お友達に誘われて訪れたその庭の
入り口でもう私は釘付けでした。
ツクシイバラ。
園芸種にはない逞しさと清楚さと野生と気品。
私にとっては手の届かない特別なバラのような気がしていました。
それが入り口に!
そして少し入ると
今度は小さな小さなミニバラサイズの中でも小さめの花が
無数に咲き誇るラティス!
うっわぁ~、と声を失います。
そして庭の中ほどには
アンジェラの大きなアーチ。
こんなにも満開のぎっしりなアンジェラ
初めて見ました!
なんて素敵なの。。。
ひたすらシャッターを切っていました。
のびのびと育つアンジェラは、こんなのびのびしたお庭の住人。
この脇には
次に満開を迎える大きなアーチがもう一つ。
そして奥の納屋の脇には
さりげなくカクテルが。
初夏の日差しの中、飾り気のない納屋に
赤い一重のカクテルがとってもお似合い。
懐かしさを感じるような
それはなぜ。
玄関から建物を伝って、納屋まで伝うピンクのツルバラ。
これは少し大きめの中輪で
華やかな姿のバラだけど
少しアプリコットの入った濃い目の蕾と柔らかな花の色が
とっても愛らしくて
見つめているとふわっとする。
こんなにバラで溢れているのに
ちっともうるさくなくて
とっても居心地がいいのは
花の数に負けない圧倒的な濃い緑と
包み込む広い空間と
なによりこの庭の持ち主の
飾らない温かい、気取りのない心が
この庭の全てに現れているからだと思う。
庭はやはり「その人」だ。
食べさせたいから、と用意してくださっていた
グリーンピースご飯のおにぎりや
筍、キュウリ、マグロの煮付けの美味しかったこと!
実家に帰ったような甘い時間。
素晴しいひとときでした。