昨夜は毛布を借りて掛けて寝たので暖かく、ぐっすり寝ることが出来た。
朝食は、ネトラさんの妹さんが作ってくれたパンケーキにミルクティー、パンケーキには自家製のハチミツをつけて食べる。
大きくなパンケーキだったので食べ切れなかと思ったが、せっかく作ってくれたのだから頑張って食べる。美味しかった。
さて、一宿一飯のお礼をしなければと考えて、結局、お世話になった妹さんにはレーズンとチューブ入りのコンデンスミルク、お父さんにはフリースのベストを置いていくことにする。
手持品の物からなので大した物はない。
でも、これも気持ちだからと思い、差し上げることとした。
妹さんは喜んでくれた。
8:30分、ネトラさんの実家を出発する。
ここからは山肌をトラバースする道を歩いてガンドルクへ向かう。
30分ほどでコムロンダンダへ着く。
ここは、タダパニから歩いてくる道との合流点となっている。
目の前にマチャプチャレが姿を見せている。
独特の形の岩峰で、ほれぼれする姿だ。
コムロンダンダは宿が2軒、道を挟んで両側にある。
ネトラさんはここでも挨拶に忙しい。
私は、目の前に見えるマチュプチャレの姿に見ほれ、ベンチに座ってただただ見つめていた。
ここからガンドルクの町が見えている。
今日もほんの散歩ぐらいの行程しか歩かない。
時間はタップリある。
それでも風がでてくると肌寒くなってきたので出発することにした。
目の前に見えるガンドルクに向かって石畳の道をゆっくりと下っていく。
途中で、ガンドルクから登ってくるトレッカーがいるので挨拶しながら歩いていく。
10:05分、ガンドルクの町を通り抜けホテルサクラに到着。
今日はここが宿となる。
ホテルサクラの全景
今日は早く宿に着いたし、天気もいいので洗濯をする。
洗濯物をテラスの物干しに掛けて部屋のドアを開けてゆっくりしていると、部屋の外を通る男性から「日本の方ですか?」と声がかかる。
「そうですが」と返事をすると、アマルさんというネパール人の方だった。
日本語が上手だと思い話をしていると、日本に10数年住んでいて、最近ネパールへ帰ってきたと話してくれる。
どうりで日本語が上手なのだ。
アマルさんとは、夕食の時にいろいろな話をしました。
アマルさんはこのガンドルクの出身、この地方はグルン族の人達が住んでいる。
この地で学校の先生を20年以上やっていた。
その後、香港に行ったが生活費を稼ぐために来日、最初は焼肉店に勤め、それからお菓子の工場に勤めたなどと話してくれる。
香港と中国に住んでいる子供さんを育て上げ、奥さんはイギリスに家を買ったので、今度はイギリスで一緒に暮らすとのこと。
日本での苦労話などいろいろな思いを話してくれた。
私はアマルさんの話を聞くだけになってしまったが、お互いに子供を育てた苦労など国は違っても共有する感情があり、だまって相づちを打ちながら聞いていた。
風邪を引いて声が出なくなり苦しいといっていたので、私が持っている風邪薬をあげることにする。
この薬で、少しでも症状が軽くなればいいのだが・・・
アマルさんの日本での話を幾ら聞いても、アマルさんが苦労した本当の部分は頭で理解しても、それは言葉の上だけになりそうで、ただただ聞くだけ。
下手に口を挟めば、それは、アマルさんの感情をいたずらに傷つけてしまいそうな気がして出来なかった。
でも、アマルさんを見ていると私に日本での出来事や子供達のことなどを話すことで、何か自分自身の心の重荷が融けていくようで、表情がドンドン明るくなっていく。
私も、ネパールのこんな場所で、お互いに感情のやりとりが出来る人と話すことが出来るとは思わなかった。
私にとっても、「一期一会」という言葉がよぎるような時間を過ごす事が出来た。
アマルさん、私こそ感謝、感謝です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今日の行動
8:30分 メラチェにあるネトラさんの実家を出発
9:00分 コットダンダ着
10:05分 ガンドルクの宿に到着
朝食は、ネトラさんの妹さんが作ってくれたパンケーキにミルクティー、パンケーキには自家製のハチミツをつけて食べる。
大きくなパンケーキだったので食べ切れなかと思ったが、せっかく作ってくれたのだから頑張って食べる。美味しかった。
さて、一宿一飯のお礼をしなければと考えて、結局、お世話になった妹さんにはレーズンとチューブ入りのコンデンスミルク、お父さんにはフリースのベストを置いていくことにする。
手持品の物からなので大した物はない。
でも、これも気持ちだからと思い、差し上げることとした。
妹さんは喜んでくれた。
8:30分、ネトラさんの実家を出発する。
ここからは山肌をトラバースする道を歩いてガンドルクへ向かう。
30分ほどでコムロンダンダへ着く。
ここは、タダパニから歩いてくる道との合流点となっている。
目の前にマチャプチャレが姿を見せている。
独特の形の岩峰で、ほれぼれする姿だ。
コムロンダンダは宿が2軒、道を挟んで両側にある。
ネトラさんはここでも挨拶に忙しい。
私は、目の前に見えるマチュプチャレの姿に見ほれ、ベンチに座ってただただ見つめていた。
ここからガンドルクの町が見えている。
今日もほんの散歩ぐらいの行程しか歩かない。
時間はタップリある。
それでも風がでてくると肌寒くなってきたので出発することにした。
目の前に見えるガンドルクに向かって石畳の道をゆっくりと下っていく。
途中で、ガンドルクから登ってくるトレッカーがいるので挨拶しながら歩いていく。
10:05分、ガンドルクの町を通り抜けホテルサクラに到着。
今日はここが宿となる。
ホテルサクラの全景
今日は早く宿に着いたし、天気もいいので洗濯をする。
洗濯物をテラスの物干しに掛けて部屋のドアを開けてゆっくりしていると、部屋の外を通る男性から「日本の方ですか?」と声がかかる。
「そうですが」と返事をすると、アマルさんというネパール人の方だった。
日本語が上手だと思い話をしていると、日本に10数年住んでいて、最近ネパールへ帰ってきたと話してくれる。
どうりで日本語が上手なのだ。
アマルさんとは、夕食の時にいろいろな話をしました。
アマルさんはこのガンドルクの出身、この地方はグルン族の人達が住んでいる。
この地で学校の先生を20年以上やっていた。
その後、香港に行ったが生活費を稼ぐために来日、最初は焼肉店に勤め、それからお菓子の工場に勤めたなどと話してくれる。
香港と中国に住んでいる子供さんを育て上げ、奥さんはイギリスに家を買ったので、今度はイギリスで一緒に暮らすとのこと。
日本での苦労話などいろいろな思いを話してくれた。
私はアマルさんの話を聞くだけになってしまったが、お互いに子供を育てた苦労など国は違っても共有する感情があり、だまって相づちを打ちながら聞いていた。
風邪を引いて声が出なくなり苦しいといっていたので、私が持っている風邪薬をあげることにする。
この薬で、少しでも症状が軽くなればいいのだが・・・
アマルさんの日本での話を幾ら聞いても、アマルさんが苦労した本当の部分は頭で理解しても、それは言葉の上だけになりそうで、ただただ聞くだけ。
下手に口を挟めば、それは、アマルさんの感情をいたずらに傷つけてしまいそうな気がして出来なかった。
でも、アマルさんを見ていると私に日本での出来事や子供達のことなどを話すことで、何か自分自身の心の重荷が融けていくようで、表情がドンドン明るくなっていく。
私も、ネパールのこんな場所で、お互いに感情のやりとりが出来る人と話すことが出来るとは思わなかった。
私にとっても、「一期一会」という言葉がよぎるような時間を過ごす事が出来た。
アマルさん、私こそ感謝、感謝です。
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今日の行動
8:30分 メラチェにあるネトラさんの実家を出発
9:00分 コットダンダ着
10:05分 ガンドルクの宿に到着