清原さんが逮捕されました。覚醒剤疑惑も飛び交っていたので、やっぱりという印象も強かったですね。指導者としての活躍を期待していたので残念です。しかし、ライオンズに入団されてからの活躍はすごかったですね。ちょうどマリーンズの低迷期とかぶってましたので、もう不快になるようなもので、ジャイアンツに移籍と聞いて、喜んだのでした。でもFAした選手って晩年は不遇が多いですね。やはり生え抜きが重宝されるんでしょうかね。マリーンスからのFA選手としては、成瀬・西岡、そして今江。活躍してほしいものであります。
そんなわけで2月になりました。今回はベートーヴェンの交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』であります。まあこの曲は、いろんな演奏があります。今回はジョン・バルビローリ指揮のBBC交響楽団による演奏。1967年の録音です。このCDは、元町の中古やさんで400円くらいで見つけたもの。印象としては、バルビローリのベートーヴェンでした?。実際、彼のベートーヴェンは、交響曲第1番・第8番、レオノーレ序曲3番、ピアノ協奏曲第3番くらいしか調べてみてもありません。実際に聴いたことはまったくなかったのです。彼のドイツ物の演奏は、かのVPOとのブラームス交響曲の名盤がありますが、他はあまり聞きませんよねえ。そんなことでしたので、このCDを見たときは、ある種の驚きがあり、買ってしまったのでした。
しかし、この演奏は長いのです。16:07,18:10,5:45,13:52で合計53分54秒。ちょうど同じ時期の録音のイッセルシュテット盤(1966年)では14:45,15:38,5:53,12;27で合計48分43秒。少し後の録音のベーム盤では約49分。とまあ5分ほども長いのであります。特に長いな、と思うのは、第2楽章でしょうか。私的には第4楽章もかなりゆっくりやな、と思います。
とはいえ、言うほどゆっくりやな、とは感じないの事実でありました。それはおそらくは、バルビローリのたっぷりと旋律を歌わせるところによる のでありましょう。いたるところで、ゆったりとしてテンポで、そして効果的にテンポをい揺れ動かし、それによりたいそうふくよかで芳醇な歌い回しを聴くことができるのです。そしてバルビローリのブラームス交響曲に共通するところがあります。ただ、それがベートーヴェンとなると、少々やり過ぎかとも感じる向きもないわけではありませんね。それを特に感じるのは、第2楽章でしょうか。ただ、葬送行進曲と言われるには、朗々歌上げる金管などは、明るい印象ではありますねえ。一方、BBC響は頑張っていますし、構成のしっかりとした、また力の籠もった演奏を展開してくいれています。
第1楽章、冒頭から伸びやかに演奏が繰り広げられます。チェロの清々しさが印象に残る。緩急・強弱も思いのまま。それが原因なのか、演奏は非常に新鮮に聴くことができます。この曲に備わる熱気も十二分に感じられます。第2楽章、先述のとおり旋律をたっぷりと歌い上げることが、少々明るさに繋がっているのかも知れません。テンポはゆったり。ところどころテンポを落として、豊潤に歌わせているところが魅力のようであります。そして、曲が進むにつれて、熱気と迫力も加わり、いい意味での盛り上がりがいいです。第三楽章スケルツォ。颯爽とスケルツォが駆け抜ける。後半の二楽章もなかなか味わい深い演奏。第2楽章の重さを取っ払うようであります。そして、第4楽章。私的にはこの楽章が最も好ましい。テンポは少し遅めで展開。BBC響の演奏が実に透明感にあふれ、清新さがいい。ここでもテンポの揺れが効果的ですねえ。ゆったりとじっくり分厚い響きで歌い上げることで、終楽章に相応しいのでありました。
2月となってプロ野球はキャンプが始まりました。マリーンズは石垣キャンプですが、今日北朝鮮からミサイルが発射されました。危ないことでありました。困ったものであります。
(EMI 18MN-1013 ジョン・バルビローリの遺産 1995年)
そんなわけで2月になりました。今回はベートーヴェンの交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』であります。まあこの曲は、いろんな演奏があります。今回はジョン・バルビローリ指揮のBBC交響楽団による演奏。1967年の録音です。このCDは、元町の中古やさんで400円くらいで見つけたもの。印象としては、バルビローリのベートーヴェンでした?。実際、彼のベートーヴェンは、交響曲第1番・第8番、レオノーレ序曲3番、ピアノ協奏曲第3番くらいしか調べてみてもありません。実際に聴いたことはまったくなかったのです。彼のドイツ物の演奏は、かのVPOとのブラームス交響曲の名盤がありますが、他はあまり聞きませんよねえ。そんなことでしたので、このCDを見たときは、ある種の驚きがあり、買ってしまったのでした。
しかし、この演奏は長いのです。16:07,18:10,5:45,13:52で合計53分54秒。ちょうど同じ時期の録音のイッセルシュテット盤(1966年)では14:45,15:38,5:53,12;27で合計48分43秒。少し後の録音のベーム盤では約49分。とまあ5分ほども長いのであります。特に長いな、と思うのは、第2楽章でしょうか。私的には第4楽章もかなりゆっくりやな、と思います。
とはいえ、言うほどゆっくりやな、とは感じないの事実でありました。それはおそらくは、バルビローリのたっぷりと旋律を歌わせるところによる のでありましょう。いたるところで、ゆったりとしてテンポで、そして効果的にテンポをい揺れ動かし、それによりたいそうふくよかで芳醇な歌い回しを聴くことができるのです。そしてバルビローリのブラームス交響曲に共通するところがあります。ただ、それがベートーヴェンとなると、少々やり過ぎかとも感じる向きもないわけではありませんね。それを特に感じるのは、第2楽章でしょうか。ただ、葬送行進曲と言われるには、朗々歌上げる金管などは、明るい印象ではありますねえ。一方、BBC響は頑張っていますし、構成のしっかりとした、また力の籠もった演奏を展開してくいれています。
第1楽章、冒頭から伸びやかに演奏が繰り広げられます。チェロの清々しさが印象に残る。緩急・強弱も思いのまま。それが原因なのか、演奏は非常に新鮮に聴くことができます。この曲に備わる熱気も十二分に感じられます。第2楽章、先述のとおり旋律をたっぷりと歌い上げることが、少々明るさに繋がっているのかも知れません。テンポはゆったり。ところどころテンポを落として、豊潤に歌わせているところが魅力のようであります。そして、曲が進むにつれて、熱気と迫力も加わり、いい意味での盛り上がりがいいです。第三楽章スケルツォ。颯爽とスケルツォが駆け抜ける。後半の二楽章もなかなか味わい深い演奏。第2楽章の重さを取っ払うようであります。そして、第4楽章。私的にはこの楽章が最も好ましい。テンポは少し遅めで展開。BBC響の演奏が実に透明感にあふれ、清新さがいい。ここでもテンポの揺れが効果的ですねえ。ゆったりとじっくり分厚い響きで歌い上げることで、終楽章に相応しいのでありました。
2月となってプロ野球はキャンプが始まりました。マリーンズは石垣キャンプですが、今日北朝鮮からミサイルが発射されました。危ないことでありました。困ったものであります。
(EMI 18MN-1013 ジョン・バルビローリの遺産 1995年)
私が持っているのは、安い英国盤LPで、その昔東京の中古レコード店で手に入れました。