頂です。
痩せ尾根が続きますが、ここまで来るときつい登りもなく
ウラシマツツジの紅葉を楽しみながら歩きます。
コケモモも真っ赤な実を付けています。

10時30分、山頂です。
   
山頂には先行する2名の方が休んでいます。

  
目の前には大雪山がその姿を現してくれています。
右手の愛別岳から左手に目を移していくとトムラウシ山まで見えます。
でも、間近に見えるはずの武華岳が見えないのです。
谷間から湧き上がってくる雲が武華岳の姿を隠し続けています。

風もない山頂で昼食を取ります。
太陽が濡れた身体を暖めてくれます。
こんなにのんびりとした気持ちで過ごすことの出来る山頂は
久しぶりです。

武華岳から登ってきた単独の人が山頂へ来ました。
小脇に犬を抱えています。
武華岳からの登山道はコルの辺りで登山道が消えていると
聞いていましたが、手入れがされてそのようなことはないようです。
前武華から2時間半ほどでここまで来たと話してくれます。

40分ほど休んで、11時10分、山頂を後にします。

狭い岩場混じりの尾根を快適に降ります。
2度ほど休んだだけで13時50分登山口へ着きます。

今日はお天気に恵まれ、楽しい登山が堪能できました。

来週は北アルプスへ出掛けます。
本州の山は初めてです。
まずは、穂高岳から槍が岳の縦走をするつもりですが
西穂高岳から登るつもりです。

西穂高岳から奥穂高岳は厳しい岩場のルートとなっています。
このルートを登りきることが出来れば大きな自信が付くと
思っています。

厳しいルートではあるが落ち着いて登れば大丈夫!
天気と体調が鍵です。