こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ホッグウッドのモーツァルト交響曲全集

2006年12月17日 18時32分49秒 | モーツァルト
先日、『レコ芸』(最近、あまりおもしろい記事がないですね。もう買わないぞー、といつも思ってますが、買ってます)を見ていたら、クリストファー・ホッグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団によるモーツァルトの交響曲全集が、再発売されるという広告を見ました。全71曲で19枚組の19000円でした。かなり前にこの全集を欲しかった時がありまして、大いに食指を動かされまして、翌日三宮の出張の帰りにミント神戸のタワーさんに行きまして、思わず買ってしまいました。19000円は安くはないですね。うーん、散財してしまいました。輸入盤では最近あまり見ず、HMVのネットでも入手にはかなり時間がかかるみたいです。ただ値段は、14000円ほどでかなり安いのです。5000円も高い日本盤を購入したのは、普通の全集には収められていない多くの「シンフォニー」についての解説が欲しかったためなんですね。しかし、それほどの解説があるとは言い難いものでした。また、19枚のCDは箱に入っていました。それは省スペースでいいのですが、一枚一枚はCD-Rが入っているような片面透明の袋に入れられていました。せめてCDの袋には、そのCDの曲名が印刷されている簡単なジャケットが欲しいですね。また、CDの表面にもその曲名などは一切記されておらず、何枚目かという1から19までの枚数番号が記されているに過ぎないのです。ゆえに、CDだけを見ても、交響曲の何番が収められてるのかがまったく分からないのですね。以上のことは、とても不満でした。5000円も安いなら、やはり輸入盤を買えばよかったかな、と思ったのでした。
ホッグウッドの演奏では、すでに、38・39・40・41番はもっていました。アーノンクールやコープマン、ブリュッヘンなどのピリオド楽器の演奏に比べれば、親しみがもてるものでした。特に、40番は好きで、第2楽章などはたいそう気に入ってました。この全集には、これまでの全集には入っていなかった曲が入ってます。例えば、37番。序奏だけがモーツァルトの曲であとはM・ハイドンの曲です。またK.19aは1981年に発見されたものですね。また、セレナードをシンフォニーと改編したものが5曲、それにオペラの序曲も数曲含まれています。これらはけっこう新鮮に聞こえます。また、31・35・40番には、初稿の演奏が収められています。これらの曲は、聴いたことがあまりないだけに、興味深いものですね。そんなわけで、たいそうおもしろくきくことができて、うれしい限りです。
モーツァルトの交響曲としては、ベームの全集がまず浮かびます。実際、ホッグウッドと比べてみるに、やはり、ベームに軍配はあがるでしょうね。

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