奥手稲小屋に1泊してきました。
この山行は東京から来るIsさんのために企画したものです。
Isさんが所用で札幌に来ることになり、せっかく冬の札幌まで行くのだからどこかの山小屋で1泊したいとの話がMOcoさんに来ました。
私はmocoさんからのお誘いで参加することになりました。
以前、この3人で風不死岳にある楓沢を目指したことがあります。
この時は、地図読みがいい加減だったために目的の楓沢を降ることが出来なかったのです。
今回は、きっちり小屋泊まりと奥手稲山の山頂を踏ませてやりたいと思っていました。
3月24日(木曜日)
朝、遅い時間ですが奥手稲山の登山口に11時過ぎに集合します。
3月下旬なのに、前日に降った雪が30センチほど積もっています。
今回は、Isさんがスキーを使えないのでスノーシューと輪カンで歩きます。
私は、輪カンを使いましたが、積雪がスネほどの深さがあり歩くのに難儀しそうでした。
幸いにトレースがありましたのでそれを使わせてもらいます。
この時期にしては軽い粉雪が積もっています。
Isさんの装備は、ほとんどmocoさんからの借り物です。
小雪がチラチラする中、10:45分、スタートします。
まずは林道を歩きますが、スキーでのトレースがあるので何とか歩けます。
トレースを忠実にたどりますが、2人ほどが先行しているようです。
Isさんの足取りは着実で私達に遅れないで付いてきます。
何回か休憩を取りながら歩きますが、時々晴れ間が出たかと思うと小雪がちらついてきます。
3時間ほどかかって、やっと、奥手稲の小屋に到着です。
先行していたのは、北大ワンゲル部の男女2名の方達でした。
すでにストーブに火を付けてくれていたのですが、なかなかストーブが暖まってきません。
このストーブは石炭ですので、mocoさんが石炭を多めに投げ入れるとやっと火が大きくなってきました。
昔、高校の教室にあったような鋳物製の大きなストーブです。
この小屋の流しです。
この小屋は、小屋の中に沢水が引きいられているので自由に使えます。
また、トイレ(ボットントイレです。)も完備されています。
この小屋は、北大ワンゲル部が管理しています。
石炭は、ワンゲル部の部員が秋に人力で運んでいるということです。
石炭ストーブが燃え出すと身体も温まり、mocoさんの料理で今夜は煮込みジンギスカンを食べます。
お酒を飲みながら楽しい時間を過ごします。
小屋泊まりは、この夕食とお酒なしでは過ごせませんね。
この小屋は3階建てとなっています。
わたしたちは2階に寝ることにします。
3月25日(金曜日)
朝、目を覚まして外の様子をうかがうとどんよりした曇り空で時折小雪が降っています。
朝食を済ませて外へ出ます。
あまり雪が深いようなら山頂はあきらめて下山するつもりでしたが、幸いに昨夜の積雪は5センチほどです。
これなら何とか山頂まで行けるかと思い、ラッセルを覚悟して山頂を目指します。
外観は木造の雰囲気のある山小屋です。
小屋の横にある松の木に鐘が備え付けられていました。
雪の深さは膝ほどありますが、何とかラッセルできる深さです。
小雪がチラチラしており視界はあまりありません。
まずは水平を維持しながら右手の斜面をトラバースします。
そこから磁石を切って山頂を目指します。
夏道ですと30分ほどで山頂へ着くはずですが、1時間を超えても山頂へ着きません。
方向に間違いがあるか時々GPSを確認しながらラッセルを続けます。
1時間30分ほどかかって、やっと山頂に来ることが出来ました。
この標識を見ることが出来て、正直、ホッとしました。
この山頂からは、晴れていると日本海が望めるのですが、今日の天気では望みは叶いません。
それでも、喜んでくれるIsさんです。
彼女の笑顔を見るとここまでラッセルした辛さも忘れてしまいます。
粉雪の中に大の字に背中から倒れて雪の感触を味わうIsさん。
今回は、彼女が楽しく雪山を歩き泊まってもらうのが目的でしたので、その目的は充分達成できたようです。
さあ、天気が今ひとつですのでそうそうに下山します。
ここからは、適当に尾根を歩き、左手の沢へ降り、前日のトレースを歩く予定です。
登りでは苦労したラッセルですが、下りとなると足裁きが楽になります。
ドンドン降って、前日のトレースに合流。
ここからのmocoさんは早かった!
ドンドン離されるのです。
私は平地を歩くスピードはそれほど速くないのです。
山頂から2時間で駐車場まで戻ってきました。
しかし、ここでもう一つ仕事が待っていました。
雪に埋まった車を道路まで出すのに一苦労です。
それを何とか終えたところにワンゲルの2人がやってきます。
彼らの車は一番奥に止まっているのでこの車を道路まで出すのを手伝います。
40分ほど雪と格闘して、やっと、道路まで車を出すことが出来ました。
さあ、つぎは登山後の温泉です。
この温泉もIsさんの楽しみにしているものです。
朝里温泉の武蔵亭で温泉に入り、体を温めます。
この2日間、久しぶりに輪カンでのラッセルでしたが気持ちよく歩けました。
たまには、こんな山もいいですね!
この山行は東京から来るIsさんのために企画したものです。
Isさんが所用で札幌に来ることになり、せっかく冬の札幌まで行くのだからどこかの山小屋で1泊したいとの話がMOcoさんに来ました。
私はmocoさんからのお誘いで参加することになりました。
以前、この3人で風不死岳にある楓沢を目指したことがあります。
この時は、地図読みがいい加減だったために目的の楓沢を降ることが出来なかったのです。
今回は、きっちり小屋泊まりと奥手稲山の山頂を踏ませてやりたいと思っていました。
3月24日(木曜日)
朝、遅い時間ですが奥手稲山の登山口に11時過ぎに集合します。
3月下旬なのに、前日に降った雪が30センチほど積もっています。
今回は、Isさんがスキーを使えないのでスノーシューと輪カンで歩きます。
私は、輪カンを使いましたが、積雪がスネほどの深さがあり歩くのに難儀しそうでした。
幸いにトレースがありましたのでそれを使わせてもらいます。
この時期にしては軽い粉雪が積もっています。
Isさんの装備は、ほとんどmocoさんからの借り物です。
小雪がチラチラする中、10:45分、スタートします。
まずは林道を歩きますが、スキーでのトレースがあるので何とか歩けます。
トレースを忠実にたどりますが、2人ほどが先行しているようです。
Isさんの足取りは着実で私達に遅れないで付いてきます。
何回か休憩を取りながら歩きますが、時々晴れ間が出たかと思うと小雪がちらついてきます。
3時間ほどかかって、やっと、奥手稲の小屋に到着です。
先行していたのは、北大ワンゲル部の男女2名の方達でした。
すでにストーブに火を付けてくれていたのですが、なかなかストーブが暖まってきません。
このストーブは石炭ですので、mocoさんが石炭を多めに投げ入れるとやっと火が大きくなってきました。
昔、高校の教室にあったような鋳物製の大きなストーブです。
この小屋の流しです。
この小屋は、小屋の中に沢水が引きいられているので自由に使えます。
また、トイレ(ボットントイレです。)も完備されています。
この小屋は、北大ワンゲル部が管理しています。
石炭は、ワンゲル部の部員が秋に人力で運んでいるということです。
石炭ストーブが燃え出すと身体も温まり、mocoさんの料理で今夜は煮込みジンギスカンを食べます。
お酒を飲みながら楽しい時間を過ごします。
小屋泊まりは、この夕食とお酒なしでは過ごせませんね。
この小屋は3階建てとなっています。
わたしたちは2階に寝ることにします。
3月25日(金曜日)
朝、目を覚まして外の様子をうかがうとどんよりした曇り空で時折小雪が降っています。
朝食を済ませて外へ出ます。
あまり雪が深いようなら山頂はあきらめて下山するつもりでしたが、幸いに昨夜の積雪は5センチほどです。
これなら何とか山頂まで行けるかと思い、ラッセルを覚悟して山頂を目指します。
外観は木造の雰囲気のある山小屋です。
小屋の横にある松の木に鐘が備え付けられていました。
雪の深さは膝ほどありますが、何とかラッセルできる深さです。
小雪がチラチラしており視界はあまりありません。
まずは水平を維持しながら右手の斜面をトラバースします。
そこから磁石を切って山頂を目指します。
夏道ですと30分ほどで山頂へ着くはずですが、1時間を超えても山頂へ着きません。
方向に間違いがあるか時々GPSを確認しながらラッセルを続けます。
1時間30分ほどかかって、やっと山頂に来ることが出来ました。
この標識を見ることが出来て、正直、ホッとしました。
この山頂からは、晴れていると日本海が望めるのですが、今日の天気では望みは叶いません。
それでも、喜んでくれるIsさんです。
彼女の笑顔を見るとここまでラッセルした辛さも忘れてしまいます。
粉雪の中に大の字に背中から倒れて雪の感触を味わうIsさん。
今回は、彼女が楽しく雪山を歩き泊まってもらうのが目的でしたので、その目的は充分達成できたようです。
さあ、天気が今ひとつですのでそうそうに下山します。
ここからは、適当に尾根を歩き、左手の沢へ降り、前日のトレースを歩く予定です。
登りでは苦労したラッセルですが、下りとなると足裁きが楽になります。
ドンドン降って、前日のトレースに合流。
ここからのmocoさんは早かった!
ドンドン離されるのです。
私は平地を歩くスピードはそれほど速くないのです。
山頂から2時間で駐車場まで戻ってきました。
しかし、ここでもう一つ仕事が待っていました。
雪に埋まった車を道路まで出すのに一苦労です。
それを何とか終えたところにワンゲルの2人がやってきます。
彼らの車は一番奥に止まっているのでこの車を道路まで出すのを手伝います。
40分ほど雪と格闘して、やっと、道路まで車を出すことが出来ました。
さあ、つぎは登山後の温泉です。
この温泉もIsさんの楽しみにしているものです。
朝里温泉の武蔵亭で温泉に入り、体を温めます。
この2日間、久しぶりに輪カンでのラッセルでしたが気持ちよく歩けました。
たまには、こんな山もいいですね!
GWは変な気圧配置で思ったよりいい天気にならず、山はイマイチだったようですね。
でも、ザックは1泊装備でしたのでそれなりの重さがありました。
久し振りに重い荷物を背負っての山行でした。