ゴールデンウィーク後半は南日高にあるトヨニ岳(1,493m)へ行きました。
5月3日の午後札幌を発ち、天馬街道にある道路情報センターを目指します。
この情報センターには広い駐車場とトイレがあります。
ここで前泊してトヨニ岳を目指すというのが今回の計画です。
道路情報センターに着くと駐車場に数台の車が止まっています。
トイレの中へはいると入り口の中に寝袋を開いて泊まる準備をしている人が数人います。
ここは暖房が入っており暖かいのです。
私は駐車場脇の芝生にテントを立てるつもりでしたが外は冷たい風が吹き寒いので車中泊に切り替えました。
5月4日、朝、目を覚ますと曇り空です。
でも上空は明るいので登山準備をしてトヨニ岳の登山口となる野塚トンネルの十勝川入り口へ向かいます。
先客の車が3台止まっています。
雪の状態を見ると2週間前よりは大分少なくなっていますが、尾根を登ることは出来そうです。
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駐車している車のフロントガラスにうっすらと霜が付いています。
5時40分、準備が整ったので出発します。
まずは渡渉をしなければなりません。
沢が開いているので慎重に渡渉点を探します。
幸いに駐車場の直ぐ裏にいい場所がありました。
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この渡渉がうまくいくか心配していたので、まずはホット一息です。
しかし、ここから稜線に出るまでは急登が続きます。
雪の状態は、表面が少し固いのですがその中はサクサクの状態です。
深く蹴り込むとこの固い表面の雪を突き破り膝まで埋まってしまいます。
足を取られながら辛抱の登りが続きます。
登るにしたがって空が明るく感じるのが唯一の楽しみです。
稜線に近づくにしたがって小雪がチラチラしてきます。
でも、風が全くないのがすくいです。
7時35分、約2時間かかってやっと稜線です。
視界は2百~3百メートルといったところでしょうか。
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野塚岳方面はこんな具合です。
この稜線を2週間前に歩いてきました。
今日はここから反対方向に向かって歩きます。
かなり少なくなった雪を繋ぎながら稜線を歩きます。
時々風が吹いてきますが、それほど強くないので先へ進みます。
コブを越えたところで前方に緑色のテントが見えてきます。
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「こんにちは!」と声を掛けると「だれですか?」と返ってきます。
テントから顔を出した人は私と同年代の男性でした。
2人で昨日ここまで登ってきたと話してくれます。
「昨日は登る時に足を取られて参りました」などと話してくれます。
「今日はどうするのですか?」と聞きますとこの天気なので下山しようかと思っていますが、お酒がまだ残っているのでもう少し様子を見ます。」といいます。
私は、「もう少し先まで行ってみます。」といって別れます。
ここからも小さなコブを幾つか越えて歩きますが、なにせ、視界がドンドン利かなくなってきます。
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雪庇の上を歩きますが、それでも時々足を取られて膝まで沈んでしまいます。
また、狭い岩稜となっているところもあり、そんなところはハイ松の上を慎重に歩きます。
少しずつ風が強くなり雪も強く降ってきます。
吹雪模様になってきたので引き返すことにします。
この先の稜線です。
8時20分、ここから引き返したのですが、次第に風雪が強くなり左の頬が冷たくなってきます。
左の眉毛に吹き付ける雪が凍り付きつららができます。
先ほどのテントの横を通るときに「吹雪になってきたので、先に降ります。」と声を掛けます。
稜線は先ほど歩いた足跡が雪で隠れています。
視界も利かなくなってきているので慎重に足元を確認しながら歩きます。
9時15分、尾根を上ってきた地点人にたどり着きます。
ここからは駐車場に向かって降るだけです。
稜線から少し下ると風が一気に収まります。
ここで一息ついて、飲み物とチョコレートを食べます。
ここからは一気に降ります。
といっても油断すると表面の固い雪を踏み抜き膝まで埋まってしまうので転ばないようにバランスを取って降ります。
40分ほどで沢に着きます。
10時ちょうど、駐車場に戻ってきました。
やれやれ、こんなに吹雪くとは思っていませんでした。
駐車場の車に2~3センチの雪が積もっています。
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道路の路面も白くなっています。
私の車は夏タイヤに交換してありますので、雪の路面だとスリップしてしまいます。
道路を行く見るとまだシャーベット状の雪ですので、気を付けて走れば大丈夫でしょう。
しかし、トンネルを抜けて日高側に出ると道路に雪は積もっていません。
ホッとして一路札幌を目指して帰路につきます。
今回のログ
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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ゴールデンウィークに雪が降る!
北海道では珍しいことではありません。
最近は暖冬といえ、後ルーデンウィーク明けまで油断は出来ません。
石北峠や日勝峠など峠越えをする場合には冬タイヤを替えません。
早朝や深夜などに走行する場合、路面の水が凍っている場合もあります。
今年のゴールデンウィークは天候が悪いせいもあり成果のある登山が出来ませんでした。
残雪期のシーズンも終わってしまいます。
でも、今月中に芦別岳の本谷を登る予定です。
晴天になればいいな~ぁ!
5月3日の午後札幌を発ち、天馬街道にある道路情報センターを目指します。
この情報センターには広い駐車場とトイレがあります。
ここで前泊してトヨニ岳を目指すというのが今回の計画です。
道路情報センターに着くと駐車場に数台の車が止まっています。
トイレの中へはいると入り口の中に寝袋を開いて泊まる準備をしている人が数人います。
ここは暖房が入っており暖かいのです。
私は駐車場脇の芝生にテントを立てるつもりでしたが外は冷たい風が吹き寒いので車中泊に切り替えました。
5月4日、朝、目を覚ますと曇り空です。
でも上空は明るいので登山準備をしてトヨニ岳の登山口となる野塚トンネルの十勝川入り口へ向かいます。
先客の車が3台止まっています。
雪の状態を見ると2週間前よりは大分少なくなっていますが、尾根を登ることは出来そうです。
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駐車している車のフロントガラスにうっすらと霜が付いています。
5時40分、準備が整ったので出発します。
まずは渡渉をしなければなりません。
沢が開いているので慎重に渡渉点を探します。
幸いに駐車場の直ぐ裏にいい場所がありました。
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この渡渉がうまくいくか心配していたので、まずはホット一息です。
しかし、ここから稜線に出るまでは急登が続きます。
雪の状態は、表面が少し固いのですがその中はサクサクの状態です。
深く蹴り込むとこの固い表面の雪を突き破り膝まで埋まってしまいます。
足を取られながら辛抱の登りが続きます。
登るにしたがって空が明るく感じるのが唯一の楽しみです。
稜線に近づくにしたがって小雪がチラチラしてきます。
でも、風が全くないのがすくいです。
7時35分、約2時間かかってやっと稜線です。
視界は2百~3百メートルといったところでしょうか。
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野塚岳方面はこんな具合です。
この稜線を2週間前に歩いてきました。
今日はここから反対方向に向かって歩きます。
かなり少なくなった雪を繋ぎながら稜線を歩きます。
時々風が吹いてきますが、それほど強くないので先へ進みます。
コブを越えたところで前方に緑色のテントが見えてきます。
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「こんにちは!」と声を掛けると「だれですか?」と返ってきます。
テントから顔を出した人は私と同年代の男性でした。
2人で昨日ここまで登ってきたと話してくれます。
「昨日は登る時に足を取られて参りました」などと話してくれます。
「今日はどうするのですか?」と聞きますとこの天気なので下山しようかと思っていますが、お酒がまだ残っているのでもう少し様子を見ます。」といいます。
私は、「もう少し先まで行ってみます。」といって別れます。
ここからも小さなコブを幾つか越えて歩きますが、なにせ、視界がドンドン利かなくなってきます。
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雪庇の上を歩きますが、それでも時々足を取られて膝まで沈んでしまいます。
また、狭い岩稜となっているところもあり、そんなところはハイ松の上を慎重に歩きます。
少しずつ風が強くなり雪も強く降ってきます。
吹雪模様になってきたので引き返すことにします。
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この先の稜線です。
8時20分、ここから引き返したのですが、次第に風雪が強くなり左の頬が冷たくなってきます。
左の眉毛に吹き付ける雪が凍り付きつららができます。
先ほどのテントの横を通るときに「吹雪になってきたので、先に降ります。」と声を掛けます。
稜線は先ほど歩いた足跡が雪で隠れています。
視界も利かなくなってきているので慎重に足元を確認しながら歩きます。
9時15分、尾根を上ってきた地点人にたどり着きます。
ここからは駐車場に向かって降るだけです。
稜線から少し下ると風が一気に収まります。
ここで一息ついて、飲み物とチョコレートを食べます。
ここからは一気に降ります。
といっても油断すると表面の固い雪を踏み抜き膝まで埋まってしまうので転ばないようにバランスを取って降ります。
40分ほどで沢に着きます。
10時ちょうど、駐車場に戻ってきました。
やれやれ、こんなに吹雪くとは思っていませんでした。
駐車場の車に2~3センチの雪が積もっています。
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道路の路面も白くなっています。
私の車は夏タイヤに交換してありますので、雪の路面だとスリップしてしまいます。
道路を行く見るとまだシャーベット状の雪ですので、気を付けて走れば大丈夫でしょう。
しかし、トンネルを抜けて日高側に出ると道路に雪は積もっていません。
ホッとして一路札幌を目指して帰路につきます。
今回のログ
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ゴールデンウィークに雪が降る!
北海道では珍しいことではありません。
最近は暖冬といえ、後ルーデンウィーク明けまで油断は出来ません。
石北峠や日勝峠など峠越えをする場合には冬タイヤを替えません。
早朝や深夜などに走行する場合、路面の水が凍っている場合もあります。
今年のゴールデンウィークは天候が悪いせいもあり成果のある登山が出来ませんでした。
残雪期のシーズンも終わってしまいます。
でも、今月中に芦別岳の本谷を登る予定です。
晴天になればいいな~ぁ!