みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

別山(2399.3m)(2020.7.25~26)

2020-08-01 | クラブ山行

クラブ山行報告

2020年7月25日(土)~26日(日)   天候 曇り時々雨   参加者 7名

CL 五十川さん

 今回の山行は、登山口までの距離があり、コースタイムが長いということで、最初の予定では関市役所3時集合になっていました。運転してくださる方の負担が並大抵ではないので、登山口のある市ノ瀬ビジターセンターのキャンプ場で前泊することになりました。ビジターセンターに到着した時には雨が降っていて、テントを張るのに躊躇してしまいました。とりあえず、先に夕食を食べても雨はやみそうにありません。
 食事を作った炊事場が広く、他のキャンパーも無かったのでそこにテントを張ることにしました。ただ、全員が張るほどの広さがなかったので、申し訳なかったのですが女性陣が中で、男性の方々は外でと言う事になってしまいました。
 寝ている間も、時々雨音が止むことはありましたが、朝起きた時にはやはり小雨が降っていました。全員で協議し、登山道も危険な箇所があまりなく、雲の流れを調べるとなんとか持ちそうだとCLさんが判断されて、出発することになりました。天気の良いときに登りたいという方2人に待っていただいて、5人で登山を開始しました。
 最初は林道を歩き、右に山道に入ってしばらく歩くと登山口に着きました。ゆるやかに登っていくと、右手に大きな桂の木を観ることができ、ブナの原生林も見事でした。登山道の脇には、微妙な色合いの山アジサイが所どころに咲いていて、雨の中を歩いていても少しも気になりません。国立公園なので採ることはできませんが、山菜の宝庫らしく、よく肥えたウワバミソウや番傘のようになったヤブレガサ、モミジガサがたくさんありました。
 最後の水場を過ぎると少し傾斜を増し、その後も緩やかになったりを繰り返しながら、お花が咲く笹原に出ました。以前登った三ノ峰経由の別山への登山道でも見ることのできたササユリ、ニッコウキスゲ、カライトソウ、シモツケソウ、ギボウシなどが色鮮やかに咲いていました。
 石畳や木道が現れ、そろそろチブリ尾根避難小屋に近くなったような気がしました。長大なチブリ尾根を歩いて少し飽きあきした頃に、先を歩いていたIさんが「着いたよ」と呼んでくれました。
 新しく、居心地の良い小屋に入り、ほっと一息をつきました。時刻は8時30分でしたが、朝食が早かったので、それぞれ持参の昼食を食べました。
 別山山頂を目指すことも考えたのですが、霧が出てきて風がかなり強く吹き始めました。小屋からは樹林帯が無いので、風が強く吹けば危険であるとの判断で下山をすることになりました。
 小屋の前で記念写真を撮り、下山を始めました。色とりどりのお花に別れを告げ、時々陽が差す中をドンドン下りました。最後の水場地点を過ぎたあたりで、別当出合からの白山登山道を眼下に眺められました。そこからはぬかるんだ道が続き、濡れた石や木の根で滑らぬように注意しながら下山をしました。
 12時30分頃に登山口に到着し、後は林道を下って市ノ瀬ビジターセンターに到着しました。お待たせした方々と合流し、白峰温泉で汗と疲れを洗い流しました。CLさんの挨拶の後、関に向かいました。
 思わぬ長い梅雨に悩まされ、CLさんは気をもまれたり、事務手続きを何度もされたりご苦労をおかけしました。おかげで梅雨のすき間を縫って、満足のできた一日を過ごすことができました。CLさんはじめ、参加の皆様本当にありがとうございました。
                              (記録担当 中島Mさんの報告より)

ースタイム
25日
関市役所13:00==市ノ瀬ビジターセンター16:00
26日
市ノ瀬ビジターセンター4:50・・猿壁登山口5:20・・4.5km地点7:00・・チブリ尾根避難小屋8:30~9:50・・小屋から2.2km地点10:40・・登山口12:30・・市ノ瀬ビジターセンター13:00==関市役所18:10

 

                                  (写真提供 古谷さん)

 

                                   (地図提供 古谷さん)  

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