2月4日 今日はイグルー制作を見に行きました。
イグルーは、イヌイットの人達が冬の住居として作っていたものです。
北海道では、早くから北大の山岳部などが冬山の登山に有効活用して日高などで絶大な効果を上げていました。
この当時のテントは綿の布地を使っていたため濡れると凍り付き重量が増えて大変なことになったのです。
そこで、冬山登山にイグルーを使う方法を編み出して活用していました。
イグルーは、スコップとノコギリがあれば3~4人でも2時間ほどで作ることが出来ます。
私は、雪洞を掘って冬山を登ったことがありますが、イグルーを作ったことはありません。
雪洞は雪庇などのようにタップリの深さがある雪が積もった所でなければ出来ません。
しかし、イグルーは雪のブロックを積み上げるため、それほど深い雪が積もっていない所でも作成できるという利点があります。
今日は、秀岳荘白石店の裏にある駐車場が作成会場です。
作成するのは、日本山岳会北海道支部の方々です。
午後1時からだというのでその時間に合わせて会場へ行きましたが、そこにはほんの数人しかいないのです。
私は、作る過程を写真に写そうと思っていたのですが、これではそういうわけにもいきません。
人数が少ないのでブロックの切り出しをお手伝いすることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/67/9cd7f6247ccbed8c625a8eb162d6a9e3.jpg)
まず、1段目を積みます。約15~6個でしょうか。
1段目を積む前に大きさの目安となる円を描きます。
この円はストックを使って描きます。
ストックの長さは1メートルほどですので、約2メートル強の円が描かれます。
この大きさで4~5人が使える大きさになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/2b/4003428c57da2a3945df99b1ba912de0.jpg)
2段目が積み終わったところです。
さらに、ドンドン積み上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/2c/0cb1f5048bbcd6835f0af4f1de0ee10c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/da/b98687974dba01874607c8b2982d4da4.jpg)
このぐらいの高さになるとブロックを持ち上げるのも大変です。
この高さから内側へブロックをせり出すように積み上げ、開口部を小さくしていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/82/856b1cea9d6232f97d9bbe7d1c76cce2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/13/a22ad0d2be10606e516c8959d999a18d.jpg)
内側から見るとこんな感じになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/bf/034fd154506ebf440c9d798601f4d6c8.jpg)
外から見るとそんなに変わらないのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c3/e022793a3d15d7ce7af1df6fbec3b617.jpg)
最後の1段を残したところです。
青空が小さくなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ae/7edf860f0290c05b6de788d42f8f151f.jpg)
最上部を塞いだところです。
あとはブロックの隙間に雪を詰めて防ぎます。
さらに、内側に突き出ているブロックの角を削ります。
この作業を丁寧にやっておかないとイグルーの中で火を使い融けた雪が滴となって落ちてきます。
それを防ぐためにブロックの角を削るのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/a4/f98dd78a0117d7e2222cee74ff418d20.jpg)
完成です!
ここまでの作業に要した時間は、約2時間です。
これを山で行うには、まずブロックに適した固い雪を捜す必要があります。
それがなければ踏み固めてしばらく時間をおかないと作業に移ることが出来ません。
私は、このイグルーを作る技術があれば雪洞を掘るのに雪が少ない場所でも、雪洞にイグルーを組み合わせてテント代わりに出来るのではないかと考えています。
一度、制作を体験しておけば、応用することが可能です。
大人の雪遊びのような時間でしたが、貴重な技術を学ぶことが出来ました。
イグルーは、イヌイットの人達が冬の住居として作っていたものです。
北海道では、早くから北大の山岳部などが冬山の登山に有効活用して日高などで絶大な効果を上げていました。
この当時のテントは綿の布地を使っていたため濡れると凍り付き重量が増えて大変なことになったのです。
そこで、冬山登山にイグルーを使う方法を編み出して活用していました。
イグルーは、スコップとノコギリがあれば3~4人でも2時間ほどで作ることが出来ます。
私は、雪洞を掘って冬山を登ったことがありますが、イグルーを作ったことはありません。
雪洞は雪庇などのようにタップリの深さがある雪が積もった所でなければ出来ません。
しかし、イグルーは雪のブロックを積み上げるため、それほど深い雪が積もっていない所でも作成できるという利点があります。
今日は、秀岳荘白石店の裏にある駐車場が作成会場です。
作成するのは、日本山岳会北海道支部の方々です。
午後1時からだというのでその時間に合わせて会場へ行きましたが、そこにはほんの数人しかいないのです。
私は、作る過程を写真に写そうと思っていたのですが、これではそういうわけにもいきません。
人数が少ないのでブロックの切り出しをお手伝いすることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/67/9cd7f6247ccbed8c625a8eb162d6a9e3.jpg)
まず、1段目を積みます。約15~6個でしょうか。
1段目を積む前に大きさの目安となる円を描きます。
この円はストックを使って描きます。
ストックの長さは1メートルほどですので、約2メートル強の円が描かれます。
この大きさで4~5人が使える大きさになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/2b/4003428c57da2a3945df99b1ba912de0.jpg)
2段目が積み終わったところです。
さらに、ドンドン積み上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/2c/0cb1f5048bbcd6835f0af4f1de0ee10c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/da/b98687974dba01874607c8b2982d4da4.jpg)
このぐらいの高さになるとブロックを持ち上げるのも大変です。
この高さから内側へブロックをせり出すように積み上げ、開口部を小さくしていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/82/856b1cea9d6232f97d9bbe7d1c76cce2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/13/a22ad0d2be10606e516c8959d999a18d.jpg)
内側から見るとこんな感じになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/bf/034fd154506ebf440c9d798601f4d6c8.jpg)
外から見るとそんなに変わらないのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/c3/e022793a3d15d7ce7af1df6fbec3b617.jpg)
最後の1段を残したところです。
青空が小さくなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ae/7edf860f0290c05b6de788d42f8f151f.jpg)
最上部を塞いだところです。
あとはブロックの隙間に雪を詰めて防ぎます。
さらに、内側に突き出ているブロックの角を削ります。
この作業を丁寧にやっておかないとイグルーの中で火を使い融けた雪が滴となって落ちてきます。
それを防ぐためにブロックの角を削るのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/a4/f98dd78a0117d7e2222cee74ff418d20.jpg)
完成です!
ここまでの作業に要した時間は、約2時間です。
これを山で行うには、まずブロックに適した固い雪を捜す必要があります。
それがなければ踏み固めてしばらく時間をおかないと作業に移ることが出来ません。
私は、このイグルーを作る技術があれば雪洞を掘るのに雪が少ない場所でも、雪洞にイグルーを組み合わせてテント代わりに出来るのではないかと考えています。
一度、制作を体験しておけば、応用することが可能です。
大人の雪遊びのような時間でしたが、貴重な技術を学ぶことが出来ました。