今年になっての激安BOXの購入ラッシュについては、折りに触れて述べて参りました。その中で、年明け早々に発売されたメンデルスゾーンの30枚BOX。今年が生誕200年ということでの発売ですが、なかなかの充実した内容です。値段的にも4000円ほどとなれば、これは買わなければなりませんと思い、勇んで買いました…。とはいっても、私はメンデルスゾーンの作品はそれほど聴いたことがない。このブログでも1回しか取り上げていません。昔LPでもヴァイオリン協奏曲やイタリアや弦楽八重奏くらいで、CDになっても、そんなもんです。だからこそ、知るためにもこんなBOXは嬉しいとも言えますね。そんなわけで、これもボツボツ聴いている次第です。
さてさて、今回はこのBOXから、ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品49であります。演奏は、アイザック・スターン、ユージン・イストミン、レナード・ローズ。録音は1966年、ニューヨークです。メンデルスゾーンの室内楽は、たくさんの種類のものがあり、若い頃のも含めるとかなりの数になります。その中で、最も有名なのが、弦楽八重奏曲とこのピアノ三重奏曲。ピアノ三重奏も、メンデルスゾーンは三曲残しています。一曲は11才のころのもので、番号がついているのは2曲。このニ短調のものと、1845年頃のものとされているハ短調のものがあります。有名なのはこのニ短調の方ですね。という解説はほとんどが耳学問であります。多くのCDの中から室内楽曲を、そしてまずこのこのピアノ三重奏を選びました。この曲は、1839年ですからメンデルスゾーンが30才のころの作品。ちょうど交響曲の「イタリア」や「宗教改革」を完成させ、かの有名なヴァイオリン協奏曲に着手したころで、二年前に結婚もし、彼の短い生涯で最も充実したころのものでしょう。また、ここで演奏しているスターン、ローズ、イストミンのいわゆるスターン・トリオは、1960年代にアメリカで活躍したトリオですね。CBSから多くのLPが出ていました。これも懐かしいですねえ。
第1楽章アレグロ、のっけから少々陰鬱な第一主題がチェロで奏でられます。そして、第二主題もチェロですが、これは幾分明るい。ロマン派の雰囲気が出てますね。この二つの主題が競い合うように展開していきます。演奏は実に堅実で落ち着いた美しがあります。ただもう少し活発な動きが欲しいですか。第2楽章アンダンテは、ほんとに美しいです。ピアノによる優美な旋律に弦楽器が答える。幸せな気分になり、メンデルスゾーンらしい屈託のない明るさが展開されます。そして、第3楽章スケルツォ。三つの楽器の小気味のいいリズムが繰り広げられ、その絡みが楽しい。軽快でバランスがいいですねえ。そして、終楽章アレグロ。ロマン派の終楽章らしい趣でしょうか。ここでは三つの楽器の緊張感あふれる合奏がいいです。スターンらの洗練された技巧が盛り上げてくれます。ピアノ三重奏曲の名曲ですね。
メンデルスゾーンには、他にも多くの室内楽や無言歌などのピアノ曲や、「エリア」など宗教曲もあり、盛りだくさんです。頑張って聴きましょう。
(RCA 88697420722 Mendelssohn Masterpieces 2009年 輸入盤)
さてさて、今回はこのBOXから、ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品49であります。演奏は、アイザック・スターン、ユージン・イストミン、レナード・ローズ。録音は1966年、ニューヨークです。メンデルスゾーンの室内楽は、たくさんの種類のものがあり、若い頃のも含めるとかなりの数になります。その中で、最も有名なのが、弦楽八重奏曲とこのピアノ三重奏曲。ピアノ三重奏も、メンデルスゾーンは三曲残しています。一曲は11才のころのもので、番号がついているのは2曲。このニ短調のものと、1845年頃のものとされているハ短調のものがあります。有名なのはこのニ短調の方ですね。という解説はほとんどが耳学問であります。多くのCDの中から室内楽曲を、そしてまずこのこのピアノ三重奏を選びました。この曲は、1839年ですからメンデルスゾーンが30才のころの作品。ちょうど交響曲の「イタリア」や「宗教改革」を完成させ、かの有名なヴァイオリン協奏曲に着手したころで、二年前に結婚もし、彼の短い生涯で最も充実したころのものでしょう。また、ここで演奏しているスターン、ローズ、イストミンのいわゆるスターン・トリオは、1960年代にアメリカで活躍したトリオですね。CBSから多くのLPが出ていました。これも懐かしいですねえ。
第1楽章アレグロ、のっけから少々陰鬱な第一主題がチェロで奏でられます。そして、第二主題もチェロですが、これは幾分明るい。ロマン派の雰囲気が出てますね。この二つの主題が競い合うように展開していきます。演奏は実に堅実で落ち着いた美しがあります。ただもう少し活発な動きが欲しいですか。第2楽章アンダンテは、ほんとに美しいです。ピアノによる優美な旋律に弦楽器が答える。幸せな気分になり、メンデルスゾーンらしい屈託のない明るさが展開されます。そして、第3楽章スケルツォ。三つの楽器の小気味のいいリズムが繰り広げられ、その絡みが楽しい。軽快でバランスがいいですねえ。そして、終楽章アレグロ。ロマン派の終楽章らしい趣でしょうか。ここでは三つの楽器の緊張感あふれる合奏がいいです。スターンらの洗練された技巧が盛り上げてくれます。ピアノ三重奏曲の名曲ですね。
メンデルスゾーンには、他にも多くの室内楽や無言歌などのピアノ曲や、「エリア」など宗教曲もあり、盛りだくさんです。頑張って聴きましょう。
(RCA 88697420722 Mendelssohn Masterpieces 2009年 輸入盤)
私はここ半年以上、CD購入を我慢してきたのですが、先のバロック・マスターワークスの記事を拝見して、日曜日に購入しました。
店頭で凄く悩んだのですが、さすがに2セット同時は自粛しました。
でもこちらの記事を拝見して、また気持ちが揺らいでます。(+。+)
メンデルスゾーン・ボックス、私も買いました。
まだほとんど聴けていません・・・。
シャンドス・レーベルの30周年記念ボックスも買いました。
まだほとんど聴けていません・・・。
ハイドンの交響曲全集(ドラティ)も買っちゃいました。
まだほとんど(以下略)。
部屋の中を未聴のボックスがごろごろしてます。
なんか良くないような気がする・・・。
このメンデルスゾーン、シャンドス、ピアノ、バロック…、私もいろんなボックスを買ってしまいました…。あんまり聴けてませんね、私も。こんなボックスを買うのはよくないな、と最近思ってきています。でもドラティとヴィオリンは、買ってしまうと思います。困ったもんですねえ。ほんと。