南岳小屋でゆっくり休んだのですが、
暑さのため身体が思うように動かなくなってきているようです。
それでも何とか3時間で槍ヶ岳山荘へ着くように頑張ります。
13:20分、南岳の山頂です。
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ここは素通りします。
天狗原への分岐を過ぎて次のピークへ20分ほどで着きます。
ここも素通りして中岳を目指します。
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中岳、大喰岳の向こうに槍の穂先が見えます。
しかし、なかなかこの距離が縮まりません。
ただひたすら穂先を目標に足を動かします。
左手、飛騨側から雲が湧き上がってきます。
槍の穂先が隠れそうになってきます。
このまま雲が流れてくると、せっかく槍ヶ岳についても
眺望が台無しになってしまいます。
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14:35分、やっと中岳に到着です。
雲の方は槍の穂先を隠すことなく、上空で消えていきます。
強い日差しが雲に遮られて少し歩きやすくなっています。
しかし、小さな登り返しがあるので一つ越え、
その先の登りを見る度にため息が出てきます。
15:25分、大喰い岳に着きます。
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飛騨乗越の向こうに槍ヶ岳山荘が見えています。
いよいよ、この下りが最後の下りです。
岩場の急な下りです。
慎重に降ります。
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15:50分、飛騨乗越です。
あと15分ほど頑張れば槍ヶ岳山荘です。
最後の登りですので、給水をして一息いれます。
テントサイトが見えてきます。
その先に山荘の赤い屋根が見えてきます。
16:10分、やっと、槍ヶ岳山荘に到着です。
目の前には槍の穂先が落ちかけの日差しの中で輝いています。
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槍ヶ岳山荘で宿泊の申し込みを済ませると、
夕食は5時からといわれましたが、山頂に向かうことを告げると
多少は遅くなっても構わないと言われる。
ザックを玄関脇において中からサブザックを取り出し、
水と非常食を入れて山頂を目指します。
山頂へは、小屋の右手を詰めます。
いきなり岩場になり鎖と梯子が続きます。
長い梯子の2本目を慎重に登るとそこが山頂でした。
細長い山頂の北側の奥に小さな祠が見えます。
16:37分、とうとう槍ヶ岳の山頂に来ることが出来ました。
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まずは、祠に手を合わせここまで無事に着くことが出来た
感謝の祈りを捧げます。
そして、記念写真を撮ります。
後ろには立山が黒く見えます。
ウーン、言葉が出てきません。
この1か月ほど、この山頂に立つことを夢見ながら計画を立て、
航空券などの予約をしてきましたが、これほど天気に恵まれた
登山が出来るとは正直思っていませんでした。
そのことを思うと、言葉が出てこないのです。
初めての本州の山、それもあこがれの穂高連峰から槍ヶ岳!
こんなに素敵な登山をプレゼントしてくれた神に感謝です。
本当に幸運としか言いようがありません。
前方には穂高連峰が見えるはずなのですが飛騨側から湧いている
雲に隠されて見ることが出来ません。
左手を見ると大天井岳の山腹に槍の穂先が大きな三角形の
影を落としています。
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今いる場所がこの三角形の陰の一番先端にいるのだと思うと
嬉しくなります。
山頂は風もなく飛騨側の雲が静かに山腹を湧き上がってきます。
しかし、長野側に流れることなく、天空へ消えていきます。
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それを、ジーッと見ていると、少しずつ長野側から風が吹き出し
岐阜側の雲を押しのけていきます。
穂高連峰の山頂部が少しずつ顔を出してくれます。
もう少し、もう少しと願っていると奥穂高岳から北穂高岳などの
姿が見えてきます。
とうとう穂高連峰が顔を出してくれました。
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前穂高岳からジャンダルムも見えています。
雲が晴れて穂高連峰の姿も見ることが出来るという幸運にも
恵まれたので、満足して山を下ります。
20分ほどで槍ヶ岳山荘へ戻ってきます。
長かった今日一日の登山もこれで終わりです。
部屋に荷物を移し食堂へ急ぎます。
食堂は閑散としておりほとんどに人が食事を終えています。
入り口近くのテーブルに用意された食事を食べます。
盛岡のおじさんがワインを買ってきて振る舞ってくれます。
3人で登頂記念の乾杯をします。
今日一日の辛さが吹き飛ぶような山頂でした。
話に花が咲き、ついつい話し込んでしまいました。
小屋の人からそろそろ片づけてもいいですかと言われ
テーブルから腰を上げます。
ワインの酔いもあり、とても幸せな気分で一杯です。
暑さのため身体が思うように動かなくなってきているようです。
それでも何とか3時間で槍ヶ岳山荘へ着くように頑張ります。
13:20分、南岳の山頂です。
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ここは素通りします。
天狗原への分岐を過ぎて次のピークへ20分ほどで着きます。
ここも素通りして中岳を目指します。
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中岳、大喰岳の向こうに槍の穂先が見えます。
しかし、なかなかこの距離が縮まりません。
ただひたすら穂先を目標に足を動かします。
左手、飛騨側から雲が湧き上がってきます。
槍の穂先が隠れそうになってきます。
このまま雲が流れてくると、せっかく槍ヶ岳についても
眺望が台無しになってしまいます。
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14:35分、やっと中岳に到着です。
雲の方は槍の穂先を隠すことなく、上空で消えていきます。
強い日差しが雲に遮られて少し歩きやすくなっています。
しかし、小さな登り返しがあるので一つ越え、
その先の登りを見る度にため息が出てきます。
15:25分、大喰い岳に着きます。
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飛騨乗越の向こうに槍ヶ岳山荘が見えています。
いよいよ、この下りが最後の下りです。
岩場の急な下りです。
慎重に降ります。
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15:50分、飛騨乗越です。
あと15分ほど頑張れば槍ヶ岳山荘です。
最後の登りですので、給水をして一息いれます。
テントサイトが見えてきます。
その先に山荘の赤い屋根が見えてきます。
16:10分、やっと、槍ヶ岳山荘に到着です。
目の前には槍の穂先が落ちかけの日差しの中で輝いています。
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槍ヶ岳山荘で宿泊の申し込みを済ませると、
夕食は5時からといわれましたが、山頂に向かうことを告げると
多少は遅くなっても構わないと言われる。
ザックを玄関脇において中からサブザックを取り出し、
水と非常食を入れて山頂を目指します。
山頂へは、小屋の右手を詰めます。
いきなり岩場になり鎖と梯子が続きます。
長い梯子の2本目を慎重に登るとそこが山頂でした。
細長い山頂の北側の奥に小さな祠が見えます。
16:37分、とうとう槍ヶ岳の山頂に来ることが出来ました。
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まずは、祠に手を合わせここまで無事に着くことが出来た
感謝の祈りを捧げます。
そして、記念写真を撮ります。
後ろには立山が黒く見えます。
ウーン、言葉が出てきません。
この1か月ほど、この山頂に立つことを夢見ながら計画を立て、
航空券などの予約をしてきましたが、これほど天気に恵まれた
登山が出来るとは正直思っていませんでした。
そのことを思うと、言葉が出てこないのです。
初めての本州の山、それもあこがれの穂高連峰から槍ヶ岳!
こんなに素敵な登山をプレゼントしてくれた神に感謝です。
本当に幸運としか言いようがありません。
前方には穂高連峰が見えるはずなのですが飛騨側から湧いている
雲に隠されて見ることが出来ません。
左手を見ると大天井岳の山腹に槍の穂先が大きな三角形の
影を落としています。
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今いる場所がこの三角形の陰の一番先端にいるのだと思うと
嬉しくなります。
山頂は風もなく飛騨側の雲が静かに山腹を湧き上がってきます。
しかし、長野側に流れることなく、天空へ消えていきます。
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それを、ジーッと見ていると、少しずつ長野側から風が吹き出し
岐阜側の雲を押しのけていきます。
穂高連峰の山頂部が少しずつ顔を出してくれます。
もう少し、もう少しと願っていると奥穂高岳から北穂高岳などの
姿が見えてきます。
とうとう穂高連峰が顔を出してくれました。
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前穂高岳からジャンダルムも見えています。
雲が晴れて穂高連峰の姿も見ることが出来るという幸運にも
恵まれたので、満足して山を下ります。
20分ほどで槍ヶ岳山荘へ戻ってきます。
長かった今日一日の登山もこれで終わりです。
部屋に荷物を移し食堂へ急ぎます。
食堂は閑散としておりほとんどに人が食事を終えています。
入り口近くのテーブルに用意された食事を食べます。
盛岡のおじさんがワインを買ってきて振る舞ってくれます。
3人で登頂記念の乾杯をします。
今日一日の辛さが吹き飛ぶような山頂でした。
話に花が咲き、ついつい話し込んでしまいました。
小屋の人からそろそろ片づけてもいいですかと言われ
テーブルから腰を上げます。
ワインの酔いもあり、とても幸せな気分で一杯です。