WCサッカー、予選突破おめでとうございます。しかし、もう巷ではサッカーの話題で持ちきりですね。いろんな会合の挨拶などでも、でる人でる人、寝不足ですとか、普段は見ないですが…、云々。ご苦労さまです。私は日頃はサッカーまったく見ない人ですし、WCもニュースを見る程度です。ですので、テレビでもサッカーばっかりなので、いささかうんざりもしています。それでも、強い国はほんとに強いですよねえ。次はベルギー戦ですが、なんだか強そうですね。
さてさて、今回は、スクロヴァチェフスキのブルックナー。読売日響とのライブ演奏から。スクロヴァチェフスキの2000年以降の、日本でのブルックナーの演奏のライブがいろいろとCD化され
、ファンに取っては、たいそう嬉しいことです。最近もNHK響との2002年のライブで4・8・9番が発売されました。また、読売日響とは、2009,2010年のライブで、7・8・9番がありますし、8番は2016年の逝去される直前のものもあります。今回は、読売日響とのライブ演奏。交響曲第9番ニ短調。2009年9月23日東京芸術劇場でのライブ録音です。
この9番も含めた三曲の演奏は、SACDでそれぞれ発売され、その後3枚組で発売されましたが、そのときはSACDではありませんでした。私は、まず7番をSACDで買い、あと二曲も買おうと思っていたら品切れになり、もんもんとしていたら、8番がシングルレイヤーで出て、それを買いました。残るは9番だったのですが、これがなかなか入手できませんでした。そして、姫路のBOOKOFFで3枚組を見つけ、やっと購入できました。ただし、SACDではないのが、たいそう残念でありました。
さて、この演奏ですが、「この日の演奏に、人は神の声を聴いた」とのコピーが出回りましたが、世評はそれほどではないようですね。確かにこの演奏では、読売日響がなんだかうまくいかないところが目立つのですね。弦の響きは私的には好ましい。しかし、金管などは、たまにこれまたなんと空虚な、と思うようなところが散見されるのです。加えて木管についても同様のことが言える。うーん、これはオケの責任なんでしょうかね。同じ時期の7番と8番については、そんなに感じないのですが、これは曲の違いなんでしょうか。ただ、スクロヴァチェフスキと読売日響とのブルックナーは、これ以外はすべてSACDで聴いています。その違いも考慮したほうがいいのでしょうねえ。
第一楽章。出だしから実に優しい音楽が展開される。特に、弦が実に優美。これほどブルックナーの音楽が優しく響くことがあるだろうか、と思ってしまいます。他では鋭角な響きがここではたいそうなだらかに歌われる。確かに、随所に金管や木管の無神経とも聞こえるような演奏が聞こえます。おそらくたいそう気になる人がいることが否定しないが、私的にはほとんど気になりませんね。ただ、19:43ありにトランペット(だと思う)のあまりに明るい演奏には少し気になりましたねえ。しかしかし、ここで聴くとができるブルックナーは、心が安まるし、心地よいのでありました。第二楽章スケルツォ。荒々しい響きがここでも心地よい。粗さも感じるところですが、それよりも力強さの方が優ってしまう。そしてトリオでは再び優しい弦が心に平安をもたらせてくれますね。そして、第三楽章アダージョ。やはりこの楽章がいいですねえ。この楽章は約27分。まったく退屈せず、次々と展開される音楽が心に染み込むようです。優しさに暖かさが加わり感動的ですねえ。ここまでのいろんな問題も、ここでもまったく気にならず、スクロヴァチェフスキの祈りに心をひとつにした音楽が実に浄化されていくようです。弦だけでなく、木管や金管も優しい音色で歌い上げています。これぞ「神の声」なんでしょうか。
関東では、梅雨が明けたそうですね。少々早いですね。関西でも今週は台風が来るそうです。台風一過の梅雨明けになるのでしょうか。となると、今年の夏は長いのでしょうか。でも夏ってホントに好きです。
(DENON COCQ-84933/5 2012年)
さてさて、今回は、スクロヴァチェフスキのブルックナー。読売日響とのライブ演奏から。スクロヴァチェフスキの2000年以降の、日本でのブルックナーの演奏のライブがいろいろとCD化され
、ファンに取っては、たいそう嬉しいことです。最近もNHK響との2002年のライブで4・8・9番が発売されました。また、読売日響とは、2009,2010年のライブで、7・8・9番がありますし、8番は2016年の逝去される直前のものもあります。今回は、読売日響とのライブ演奏。交響曲第9番ニ短調。2009年9月23日東京芸術劇場でのライブ録音です。
この9番も含めた三曲の演奏は、SACDでそれぞれ発売され、その後3枚組で発売されましたが、そのときはSACDではありませんでした。私は、まず7番をSACDで買い、あと二曲も買おうと思っていたら品切れになり、もんもんとしていたら、8番がシングルレイヤーで出て、それを買いました。残るは9番だったのですが、これがなかなか入手できませんでした。そして、姫路のBOOKOFFで3枚組を見つけ、やっと購入できました。ただし、SACDではないのが、たいそう残念でありました。
さて、この演奏ですが、「この日の演奏に、人は神の声を聴いた」とのコピーが出回りましたが、世評はそれほどではないようですね。確かにこの演奏では、読売日響がなんだかうまくいかないところが目立つのですね。弦の響きは私的には好ましい。しかし、金管などは、たまにこれまたなんと空虚な、と思うようなところが散見されるのです。加えて木管についても同様のことが言える。うーん、これはオケの責任なんでしょうかね。同じ時期の7番と8番については、そんなに感じないのですが、これは曲の違いなんでしょうか。ただ、スクロヴァチェフスキと読売日響とのブルックナーは、これ以外はすべてSACDで聴いています。その違いも考慮したほうがいいのでしょうねえ。
第一楽章。出だしから実に優しい音楽が展開される。特に、弦が実に優美。これほどブルックナーの音楽が優しく響くことがあるだろうか、と思ってしまいます。他では鋭角な響きがここではたいそうなだらかに歌われる。確かに、随所に金管や木管の無神経とも聞こえるような演奏が聞こえます。おそらくたいそう気になる人がいることが否定しないが、私的にはほとんど気になりませんね。ただ、19:43ありにトランペット(だと思う)のあまりに明るい演奏には少し気になりましたねえ。しかしかし、ここで聴くとができるブルックナーは、心が安まるし、心地よいのでありました。第二楽章スケルツォ。荒々しい響きがここでも心地よい。粗さも感じるところですが、それよりも力強さの方が優ってしまう。そしてトリオでは再び優しい弦が心に平安をもたらせてくれますね。そして、第三楽章アダージョ。やはりこの楽章がいいですねえ。この楽章は約27分。まったく退屈せず、次々と展開される音楽が心に染み込むようです。優しさに暖かさが加わり感動的ですねえ。ここまでのいろんな問題も、ここでもまったく気にならず、スクロヴァチェフスキの祈りに心をひとつにした音楽が実に浄化されていくようです。弦だけでなく、木管や金管も優しい音色で歌い上げています。これぞ「神の声」なんでしょうか。
関東では、梅雨が明けたそうですね。少々早いですね。関西でも今週は台風が来るそうです。台風一過の梅雨明けになるのでしょうか。となると、今年の夏は長いのでしょうか。でも夏ってホントに好きです。
(DENON COCQ-84933/5 2012年)
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