新型コロナ感染、止まるところを知りません。センバツ中止。パンデミック宣言。感染拡大のヨーロッパが危ない。株の大暴落、そして東京オリンピックも…。どうなるんでしょうねえ。 医療体制が日本ほどしっかりしていない国はたくさんあるし、そんなところに拡大するでしょうから、先が本当に見えませんねえ。収束は、半年いや一年かかるとか言われています。それまで経済はどうなるんでしょうか。新年度はもう間近になりました…。
ということで、今回はフェレンツ・フリッチャイの演奏です。ベートーヴェンの交響曲の三回目。これまで2011年の12月に第9番と第3番を取り上げています。久々です。おそらくその頃は、フィリッチャイのCDは、なかなか入手できなかった。その後、タワーさんから「没後50周年・フェレンツ・フリッチャイの芸術」シリーズやDGからDG録音全集 第1集~管弦楽曲編(45CD)とDG録音全集 第2集~オペラ・声楽曲編(37CD+DVD)が発売され、フィリッチャイの録音をたくさん聴くことができるようになりましたね。ファンとしてはうれしい限りであります。
このフリッチャイ、1949年にベルリン市立歌劇場やRIAS響のポストを得て、1963年に逝去されるまで、本格的な活躍の時期は十年と少しなんですが、先述の二つのBOXに代表されるたくさんの録音をしています。それは驚くべき量ですねえ。そして、ベートーヴェンの交響曲も、BPOと1953年に1・8番を録音して、1961年の運命まで、6曲を録音していることは周知のとおり。2・4・6番が聴けないことは、誠に残念ですよねえ。その録音の中から、今回は交響曲第1番ハ長調作品21であります。1953年1月の録音。モノラルですが、かなり聴きやすいです。
フリッチャイの演奏は、白血病前後で変わるとよく言われます。この1番はその前。3、5、7、9番はその後の録音になります。ですので印象はかなり異なります。この1番・8番は、もう颯爽と元気一杯で、トスカニーニを思い起こさせるよう。テンポも快速で全曲21.51。トスカニーニは23.50、フルトヴェングラーのスタジオ録音は約25分ですので、まあ速い。しかし、オケからは非常に重厚な音を引き出しています。しかしこの録音の1953年は、まだフルトヴェングラーの在世中であり、BPOもカラヤン時代とは異なる重みを感じます。特に、重低音の充実が著しい。そんなところはトスカニーニの演奏を比べるとよくわかります。トスカニーニは音が非常に明るいし、まさに軽快。特に木管を中心とした朗々とした歌いはやはりお国振りかな、と思ったりしますねえ。フリッチャイは、カラヤン以前のドイツの地方色の残っているBPOの渋い響きを駆使して、快演となっています。
第1楽章、序奏から引き締まった音色。速いテンポに加え、躍動感に満ち、それに豊かな表情と、その繰り広げられる音楽に、夢中になっていく。疾走するだけではなく、それにオケの重厚な響きでの駆け抜ける音楽であり、実に心地よい。第2楽章、ここでもテンポは速いが、奏でられる音楽は、活気に満ち局面局面で異なる表情で語りかけてくれる。それよっていろんな
ということで、今回はフェレンツ・フリッチャイの演奏です。ベートーヴェンの交響曲の三回目。これまで2011年の12月に第9番と第3番を取り上げています。久々です。おそらくその頃は、フィリッチャイのCDは、なかなか入手できなかった。その後、タワーさんから「没後50周年・フェレンツ・フリッチャイの芸術」シリーズやDGからDG録音全集 第1集~管弦楽曲編(45CD)とDG録音全集 第2集~オペラ・声楽曲編(37CD+DVD)が発売され、フィリッチャイの録音をたくさん聴くことができるようになりましたね。ファンとしてはうれしい限りであります。
このフリッチャイ、1949年にベルリン市立歌劇場やRIAS響のポストを得て、1963年に逝去されるまで、本格的な活躍の時期は十年と少しなんですが、先述の二つのBOXに代表されるたくさんの録音をしています。それは驚くべき量ですねえ。そして、ベートーヴェンの交響曲も、BPOと1953年に1・8番を録音して、1961年の運命まで、6曲を録音していることは周知のとおり。2・4・6番が聴けないことは、誠に残念ですよねえ。その録音の中から、今回は交響曲第1番ハ長調作品21であります。1953年1月の録音。モノラルですが、かなり聴きやすいです。
フリッチャイの演奏は、白血病前後で変わるとよく言われます。この1番はその前。3、5、7、9番はその後の録音になります。ですので印象はかなり異なります。この1番・8番は、もう颯爽と元気一杯で、トスカニーニを思い起こさせるよう。テンポも快速で全曲21.51。トスカニーニは23.50、フルトヴェングラーのスタジオ録音は約25分ですので、まあ速い。しかし、オケからは非常に重厚な音を引き出しています。しかしこの録音の1953年は、まだフルトヴェングラーの在世中であり、BPOもカラヤン時代とは異なる重みを感じます。特に、重低音の充実が著しい。そんなところはトスカニーニの演奏を比べるとよくわかります。トスカニーニは音が非常に明るいし、まさに軽快。特に木管を中心とした朗々とした歌いはやはりお国振りかな、と思ったりしますねえ。フリッチャイは、カラヤン以前のドイツの地方色の残っているBPOの渋い響きを駆使して、快演となっています。
第1楽章、序奏から引き締まった音色。速いテンポに加え、躍動感に満ち、それに豊かな表情と、その繰り広げられる音楽に、夢中になっていく。疾走するだけではなく、それにオケの重厚な響きでの駆け抜ける音楽であり、実に心地よい。第2楽章、ここでもテンポは速いが、奏でられる音楽は、活気に満ち局面局面で異なる表情で語りかけてくれる。それよっていろんな
印象を持つことができますねえ。第3楽章スケルツォ風メヌエット。そこには優雅さはなく、豪快な曲つくり。荒削りな印象もあるが、一気呵成にいく爽快感はいいです。中間部もなかなか渋い響きで、非常に好感が持てますねえ。そして、第4楽章、重厚なオケにより、軽快な終楽章。活気に満ちた豊かな表情で展開されているな、と思いきや豪快さも表れ、充実感にあふれる演奏でありました。
クタスタ発生と話題になった大阪のライブハウス。けっこう年齢層の高い人も行かれているみたいですが、そんな人たちに人気があるんですねえ。調べてネットで聴いてみました。そうなんやと思い、それなりに納得しました。
(DG PROC-1263/6 2013 TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION
クタスタ発生と話題になった大阪のライブハウス。けっこう年齢層の高い人も行かれているみたいですが、そんな人たちに人気があるんですねえ。調べてネットで聴いてみました。そうなんやと思い、それなりに納得しました。
(DG PROC-1263/6 2013 TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION
ご投稿を拝読し、1番は未聴でございますので聴いてみたく思います。
今年はベートーヴェンYear、引き続きのご投稿お待ちいたしております。
ベートーヴェンも♪大好物でございます❢
目に見えないウイルス対策は精神的に疲れますね。一日も速い終息を祈るばかりでございます。
どうぞ、ご用心なさって下さいませ。
☆stella☆
さて、新型コロナですが、終息の兆しが、見えてきませんね。日本はまだ、外国のように、外出禁止令などは出ていませんが、もし、これが発令されたりすれば、いきなり、パニックになりますね。大阪、兵庫の往来自粛も、守っている人は、殆どいません。危機感がない証拠ともいえます。クラスターが発生しないように、各自が、危機感をもって、対応しなくてはなりませんね。
突然の大阪府知事の発言による大阪兵庫の往来自粛ですが、もう少しお互いに足並みを合わせて、せめて事前協議くらいはしっかりした上でやって欲しいです。上が混乱したりばたばたすると、下の方はもっと混乱すること必至であります、と兵庫県民のわたしは思いました。ほんとに大変です。また、ご教示ください。