井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

朝里峠から手稲山まで歩く!2日目

2015-02-23 09:59:24 | 札幌近郊の山
 2月18日

 今日は手稲山から銭函峠に向かって歩きます。
昨日とは逆方から歩くことになります。
なぜ逆方向から歩くかといいますと、今回の目的は稜線歩きにあるので手稲山までリフトを使って登るためです。
ちょっと安直な方法ですが、銭函峠まで桂岡の登山口から歩いて登ると2時間はかかってしまいます。
それが手稲山でリフトを使うと10分足らずで山頂まで上がれるのです。
時間短縮には最適です。

 車を桂岡の下山ポイントにデポして手稲山の旧ハイランドの駐車場から出発します。
リフトは午前9時から運行を始めます。
最前列には外国人の方々が並んで待っています。

 9時リフトの運行が始まります。
山頂の降り場からツボ足で旧ロープウェイの駅に向かいます。
その横からスタートしますが最初は手稲山の山頂部の下を降ります。
   
   ロープウェイの横の斜面にいるのは外国人ばかりでした。
   皆さんバックカントリースキーにボーダーさん達です。
 友達に聞くとこの場所はさっぽろオリンピックの時に男子回転コースに使われていた斜面だということです。
今は手入れもなされずに忘れ去られた存在の斜面となっています。

 ここからカリカリにクラストした斜面をトラバース気味に降るのですが、右手の斜面は40度近くはあろうかという斜面です。
転んだりするとどこまで滑り落ちるか分かりません。
緊張しながら慎重にトラバースを続けます。

   
   後ろを振り返ると大きな岩の上に中継塔が船のマストのように立っています。

 ここからまだ降るのでシールを付けずに滑ります。
堅くクラストした雪面が続きます。
この辺りは通称パチンコ尾根と呼ばれているようです。

   
   30分ほど滑ると手稲山の山頂が少し遠くなっています。

 さて、目の前に急な斜面が見えてきました。
ここでシールを付けます。
左手は堅くクラストした斜面ですが、右手の斜面はいくらか柔らかそうなのでそちらを選択して登ります。
ここを登ると961mのコブ山に着きます。
このコブ山から広い斜面を降ると奥手稲小屋に行くことができます。
定山渓側から登るより楽しいと思いますが、歩く人はほとんどいないですね。

 ここまで慎重に滑ったり登ったりして手稲山から1時間ほどで到着です。
天気は曇り空ですが視界はあります。
ここで休憩を取ってゆっくり地図を見ます。

 ここからのルートは右手に急に切れ込んでいる尾根を外さないように歩けばいいので気持ちは楽です。
休憩後は軽くクラストした斜面をドンドン歩きます。
一旦降って登り返すとそこは奥手稲山の山頂です。
11:15分に到着です。

   
   奥手稲の山頂には確か山頂の標識があったはずだと思いキョロキョロ探したのですが見あたりません。
よくよく見ると雪に埋まっていました。
積雪の深さが分からず上ばかり見て探していました。
これでは見つかるはずがありませんね。

 ここから銭函峠までいくつか緩い登り返しがありますが難しいものはありません。
森に中を快調に歩いたり滑ったりします。

   

 目の前に春香山が見えてくると銭函峠はもうすぐです。

 12:40分、どうやら銭函峠に到着です。
ここからは昨日降ったルートを同じように滑り降りるだけです。
簡単に考えていたのですが、これが大間違いでした。

 林道を滑り降りるのですが、堅くクラストしたままで、さらに、私達が滑り降りたシュプールの後がそのまま残っています。
スキーを曲げようとしますがうまく操作できません。
おまけにスキーが雪面に刺さってしまうのです。
4~5回は転んだでしょうか?

それでも、1時間もかからずに桂岡に到着です。
やあ、やあ、降りは大変でしたが、何とか滑り降りることができました。
これで2日間掛けて朝里峠から手稲山までを無事に歩き通すことができました。

   
    これが2日目のログです。(クリックすると大きくなります。)

 この日の核心部はパチンコ尾根でした。





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