六月が近づくと、半日陰の庭が生き生きとして
美しくなってくる。
三月頃までは日陰だった場所も
ようやく少しは光がもらえるようになって
色づきだした紫陽花の下には
去年あったようにベゴニア・ダブレットが
暮らしだしている。
冬の間部屋に入れて
皆さんに教えていただいた通り挿し芽で増やした。
可愛い八重の花をまた沢山咲かせだしている。
この子は半日陰の場所が大好きで
去年もずっとこの紫陽花の下で暮した。
半日陰のバラたちは日差し不足で最初の蕾を失ったりしていたが
今、また蕾を育てている。
そうやって日向のバラたちと時差で咲いてくれるのも
いいものだなぁ、と思う。
この斑入りのホトトギスが育つ場所も
通る度、緑が綺麗で
いいなぁ、と思ってしまう。
ホトトギスは本当に日陰が好きで
夏をしっとりと彩って
秋には花を咲かせてくれる。
この場所が気に入ったらしく、どんどん増えてきた。
やはり日陰の和庭の隅では
青い色のホスタと山紫陽花がきれい。
馬酔木も半日陰が大好きで
美しい新芽を展開している。
和のような、洋のような
静かな半日陰の庭。
紫陽花が控えめに花を咲かせたり
そのうちホスタが優しい花をあげてくれる。
秋にはツワブキが黄色い花を咲かせ
ヤブランが実を結び…。
日陰の庭もいいもんだ。
小さな和庭も。。。いいもんだ。