今年は羊年です。
というわけではないのですが、今年7回目となる羊蹄山に登ってきました。
6月は風邪を引いて体調が万全でなかったことに加え、後半は天候も不順な日が続いていました。
7月に入り、やっと、天候が回復してきましたので体調回復の具合を確かめるべく羊蹄山に登ることにしました。
今回は9合目にある避難小屋に1泊するのが目的です。
この避難小屋は老朽化した小屋に変わり2年ほど前に新しく建てられました。
老朽化した小屋の建設については、北海道庁と環境庁の間で建設費を負担したくない役所間での押し付け合いがありましたが、何とか新築に漕ぎつけることができました。
しかし、旧避難小屋に比べると建築規模が3分の1ほどとなってしまいました。
まあ、建築費のことを考えるとやむを得ないことでしょう。
今回はこの小屋に泊まってみるのが楽しみの一つでした。
私が羊蹄山の小屋に泊まったことがあるのは45年ほど前のことです。
このとき泊まった小屋は比羅夫コースにあり先々代の小屋で今は基礎しか残っていません。
まあ、大昔に泊まったことがあるだけなのです。
7月4日(土曜日)
小屋泊まりですから朝早くから登る必要はありません。
といっても、あまり遅くなるわけにはいかず、札幌を8時に発って真狩口の登山口を目指します。
10:00分、真狩口の登山口を出発します。
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登山者用の駐車場は車で一杯でした。
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登山口です。右手のポストに登山届けの用紙があります。
ここからは、林の中を登ります。
真狩コースの登山道は土の道です。
昨年登った比羅夫コースは小さな石が多く滑って登りずらかったのですが、真狩コースはそんなことがありません。
とても歩きやすい登山道です。
そんなこともあってドンドン登ります。
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合目の標識もきちんと整備されています。
この標識を目安に登ります。
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7合目の標識です。
ここまでは順調に登ってきました。
気温が高いので汗だくです。
しかし、この辺りで風が出てきました。
その風が冷たいので急に身体が冷えてきます。
汗をかいた身体ですから風が当たると冷たくなるのですが、身体に震えが来るほど冷たいのです。
我慢して登っていると体が温まってきます。
しかし、足に力を入れると太股の内側がつりそうになってしまいます。
これをだましだまし登りやっと9合目に到着です。
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ここからは、左手にトラバース気味に歩くと、ほどなく避難小屋が見えてきます。
13:40分、避難小屋に着きました。
まずは宿泊の申し込みをして一安心です。
宿泊者は協力金千円を負担します。
ちなみに、休憩での小屋利用とトイレ利用は3百円の負担をお願いしています。
小屋番の近藤さんの話では、今夜は激混みが予想されるそうです。
今のところ宿泊客は10名ほどとのことですので2階の隅に寝袋を広げて場所を確保します。
宿泊場所さえ確保してしまえばあとは小屋の外でのんびり景色を眺めるだけです。
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新しい小屋は、バイオトイレを備えています。
1階に管理人のスペースのほか土間にストーブがあり、10名ほどが泊まれます。
2階は左右に10名ほどが泊まれるので、定員は30名といったところでしょうか。
しかし、この日は私が着いた後からゾクゾク宿泊の登山者が登ってきます。
一番最後に来た人は午後7時近くなっていたでしょうか。
この時間に登ってくるとは驚きでした。
普通、登山者の鉄則は「早立ち、早到着」です。
あまり遅い時間まで行動していると、その遅い時間にもし事故などがあれば当日の救助活動が困難になってしまいます。
そんなことも気にしない登山者が増えているのでしょうか?
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目の前にニセコの山々が黒々とした姿で雲海に浮かんでいます。
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夕暮れ時の避難小屋です。
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小屋の前のテーブルは夕食を外で食べる人達で溢れています。
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午後7時を過ぎて、やっと、太陽が沈んできました。
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雲海に夕日が当たり、赤く輝きとても綺麗です。
風もない避難小屋からこの夕日が沈む光景を存分に楽しむことができました。
とてもいい時間を過ごすことができて、今回の目的は十分に達成できました。
夕日が沈むと皆さん小屋に入ります。
小屋の中は足の踏み場もないくらいビッシリ寝袋が広げられています。
自分の場所に落ち着いて一段落です。
明朝はご来光を見に行く人達が多いのですが、私はゆっくり起きて下山する予定です。
深夜3時頃になるとご来光を見に行く人達が起き出します。
小屋全体が騒がしくなりますが、私は寝袋にくるまって寝ています。
6時頃になって起きます。
外へ出ると青空が一杯に広がっています。
今日もいい天気です。
8時頃に小屋を立ちます。
まずはお鉢の縁へ向かって登ります。
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噴火湾の向こうに駒ヶ岳の姿が見えます。
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洞爺湖の湖面も見えています。
9合目からお鉢の縁まではお花畑にいろいろな花が咲いています。
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シラネアオイです。
この花は、札幌近郊なら5月に咲く花です。
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エゾウコギです。
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キバナシャクナゲです。
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ほんの数株ですが、ミヤマキンバイも咲いていました。
お鉢の縁にある砂礫地にはイワブクロが咲いていました。
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お鉢の底には雪融水が溜まって池となっています。
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来シーズンは、この壁をスキーで滑り降りるのが夢です。
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お鉢からの光景を楽しんだ後は下山するだけです。
今回は新しい避難小屋に泊まり、日本海に沈む夕日を堪能した登山でした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
さて、古い避難小屋が取り壊しもされず放置されています。
この避難小屋ができたときの新聞報道では、取り壊し費用を道庁が負担するか環境庁が
負担するか、押し付け合いがなされていると報じられていました。
この問題は未だ解決されていないようです。
古い小屋を早く撤去して跡地をテントサイトとして利用できるようにするべきです。
小屋に泊まるだけでテンとの利用ができないのは最悪です。
いうまでもなく羊蹄山は日本百名山にリストアップされており登山者が多いのは
周知の通りです。
その登山者の需要に追いつかない規模の避難小屋を建てるしかなかったのは
費用が捻出できなかったからでしょう。
老朽化して使えない建物をいつまでも放置していいはずがありません。
役所がお金を出せないならば、民間の力を借りるべきです。
寄付を募るとか、解体に要する人力をボランティアの力を利用するとか
もっと知恵を出すべきです。
そんな発想が役人にも求められる時代だということを認識すべきでしょう。
道庁でも環境庁でもかまいません。
利用者のためになる知恵を出してください!!
というわけではないのですが、今年7回目となる羊蹄山に登ってきました。
6月は風邪を引いて体調が万全でなかったことに加え、後半は天候も不順な日が続いていました。
7月に入り、やっと、天候が回復してきましたので体調回復の具合を確かめるべく羊蹄山に登ることにしました。
今回は9合目にある避難小屋に1泊するのが目的です。
この避難小屋は老朽化した小屋に変わり2年ほど前に新しく建てられました。
老朽化した小屋の建設については、北海道庁と環境庁の間で建設費を負担したくない役所間での押し付け合いがありましたが、何とか新築に漕ぎつけることができました。
しかし、旧避難小屋に比べると建築規模が3分の1ほどとなってしまいました。
まあ、建築費のことを考えるとやむを得ないことでしょう。
今回はこの小屋に泊まってみるのが楽しみの一つでした。
私が羊蹄山の小屋に泊まったことがあるのは45年ほど前のことです。
このとき泊まった小屋は比羅夫コースにあり先々代の小屋で今は基礎しか残っていません。
まあ、大昔に泊まったことがあるだけなのです。
7月4日(土曜日)
小屋泊まりですから朝早くから登る必要はありません。
といっても、あまり遅くなるわけにはいかず、札幌を8時に発って真狩口の登山口を目指します。
10:00分、真狩口の登山口を出発します。
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登山者用の駐車場は車で一杯でした。
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登山口です。右手のポストに登山届けの用紙があります。
ここからは、林の中を登ります。
真狩コースの登山道は土の道です。
昨年登った比羅夫コースは小さな石が多く滑って登りずらかったのですが、真狩コースはそんなことがありません。
とても歩きやすい登山道です。
そんなこともあってドンドン登ります。
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合目の標識もきちんと整備されています。
この標識を目安に登ります。
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7合目の標識です。
ここまでは順調に登ってきました。
気温が高いので汗だくです。
しかし、この辺りで風が出てきました。
その風が冷たいので急に身体が冷えてきます。
汗をかいた身体ですから風が当たると冷たくなるのですが、身体に震えが来るほど冷たいのです。
我慢して登っていると体が温まってきます。
しかし、足に力を入れると太股の内側がつりそうになってしまいます。
これをだましだまし登りやっと9合目に到着です。
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ここからは、左手にトラバース気味に歩くと、ほどなく避難小屋が見えてきます。
13:40分、避難小屋に着きました。
まずは宿泊の申し込みをして一安心です。
宿泊者は協力金千円を負担します。
ちなみに、休憩での小屋利用とトイレ利用は3百円の負担をお願いしています。
小屋番の近藤さんの話では、今夜は激混みが予想されるそうです。
今のところ宿泊客は10名ほどとのことですので2階の隅に寝袋を広げて場所を確保します。
宿泊場所さえ確保してしまえばあとは小屋の外でのんびり景色を眺めるだけです。
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新しい小屋は、バイオトイレを備えています。
1階に管理人のスペースのほか土間にストーブがあり、10名ほどが泊まれます。
2階は左右に10名ほどが泊まれるので、定員は30名といったところでしょうか。
しかし、この日は私が着いた後からゾクゾク宿泊の登山者が登ってきます。
一番最後に来た人は午後7時近くなっていたでしょうか。
この時間に登ってくるとは驚きでした。
普通、登山者の鉄則は「早立ち、早到着」です。
あまり遅い時間まで行動していると、その遅い時間にもし事故などがあれば当日の救助活動が困難になってしまいます。
そんなことも気にしない登山者が増えているのでしょうか?
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目の前にニセコの山々が黒々とした姿で雲海に浮かんでいます。
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夕暮れ時の避難小屋です。
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小屋の前のテーブルは夕食を外で食べる人達で溢れています。
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午後7時を過ぎて、やっと、太陽が沈んできました。
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雲海に夕日が当たり、赤く輝きとても綺麗です。
風もない避難小屋からこの夕日が沈む光景を存分に楽しむことができました。
とてもいい時間を過ごすことができて、今回の目的は十分に達成できました。
夕日が沈むと皆さん小屋に入ります。
小屋の中は足の踏み場もないくらいビッシリ寝袋が広げられています。
自分の場所に落ち着いて一段落です。
明朝はご来光を見に行く人達が多いのですが、私はゆっくり起きて下山する予定です。
深夜3時頃になるとご来光を見に行く人達が起き出します。
小屋全体が騒がしくなりますが、私は寝袋にくるまって寝ています。
6時頃になって起きます。
外へ出ると青空が一杯に広がっています。
今日もいい天気です。
8時頃に小屋を立ちます。
まずはお鉢の縁へ向かって登ります。
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噴火湾の向こうに駒ヶ岳の姿が見えます。
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洞爺湖の湖面も見えています。
9合目からお鉢の縁まではお花畑にいろいろな花が咲いています。
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シラネアオイです。
この花は、札幌近郊なら5月に咲く花です。
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エゾウコギです。
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キバナシャクナゲです。
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ほんの数株ですが、ミヤマキンバイも咲いていました。
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お鉢の縁にある砂礫地にはイワブクロが咲いていました。
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お鉢の底には雪融水が溜まって池となっています。
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来シーズンは、この壁をスキーで滑り降りるのが夢です。
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お鉢からの光景を楽しんだ後は下山するだけです。
今回は新しい避難小屋に泊まり、日本海に沈む夕日を堪能した登山でした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
さて、古い避難小屋が取り壊しもされず放置されています。
この避難小屋ができたときの新聞報道では、取り壊し費用を道庁が負担するか環境庁が
負担するか、押し付け合いがなされていると報じられていました。
この問題は未だ解決されていないようです。
古い小屋を早く撤去して跡地をテントサイトとして利用できるようにするべきです。
小屋に泊まるだけでテンとの利用ができないのは最悪です。
いうまでもなく羊蹄山は日本百名山にリストアップされており登山者が多いのは
周知の通りです。
その登山者の需要に追いつかない規模の避難小屋を建てるしかなかったのは
費用が捻出できなかったからでしょう。
老朽化して使えない建物をいつまでも放置していいはずがありません。
役所がお金を出せないならば、民間の力を借りるべきです。
寄付を募るとか、解体に要する人力をボランティアの力を利用するとか
もっと知恵を出すべきです。
そんな発想が役人にも求められる時代だということを認識すべきでしょう。
道庁でも環境庁でもかまいません。
利用者のためになる知恵を出してください!!
そして暑いんだな…。
でも、百名山はあくまで深田氏が登った山の中でのランク付けですので、この選に漏れた山でもいい山が沢山あります。
そんな山がに百名山にランクされています。
余談ですが、田中陽希さんが挑んでいるに百名山一筆書きは、昨年の百名山より数段難しい山が目白押しです。
この日はちょうどいい気温でしたよ!
クロさんと一緒だな。BSなんで見れないんです。
みいちゃんがBSを見られないようならDVDにダビングしたものを送りますね。
ちなみに、百名山の方は15分番組をダビングしました。
なんと約20時間ほどでしたのでDVD17枚にもなってしまいました。