登山口の建物をくぐり、玄文沢に沿った雑木林の中を歩いていく。
頭の上には厚い雲が覆っている。
でも、雨とはなっていないので、しっとりとした空気の中を歩くのは
気持ちがいい。
すぐ近くにヘリポートがあるのか、頭の上を轟音が轟く。
40分ほど歩いて一休み。
湿度が高いせいか、いつの間にかじっとりとした汗が吹き出している。
休んでいるとすぐに身体が冷えてくるので、飴などを舐めながら
ドンドン高度を稼いでいく。
このコースを歩いている人は少ない。
ほんの数人が降りてくるだけで、私達のように登っている人も
一人しかいない。
狭い尾根にたどり着きその痩せ尾根を歩くが、
地図を見るがそのようなコースとなっていない。
これは地図の登山道が間違っていると思われる。
でも、そんなことは些細なことだ。
岩がゴロゴロとした急な登山道は、雨水が流れる沢のようだ。
コースがはっきりしているので、安心して登っていく。
急坂を登りきって辺りの斜面の傾斜が緩くなってきたので
ホット一息つく。
この辺りは標高で2,100mにはなっているか?
北海道で最高峰となっているのは大雪山の旭岳。
標高で2,291メートルほどしかないので、
ほぼ同じ標高に達している。
辺りの繁みに紫色の花が咲いている。
どうやらトリカブトの花のようだ。
標識がなかったが焼岳との分岐点に到着する。
ここまで来ると後一息で西穂高山荘に着くはずだ。
15分ほどで西穂高山荘に着く。
12:55分となっている。
バスターミナルから、丁度3時間ほどで着いたことになります。
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西穂高山荘は思っていたよりずっと立派な小屋でした。
ここまで来れば、後は体を休めて明日に備えるだけです。
しかし、まだ昼過ぎの時間、夜までは長い時間があります。
食堂で休んでいると人が集まってきます。

ここからは、知らないもの同士ですが、山談義が始まり
楽しい会話で時間が過ぎていきます。
明日、奥穂高岳まで行く人も数人いることが分かり
ちょっと心強く感じました。
☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆
今回、本州の山へ行きたいと思ったとき、真っ先に行こうと思った山が
槍ヶ岳から穂高連峰の縦走でした。
何といっても、一番人気の山に登りたかったからです。
どういったコースを取るか考えたときに、単に槍ヶ岳から穂高連峰への
縦走だけでは物足りないと感じました。
何かもう一つ挑戦することの出来るコースはないかと思っていました。
いろいろ調べたところ、西穂高岳から奥穂高岳へのコースは
一般的な登山道としての難易度が一番高いことが分かりました。
これは挑戦してみる価値があると思いました。
北海道にはこの山域のような岩尾根が延々と続くコースは皆無です。
でも、基本的な技術が身に付いてるなら登れないはずはありません。
そういった意味で、自分の登山技術がどの程度なのかを確認する
ことの出来る山だと考えました。
ロープウェイを使うことは最初から考えませんでした。
それは、上高地から一歩一歩を歩き、最終目的を槍ヶ岳に取り
その槍の穂先を見ながら進み、目的を達成したときに、
また、上高地まで歩いて降りてくる。
これが私の考えです。
この計画が可能か?
図書館にあったビデオやインターネットでの山行記などを
読みました。
その結果、実行可能との確信が持てるようになってきました。
心配なのは、高度に対する感覚だけです。
その心配は、行ってみなければ解決しません。
こういったことで、今回の山行が行われた訳です。
☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆
頭の上には厚い雲が覆っている。
でも、雨とはなっていないので、しっとりとした空気の中を歩くのは
気持ちがいい。
すぐ近くにヘリポートがあるのか、頭の上を轟音が轟く。
40分ほど歩いて一休み。
湿度が高いせいか、いつの間にかじっとりとした汗が吹き出している。
休んでいるとすぐに身体が冷えてくるので、飴などを舐めながら
ドンドン高度を稼いでいく。
このコースを歩いている人は少ない。
ほんの数人が降りてくるだけで、私達のように登っている人も
一人しかいない。
狭い尾根にたどり着きその痩せ尾根を歩くが、
地図を見るがそのようなコースとなっていない。
これは地図の登山道が間違っていると思われる。
でも、そんなことは些細なことだ。
岩がゴロゴロとした急な登山道は、雨水が流れる沢のようだ。
コースがはっきりしているので、安心して登っていく。
急坂を登りきって辺りの斜面の傾斜が緩くなってきたので
ホット一息つく。
この辺りは標高で2,100mにはなっているか?
北海道で最高峰となっているのは大雪山の旭岳。
標高で2,291メートルほどしかないので、
ほぼ同じ標高に達している。
辺りの繁みに紫色の花が咲いている。
どうやらトリカブトの花のようだ。
標識がなかったが焼岳との分岐点に到着する。
ここまで来ると後一息で西穂高山荘に着くはずだ。
15分ほどで西穂高山荘に着く。
12:55分となっている。
バスターミナルから、丁度3時間ほどで着いたことになります。
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西穂高山荘は思っていたよりずっと立派な小屋でした。
ここまで来れば、後は体を休めて明日に備えるだけです。
しかし、まだ昼過ぎの時間、夜までは長い時間があります。
食堂で休んでいると人が集まってきます。
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ここからは、知らないもの同士ですが、山談義が始まり
楽しい会話で時間が過ぎていきます。
明日、奥穂高岳まで行く人も数人いることが分かり
ちょっと心強く感じました。
☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆☆□△▼□☆
今回、本州の山へ行きたいと思ったとき、真っ先に行こうと思った山が
槍ヶ岳から穂高連峰の縦走でした。
何といっても、一番人気の山に登りたかったからです。
どういったコースを取るか考えたときに、単に槍ヶ岳から穂高連峰への
縦走だけでは物足りないと感じました。
何かもう一つ挑戦することの出来るコースはないかと思っていました。
いろいろ調べたところ、西穂高岳から奥穂高岳へのコースは
一般的な登山道としての難易度が一番高いことが分かりました。
これは挑戦してみる価値があると思いました。
北海道にはこの山域のような岩尾根が延々と続くコースは皆無です。
でも、基本的な技術が身に付いてるなら登れないはずはありません。
そういった意味で、自分の登山技術がどの程度なのかを確認する
ことの出来る山だと考えました。
ロープウェイを使うことは最初から考えませんでした。
それは、上高地から一歩一歩を歩き、最終目的を槍ヶ岳に取り
その槍の穂先を見ながら進み、目的を達成したときに、
また、上高地まで歩いて降りてくる。
これが私の考えです。
この計画が可能か?
図書館にあったビデオやインターネットでの山行記などを
読みました。
その結果、実行可能との確信が持てるようになってきました。
心配なのは、高度に対する感覚だけです。
その心配は、行ってみなければ解決しません。
こういったことで、今回の山行が行われた訳です。
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