お彼岸になっても、暑さは相変わらずですね。今年は暑くなるのが少し遅れていたので、その分暑さが長く続くのかもしれません。とはいっても、近所の中学校では運動会が今日行われていましたが、この残暑では大変でしょうね。
最近、家で音楽を聴くときは、ヘッドホンで聴くことが多く、それは「騒音」の苦情が理由です。部屋のドアを閉める気候なら、音を出してもそれほどでもないんですけどね。「これはいいなあ」とか「名曲だ!」といくら感動しても、知らい人にとっては騒音でしかないんですね。特に、マーラーなんで支離滅裂な響きが、うるささを増幅するみたいです。またブルックナーなんかも、どうでしょうか、小さな音では、今ひとつですよね。それなりのボリュームで聴くと、苦情がどうしても出てしまいます。うるさいんでしょうね。でも、小さな音で聴くのも辛いところがあります。
そんな中、ブルックナーを聴きました。交響曲第9番です。この曲は、このブログでも取り上げたことがあるんですが、いろんな意味で独特な曲です。ヨッフムの1983年のミュンヘンでのライブが出て、話題になっています。かのU氏は、シューリヒト、朝比奈、ヴァントとならぶ名盤と評価されてます。ヨッフムの晩年のライブは素晴らしい内容のものが多いので、楽しみですね。しかし、この曲で忘れてはならないのが、チェリビダッケとミュンヘン・フィルのライブだと思っています。
チェリビダッケの演奏は、EMIから出たライブのシリーズで、晩年の演奏がたくさん聴けるようになったので、このブロクでも何回か取り上げています。個性的で、聴いていてもおもしろいものです。このブルックナーの9番も、独特でおもしろい演奏です。特徴は、テンポの遅さと演奏の明晰さに尽きます。テンポの遅さは、彼の晩年の特徴ですが、この遅さは好きです。ゆったりとした音楽の流れには、しっかりとした説得力を感じます。それに楽器がかくも鮮やかに明晰な音をだしているのには、驚かされます。その明晰な音が、チェリビダッケによって、曲としてまとめられているんですね。第一楽章は、激しかったり、おとなしかったり、そんなレベルではない、雄渾な音が鳴り響いています。こんな美しい音楽だったのかと思ったりする場面は多いですね。そして、第三楽章は、ゆったりとした、いつ果てるのとしれない音が続き、まさにブルックナーの遺言とでも言ったらいいでしょうか。チェリビダッケも死去の前年で体調もすぐれなかったそうです。それも影響してか、悲しみや暗さとかではない、生への決別とも言える音楽となっています。9番はいろいろ聴きましたが、これがベストかな、って最近は思っています。
このCDは、いまはなきワルツ堂の日本橋のお店で特価で買いました。
最近、家で音楽を聴くときは、ヘッドホンで聴くことが多く、それは「騒音」の苦情が理由です。部屋のドアを閉める気候なら、音を出してもそれほどでもないんですけどね。「これはいいなあ」とか「名曲だ!」といくら感動しても、知らい人にとっては騒音でしかないんですね。特に、マーラーなんで支離滅裂な響きが、うるささを増幅するみたいです。またブルックナーなんかも、どうでしょうか、小さな音では、今ひとつですよね。それなりのボリュームで聴くと、苦情がどうしても出てしまいます。うるさいんでしょうね。でも、小さな音で聴くのも辛いところがあります。
そんな中、ブルックナーを聴きました。交響曲第9番です。この曲は、このブログでも取り上げたことがあるんですが、いろんな意味で独特な曲です。ヨッフムの1983年のミュンヘンでのライブが出て、話題になっています。かのU氏は、シューリヒト、朝比奈、ヴァントとならぶ名盤と評価されてます。ヨッフムの晩年のライブは素晴らしい内容のものが多いので、楽しみですね。しかし、この曲で忘れてはならないのが、チェリビダッケとミュンヘン・フィルのライブだと思っています。
チェリビダッケの演奏は、EMIから出たライブのシリーズで、晩年の演奏がたくさん聴けるようになったので、このブロクでも何回か取り上げています。個性的で、聴いていてもおもしろいものです。このブルックナーの9番も、独特でおもしろい演奏です。特徴は、テンポの遅さと演奏の明晰さに尽きます。テンポの遅さは、彼の晩年の特徴ですが、この遅さは好きです。ゆったりとした音楽の流れには、しっかりとした説得力を感じます。それに楽器がかくも鮮やかに明晰な音をだしているのには、驚かされます。その明晰な音が、チェリビダッケによって、曲としてまとめられているんですね。第一楽章は、激しかったり、おとなしかったり、そんなレベルではない、雄渾な音が鳴り響いています。こんな美しい音楽だったのかと思ったりする場面は多いですね。そして、第三楽章は、ゆったりとした、いつ果てるのとしれない音が続き、まさにブルックナーの遺言とでも言ったらいいでしょうか。チェリビダッケも死去の前年で体調もすぐれなかったそうです。それも影響してか、悲しみや暗さとかではない、生への決別とも言える音楽となっています。9番はいろいろ聴きましたが、これがベストかな、って最近は思っています。
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