みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

大渚山・雨飾山

2012-09-01 | クラブ山行
クラブ報告

8月25日(土)~26日(日)  天候 晴れ    参加者20名

 CL 松尾 千さん

25日(土) 大渚山
 天気もようやく安定し、雨の心配が全くない登山日和の予報に、期待に胸を膨らませ集合場所に向かう。今回の山は登山口までの道幅が狭く、マイクロバス利用のため参加人数も制限があるなか20名が参加する。初日は雨飾山を眺める絶好の展望地として知られる大渚山が、登山予定に組み込まれるという心憎い計画である。登山口の湯峠へ向かう車窓から、青空に映える大渚山の山容が望まれ車内はルンルンの雰囲気である。
 湯峠で原さん指導でストレッチをし入山、静かな美しいブナ林を進むが次第にガスが立ち込めてきて、頂上からの雨飾山や周りの山等の展望が怪しく思われてきた。大渚山の東峰に到着するが全く展望なし、本峰の西峰に向かうと展望台付きの避難小屋と山頂標柱が現れた。展望台に上がり展望を期待し粘るが、肝心の雨飾山方面は姿を隠したまま、他の方面は時折ガスが切れて楽しむことができた。
 ランチタイムを和やかに過ごし、CLと数人が三角点があるはずだと避難小屋の周囲の灌木とクマザサの中を探ってみたが、残念ながら三角点発見に至らず。記念写真を撮り往路を戻り登山口へ。予定通りの下山で時間の余裕ができ、急遽鎌池、鉈池巡りの散策計画が提案され、トチの巨木のある1周約40分のコースを歩くことにする。遊歩道入り口に隣接する「ぶな林亭」があり、目敏とく見つけた美味しそうなブルーベリーアイスクリームや果樹酒で渇いた喉を潤す楽しみもあった。池に設えた橋を渡ると弁天島もある美しい景色で、秋の景色はさぞかし見応えがありそうである。
 初日の山歩きと嬉しいおまけの池巡り堪能し、いよいよ今夜の宿泊場所の熟泉荘に到着するが、ここで誰もが想像だにせぬ出会いが待っていた。
 5時からの夕食に十分間があるタイミングに、運良く玄関ホールに掲げてある額に入った写真に気がついた。なんと、2001年10月13日~14日の我が「みのハイキングクラブ」主催の雨飾山山行の登頂記念集合写真であった。今回我々は前回と同じ山荘に宿泊予約をしていたのだ。26名の参加者が素晴らしい表情で納まり、故人となられた方や退会された方については、クラブに尽力されたエピソードやお人柄等が皆さんから語られ、懐かしいやら感慨深い感動的な出会いとなった。今回の参加者の約4名の方も前回参加されており、11年程前の若きご自分に対面されて不思議な奇縁に驚かれたり思い出が蘇り、余韻のある良い一時を過ごされたのではと拝察致します。今回の山行記念写真も熱泉荘にお届けする予定とお聞きしています。
 熱泉荘の源泉の湯熱は約7C度ありますが、お風呂は丁度いい湯加減で一日の汗と疲れがサッパリと流せたし、今日は我がクラブのみの宿泊で気兼ねなく羽根を伸ばし、アルコールの入った夕食後には幾人かの歌声が瞬く間に大合唱になりました、勿論その後は席を移して、疲れを知らぬ仲間達はいつまでも大歓声を時折上げながら歓談し、交流を深めあって眠りに就きました。

コースタイム
関5:00 = 美濃IC 5:10 = ひるがの高原SA 5:55 ~ 6:05 = 有磯海SA 7:55 ~ 8:05 = 小谷道の駅 9:15 ~ 9:35 = 湯峠大渚山登山口 10:10 ~ 10:40 ・・・ 東峰 11:50 ・・・ 西峰(本峰)12:00 ~ 12:50 ・・・ 大渚山登山口 13:50 ~ 14:05 = 鎌池 14:12 ~ 15:15 = 小谷温泉熱泉荘 15:30 (泊)


26日(日) 雨飾山
 いよいよメインの日本百名山雨飾山に登る朝、快晴の空のもと熱泉荘を5時に立ち、登山口のある雨飾高原休憩舎Pまでマイクロバスで向かう。まずは湿地の木道歩きで、結構多いサルナシや山ブドウの実を見ながら進む。やがてブナの大木が多くなると根っこの多い急登の道になる。やがて荒菅沢の下る地点でようやく雨飾山の尾根が見渡せる素晴らしい風景が現れるが、ここから約60メートル一旦下ることになる。眼前に聳える高峰だけでも辛そうなのに!が実感。だが荒菅沢出会には雪渓が残り、清冽な水が滔々と流れ、顔や手を浸したり口を潤したりして暫時体を休める。ここから再び樹林の急登、長い岩稜のガレ場の起伏が続き、数箇所のハシゴを超えると笹平分岐へ、この辺りはお花畑で癒されました。ここから頂上まで延びる景色は個人的には大好きな景色だが、頂上にガスもかからず魅了されるポイントである。笹平より少し下り登り返すと双耳峰の真ん中に、左へ少しで三角点のある頂上に着く。生憎南方面は濃いガスがかかり展望は適わなかったが、笹平方面の緑の絨毯のような素敵な景色を楽しみながら食事をし、記念写真を撮ったりして休憩する。遠いこの頂きで思いがけず多治見労山の6名程の知己の山仲間に会うという、不思議な縁もあり交歓する。参加者全員が登頂を果たし、下山時に西峰を経由し無事に登山口に戻った。
 2日間天候に恵まれ様々な意外な出会いもあり、愉快で充実感ある山歩きができたのも、CL、SL、諸役の方々と参加者の皆さんの尽力のお陰と感謝しています。
(記録担当 西口さんの報告より)



  荒菅沢から望む雨飾山


  荒菅沢で休憩する




  雨飾山の山頂  

(写真提供 清さん)

コースタイム
小谷温泉熱泉荘 5:00 = 雨飾高原登山口休憩舎P 5:15 ~ 5:35 ・・・ 荒菅沢 7:30 ~ 7:40 ・・・笹平 9:25 ~ 9:30 ・・・ 雨飾山頂上 10:10 ~ 10:45 ・・・ 笹平 11:20 ~ 11:23 ・・・ 荒菅沢 12:35 ~ 12:45 ・・・ 雨飾高原登山口休憩舎P 14:25 ~ 14:40 = 小谷温泉熱泉荘 14:55 ~ 16:00 = 糸魚川IC 17:00 = 有磯海SA 17:40 ~ 18:15 = 関 21:15



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする