みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

越前甲山

2019-06-10 | クラブ山行

クラブ報告

2019年6月9日(日)   天候 曇り
参加者 40名  (Aコース(越前甲山-大日山)19名  Bコース(越前甲山)21名)



CL 渡辺Aさん

Aコース記録
 気象庁が梅雨入り宣言したばかり、雲が優勢の空、天気予報も少しばかり微妙。19名の参加者を乗せた車4台は集合場所の関を後にした。今回はA、Bの2コースに分かれての山行、Aコース組は1時間早い5時の出発。時々車のワイパーが己の存在を示すかの様に働く。
 途中2度のトイレ休憩を挿み、最初の目的地八反滝へ7時15分到着、名前の由来は布八反の高さがあるからこの名が付いたと看板に記してあった。布八反、想像が付かないが落差20Mとあったので・・・。此処で10分程時間を費やし、登山口に向かう。
 滝からはすぐの距離、「新俣峠」、福井県勝山市と石川県小松市との県境である。整備された駐車場があり、お地蔵さんが鎮座していた。7時45分登山前のルーティーンを終え、いざ。だが思いの外、肌寒さを覚える。「暑さ対策はしてきたけれど」「半袖は寒い」などの言葉が参加者の口から漏れる。防寒着を着用し歩き出す。急登の連続にすぐに脱ぐことになるのだが。
 いきなり送電線巡視路の階段登りが始まる。当初の予定のコースではない。渡渉箇所が多数あり、前日の雨に依り水嵩が増し危険が予想されるための変更であった。
 急登、急登の連続、しかしフラットな箇所ではクッションが良く足に優しい。8時20分大日峠到着、当初予定のコースとの分岐点である。
 此処からの急登は「スペシャル急登」と書いておこう。ロープにすがりついても滑る、滑る。9時30分「越前甲山」(1319.7M)2等3角点あり、に到着。ドーム型の山容が武将の兜に似ていることから名付けられたという。山頂に着いた頃には雲が薄くなり辺りは明るくなったものの、すぐにガスが。遮るものの無い360度の大展望、白山の展望は次回のお楽しみに、集合写真を撮影後9時40分大日山に向け出発、今度はアップダウンが待ち受けていた。道中、幾度も「頭注意」の声掛けがあったが同じ位「痛っ」「頭打った」の声を耳にする。
 やがて今回の山行唯一の岩場に差し掛かる。ロープは有るが「あてにするな」の指示あり。慎重に、慎重に。岩場を過ぎるとまもなく「大日山」(1368M)に到着、11時になっていた。あいかわらず視界は悪い。甲山に戻ってきてしまったかと思うほど良く似た山頂、グループと思われる10人程の登山者達が、お昼を取っていた。
 此処で昼食と集合写真の撮影を済ませ11時40分下山開始。再びアップダウンを繰り返し、甲山を通過し、登山口へ向け進む。「スペシャル急登」は「スペシャル激下り」になって待ち受けていた。ロープに頼っても困難な緊張の連続の下りであった。
 ベテランも滑る、転ぶ、しかし、ズボンに汚れを認めない、恐るべし技術、圧倒されつつ進む。大日峠に13時50分到着、緊張から解きほぐされ、参加者の目は朴葉の葉に向く。手の届く所に朴葉の葉があったのを忘れていなかったのだ。
 14時20分全員無事下山、「あまごの宿」に向かう。Bコース組と合流、解散、お湯に浸かり汗を流しお茶をいただいた後、心地よい疲労感も同乗させて帰路に就いた。18時関に帰着。急登、アップダウンに悩まされたが花の豊富さに花の山の印象を強くした。
 登山のストレスを軽減してくれた今回出会った花たちの名を書き記しておきます。ササユリ ユキザサ ミドリユキザサ マイツルソウ チゴユリ ツクバネソウ ナナカマド ナルコユリ イワカガミ ウワミズサクラ ヨウラクツツジ エンレイソウなど
 CL、 役員の皆様ありがとうございました。お疲れ様でした。
                      (Aコース記録担当 安藤さんの報告より)

Aコースタイム
関5:00==八反滝7:15~7:25==新俣峠登山口7:30~7:45・・・越前甲山山頂9:30~9:40・・・大日山11:00~11:40・・・越前甲山12:55~13:00・・・大日峠13:50・・・登山口14:20==あまごの宿14:40~15:40==関18:00



                          (Aコース写真提供 古谷さん)


 

Bコース記録
 金曜日に梅雨入りし、天気を心配しましたが、集合場所に集まった頃から小雨が降り出す。先行したAコースのリーダーから現地のほうは、降っていないらしいと連絡あり。道の駅九頭竜と勝山ディノパークでトイレ休憩し登山口に向かう。八反滝見学し(落差20m着物に使う白布を八反つないだ程の高さがありこの名前が付いたらしい)皆あまり関心無し、雨の方が心配なのか登山口に向かう。
 
予定していた登山口より上にも登山口があり駐車場も整備されてここから登ることになる。少しでも短縮されラッキー 時間が遅れているためストレッチは省略する。道路の左側の登山口から鉄塔までは、階段が整備され登りやすい。両側にピンクのタニウツギが雨に濡れて爽やかに癒してくれる。足元にはチゴユリ ユキザサとかかわいい花がある。手の届く所にはほう葉が垂れ下がっている。帰りが楽しみで、元気が出る。
 
大日峠を過ぎると景色のいい尾根に出るが真っ白で何も見えない。雨で濡れ足元が滑りやすいアップダウンを繰り返すとロープが現れ、急登が始まる。「ロープには前の人が離したら次の人が捕まる」と上から指示が来る。難関の急登に時間がかかる。Sさんが短いロープを捕まりやすいように下げてもらえ感謝。 ひたすら足元に注意し登ると 下山して来る若い男性に会いビックリ 後少しですと言われホットする。後600mから100m毎に小さな丸い木の看板がある。山頂手前にはカタクリが種を付け群生していた。
 
山頂に到着写真を撮り、雨が降らないうちにと、慌ただしく昼食を取り下山開始する。皆暑いと思い冷たい物 凍らせた物を持参したが、思ったより涼しく持ち帰る事になる。下山も班は関係なく開始、下りは慎重に足元に注意し下る。しばらく下ると登山者男女2人有り今日のような天気にこの山に来るのはみのハイクぐらいと思っていたのでビックリ。
 
難関の急な下りに来るとSさんが降りやすいようにロープを用意して下さり、難関の下りを無事に下山することが出来最後にロープを回収して下さったⅯさん有難うございました。予定の時間より少し早く下山出来 温泉のあまごの宿へ向かう。早組が入浴終えるとAコースがもうすぐ来ると連絡あり、Aコースが到着してからCLの挨拶が有り、あまごの宿で解散となりました。
 SL Ⅿさん Sさんには、女性が多く色々気を使って頂き感謝です。
車を提供し長距離の運転をしていただいた方々、有難うございました。
                         (Bコース記録担当 細江さんの報告より)

 

Bコースタイム
関5:57==美濃IC==白鳥IC6:37==九頭竜道の駅7:06~7:15==勝山ディノパーク8:00~8:10==八反滝見学8:30~8:40==登山口8:50~9:05…大日峠9:36…越前甲山11:25~11:55(昼食)…大日峠12:58…登山口13:50==あまごの宿14:10~14:50解散==関着17:00


                              (Bコース写真提供 須田Kさん)


                              (地図提供 古谷さん)


 

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