新型コロナ、毎日感染者が増加しています。そんな中、無観客でやっているプロ野球オープン戦を見ました。うーん、やっぱりあまりおもしろくないですねえ。淡々とゲームが進みます。盛り上がりがない、やっている選手はどうなんでしょうか。一方、高校野球も開催とか。その是非は置いといて、高校生も観客も応援もいない甲子園でやるのは、どうなんでしょうね。やはり緊張感に欠けたり、達成感もないのでは…。高校球児は、野球を甲子園でしたいのか、大観衆の前でしたいのか、果たしてどっちなんでしょうねえ。まあ、両方でしょうけどね。
そんな中で、最近私は、カイルベルト、コンビチュニーやイッセルシュテットなどの演奏をよく聴いています。このような指揮者、私は大好きなんですねえ。彼らのベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーなどの演奏は本当にいいですねえ。ただ、入手困難なものもあり、またモノラル録音もそれなりに多いのが難点ですが、1960年代以降のものは、比較的音も聴きやすく、入手しやすいと思うんですが、問題はライブ音源ですね。これはなかなかなものもありますねえ。
それで、今回はハンス・シュミット=イッセルシュテットの演奏です。ブラームスの交響曲第2番二長調作品73であります。イッセルシュテットについては、VPOとのベートーヴェン交響曲全集やバックハウスとのピアノ協奏曲全集などが超有名ですが、それ以外はそれほど知られていない。オペラもそれほど録音がない。タイプ的にはホルスト・シュタインなどと似ているのでしょうかね。今回のブラームスの全集もすべてライブ。1967年(1・2番)、1969年(3番)、1973年(4番)です。中でも有名なのは4番ですかね。亡くなる7日前の録音です。オケはすべてNDR。イッセルシュテットは、このオケの創立者で約25年間首席指揮を務めていました。
際立つ個性を発揮するというよりは、「常に温和な格調」や「自然な息遣いとおおらかな流れ」などと評されることが多いのです。ベートーヴェンの交響曲もVPOの、ピアノ協奏曲もバックハウスの、よさを巧く引き出した演奏とよく言われます。確かにそんな指摘は正しいと思います。しかし、このブラームスは、ライブということもあって適度な熱気と豪快さ、そして生き生きとした音楽が淀むことなく流れ、聴いていて非常に気持ちのいい演奏であります。ブラームスの2番の大らかで、暖かみがあり、それぞれの楽器がたいそう快活に演奏しております。全体的に弦はくすんだ音色なのですが、木管は渋いがそれほどの暗さはなく、湖畔の避暑地で作曲されたような明るさや伸びやかさが実にいいですねえ。
第1楽章冒頭から、伸びやかであかるく、そして雄大な表情での演奏。ああ、ブラームスが自然の中で、ゆとりを持ってリラックスした様がよく著される。弦が実にスケールの大きな表情で歌いあげ、快活な演奏で非常に心地よい。それにライブならではの緊張感や充実感も加味され、気持ちを揺り動かすような演奏になっていきます。第2楽章、ゆったりとしたテンポで実に力強い響きで堂々と進む。とにかくオケの雄渾な演奏は素晴らしい。しかし、弦の響きはいかにもドイツ的ですねえ。それがまたいい。それゆえ第1楽章冒頭の解放感ではなく、緊迫感が感じられるが、それもオケの音色とよくあう。第3楽章、オーボエも派手さはないが堅実。両端は淡々とくつろいだ雰囲気。これに対して中間部も実に力強い。はやりNDR、堅実ですねえ。そして、第4楽章。終楽章に相応しい充実感、高揚感、そして達成感が充満した演奏。やはりこのオケはよく鍛えられているし、たいそう立派。特に、指揮者と一体となったところからの燃焼度の高さはライブならではのものだけではなく、イッセルシュテットの巧さでもあります。最後は聴いていて体が揺れるような重厚な演奏、素晴らしいのでありました。
先週は沖縄旅行をキャンセルしましたが、実はこの土日も香住にカニを食べに行くはずでした。それもキャンセル。先週は充実した毎日になるはずでしたが、実に残念。こんな状況がいつまで続くのでしょうかねえ。日本経済はどうなるんでしょうか。
(Scribendum SC005 2002年 輸入盤)
そんな中で、最近私は、カイルベルト、コンビチュニーやイッセルシュテットなどの演奏をよく聴いています。このような指揮者、私は大好きなんですねえ。彼らのベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーなどの演奏は本当にいいですねえ。ただ、入手困難なものもあり、またモノラル録音もそれなりに多いのが難点ですが、1960年代以降のものは、比較的音も聴きやすく、入手しやすいと思うんですが、問題はライブ音源ですね。これはなかなかなものもありますねえ。
それで、今回はハンス・シュミット=イッセルシュテットの演奏です。ブラームスの交響曲第2番二長調作品73であります。イッセルシュテットについては、VPOとのベートーヴェン交響曲全集やバックハウスとのピアノ協奏曲全集などが超有名ですが、それ以外はそれほど知られていない。オペラもそれほど録音がない。タイプ的にはホルスト・シュタインなどと似ているのでしょうかね。今回のブラームスの全集もすべてライブ。1967年(1・2番)、1969年(3番)、1973年(4番)です。中でも有名なのは4番ですかね。亡くなる7日前の録音です。オケはすべてNDR。イッセルシュテットは、このオケの創立者で約25年間首席指揮を務めていました。
際立つ個性を発揮するというよりは、「常に温和な格調」や「自然な息遣いとおおらかな流れ」などと評されることが多いのです。ベートーヴェンの交響曲もVPOの、ピアノ協奏曲もバックハウスの、よさを巧く引き出した演奏とよく言われます。確かにそんな指摘は正しいと思います。しかし、このブラームスは、ライブということもあって適度な熱気と豪快さ、そして生き生きとした音楽が淀むことなく流れ、聴いていて非常に気持ちのいい演奏であります。ブラームスの2番の大らかで、暖かみがあり、それぞれの楽器がたいそう快活に演奏しております。全体的に弦はくすんだ音色なのですが、木管は渋いがそれほどの暗さはなく、湖畔の避暑地で作曲されたような明るさや伸びやかさが実にいいですねえ。
第1楽章冒頭から、伸びやかであかるく、そして雄大な表情での演奏。ああ、ブラームスが自然の中で、ゆとりを持ってリラックスした様がよく著される。弦が実にスケールの大きな表情で歌いあげ、快活な演奏で非常に心地よい。それにライブならではの緊張感や充実感も加味され、気持ちを揺り動かすような演奏になっていきます。第2楽章、ゆったりとしたテンポで実に力強い響きで堂々と進む。とにかくオケの雄渾な演奏は素晴らしい。しかし、弦の響きはいかにもドイツ的ですねえ。それがまたいい。それゆえ第1楽章冒頭の解放感ではなく、緊迫感が感じられるが、それもオケの音色とよくあう。第3楽章、オーボエも派手さはないが堅実。両端は淡々とくつろいだ雰囲気。これに対して中間部も実に力強い。はやりNDR、堅実ですねえ。そして、第4楽章。終楽章に相応しい充実感、高揚感、そして達成感が充満した演奏。やはりこのオケはよく鍛えられているし、たいそう立派。特に、指揮者と一体となったところからの燃焼度の高さはライブならではのものだけではなく、イッセルシュテットの巧さでもあります。最後は聴いていて体が揺れるような重厚な演奏、素晴らしいのでありました。
先週は沖縄旅行をキャンセルしましたが、実はこの土日も香住にカニを食べに行くはずでした。それもキャンセル。先週は充実した毎日になるはずでしたが、実に残念。こんな状況がいつまで続くのでしょうかねえ。日本経済はどうなるんでしょうか。
(Scribendum SC005 2002年 輸入盤)
ブラームス、是非、聞きたいです。VPOとのベートーベンは私の愛聴盤です。
ライブならではの熱い演奏を期待しています。
ネットで調べましたら、¥1378(税込み)でした。こんな価格でよいのでしょうか?
私事ですが、九州支店・沖縄支店兼務でありましたが、4月より兼務が解かれ、沖縄支店専属になりました。沖縄は景気が良いのですが、最近は、コロナの影響で閑古鳥です。景気の好不調ははかないものと感じながらの赴任となります。3/1の那覇便(羽田発)はガラガラでありました。単身赴任先では、スピーカーの購入(ネットオークション)を目論んでいます。家人には内緒ですが、すぐばれる。青い海と音楽を楽しみます。引き続き、ブログを参考にします。ご教示ください。
沖縄旅行、返す返すも残念でした。飛行機などの不安だったんですが、がらがらなんですね。行けばよかったかなあ、と思ったり…。まあ、用心に越したことはないですがね。また、ご教示ください。
さて、新型コロナですが、私は、ホームセンターで、アルバイトをしているのですが、やはり、トイレット・ロールなどの紙製品が、不足しています。とにかく、お客は、買いだめしているようで、大量に入荷するのですが、その日のうちに、無くなります。皆さん、色々な不安を抱えているのでしょうね。そのうち、疲れてくると思うのですが。早く、普通の日常に戻って欲しいですね。
びわ湖リングも配信を観ましたがなんとも複雑な気持ちになってしまいました。