世間では
ゴールデンウィークとかいう
大型連休が
あったみたいなんですけど
私個人には
どうやらその制度は
適用されなかったようです。
仕事の合間を縫う形で
ノアの後楽園大会、
観戦してきました!
更新がだいぶ遅れてしまい
申し訳ありません。
エントランスには
先日丸藤が優勝した
全日本プロレスの
チャンピオンカーニバルの
トロフィーが
飾られていました。
当日券で南側2列目の
ど真ん中をゲット!
逆に言えばそれだけ
集客は苦しかったと
いうことなんですけどね。
観衆は公式発表で
1051人でした。
それにしても後楽園で
アルファベットではなく
いろはの列に座ったのは
久しぶりで
テンション上がりました!
第1試合
小川 宮脇
vs
HAYATA YO-HEY
髪が伸びてきて
精悍さがグッと
増してきた宮脇。
試合も日に日に
良くなってますしね。
負けん気も出てきました。
YO-HEYに
顔面Gを出させたんですから
この試合、十分に
健闘していたと思いますね。
第2試合
齋藤 雅夫
vs
大原 熊野
雅夫ワールド全開!
画像の鉄柱を使った
急所攻めの場面では
大原が練習生に
同じことをさせて
「デビューしたらドンドン
こういうこともしろよ!」
とレクチャー。
ほっこりしました(笑)
試合は大原がムイビエンで
体の硬い雅夫から勝利。
第3試合
ヨネ ストーム
vs
長井 コーディ
ファンの支持率No.1の
タッグチーム、
50ファンキーパワーズが
コーディと長井の
急造タッグチームと対戦。
急造だった割には
長井がコーディを
上手くコントロールして
試合を支配していたと
思いますね。
お客さんの歓声を
煽って盛り上げたり
こういう上手さは
ノアの所属選手も
見習ってほしいところです。
一方のコーディ、
柔軟性みたいなものが
ものすごく出てきて
対戦相手やパートナーで
その試合の立ち回り方を
変えられるようになったのが
目に見える成長だと
感じています。
この試合でも即座に
「おふざけはやめて
司令塔の長井に従う」
という役割を理解し
それに徹していたように
思います。
逆にもうちょっと
個人としての欲を出して
ほしい気持ちも
あるんですけどね。
試合はヨネの
ダイビングギロチンドロップで
3カウント。
ファンキーバスターボムが
見たかったなぁ・・・。
第4試合
田中稔 vs タダスケ
この日は
トリプルヘッダーだったという
ミノ様こと田中稔。
前2試合で
左足を痛めていたようで
劣勢に回ることが
多かったのですが
最後は起死回生の
グラウンドコブラで逆転。
ミノ様は関節技
だけじゃないんです!!
トリプルヘッダー後には
ハードコア戦で
Hi69のセコンドも
務めていました。
プロの鑑ですね、ホント。
第5試合
谷口 vs KENSO
入場は
100点満点のKENSO。
試合は30点ですけど(笑)
それでも長井ばりに
谷口へ声援を送るファンに
文句をつけて
盛り上げる姿勢には
好感が持てました。
繰り返すようですが
ノアの選手はこういう
客いじりを
覚えてほしいですね。
稔も上手いですけど
所属では
大原くらいですもんねぇ。
試合の結末は
両者リングアウト。
うん、わかってた。
第6試合
ハードコアマッチ
原田 vs Hi69
ゴールデンウィークにも関わらず
タイトルマッチを
一切組まなかったノア。
この試合の異質感で
それを補おうとしたのか、
あるいはこれをやった後で
タイトルマッチを行うことに
抵抗があったのか、
あるいはなんにも
考えていなかったのか、
真相はわかりませんが
とりあえず私がこの日、
最も期待していた
一戦がコレでした。
Hi69は
有刺鉄線ボードを
持参しての入場。
いきなり客席から
驚きの声が漏れます。
試合開始は
イスチャンバラから!
有刺鉄線ボードへの
ホイップは
原田が上手く回避して
逆にHi69が被弾。
原田はイスで
Hi69の足と腕を固定する
ラフなストレッチ技を披露。
セカンドロープに立てかけた
テーブルへの攻撃は
両者ともに譲らず。
最終的には原田が被弾!
Hi69が持ち込んだコレ、
ドーナッツじゃないですよ?
有刺鉄線です、はい。
このカタマリで直に
原田の額をグリグリして
原田はご覧の通りの流血。
この辺りから
女性のお客さんが
引き始めます・・・(笑)
このハードコア戦で
最大のインパクトが
コチラの業務用ホッチキス。
額に打ち込まれて
紙と一体化してしまう原田。
この辺りはもう
女性のお客さんも
直視できなかったり
悲鳴を上げてたり・・・。
一方で男性客や
ハードコア好きな方たちは
やんやの大歓声。
文字通り
反応は真っ二つでした。
こんなのも挟んで・・・
最後はもちろんコレ。
特大ラダー上での
攻防を制したHi69が
最上段からの
ストゥーカスプラッシュ。
しかも、
原田の下には
無数のイスが
敷かれた状態で・・・。
ハードコア戦では
Hi69に軍配が上がる
結果となりました。
個人的にはですね、
非常に面白かったです。
20分間も戦ってたの!?
・・・と
時間を忘れるくらい
楽しんで観てましたね。
これを連発されても
ちょっと困りますけど
たまにはこんなのが
あってもイイのかなと。
セミファイナル
清宮 vs 中嶋
異質なハードコア戦も
行われたこの日、
それでも強烈なインパクトを
ファンに刻み込んだのが
中嶋勝彦でしょう。
似合わないと評判の
ヒゲパーマですが
このビジュアルに
チェンジしてからの中嶋は
これまでと
一味も二味も違います。
一方の清宮。
GHCタッグ王座のベルトを
高々と掲げる姿は
若手とは思えないくらい
威風堂々。
最近の中嶋が見せる
この不敵で無邪気な笑み。
新生中嶋勝彦は
なんというか・・・
怖いんです。
何を考えているのか
わからないというか
底が見えないというか・・・。
ベルトを持っていた頃は
どうしても団体の
象徴としての振る舞いが
問われますので
良くも悪くも優等生だった
イメージがありました。
それはそれで
入場時にリングを一周して
南側のお客さんに
ポーズを取る
ファンサービスだったりを
身につけた
大切な期間だったと
思ってるんですけど
今はその優等生の
レッテルが剥がれて
自由にやれているというか。
良いところは残しつつも
凄みを見せられる
デンジャラスなキャラに
変貌を遂げました。
自然と出てきた
デンジャラスという
表現ですが
あえて似ているといえば
川田のそれに近い
殺気というか、
そういうものを
感じるんですよね。
所々で
反撃に転じる
清宮でしたが
試合全体の印象は
ただひたすらに
「中嶋勝彦、強し」
の一言でしたね。
清宮も素晴らしい
ジャーマンを見せましたが・・・
それをあざ笑うかのように
乾いた音を響かせながら
中嶋の強烈なキックが
清宮を追い込んでいきます。
試合は
レフェリーストップでの
決着となりました。
いやもうこれ、
GHCヘビーに挑戦したら
一発で獲れるでしょう!!
明らかに王者時代より
強いですよ、
今の中嶋勝彦は・・・!!
メインイベント
杉浦 拳王 北宮
vs
丸藤 潮崎 小峠
チャンピオンカーニバル
覇者とアナウンスされた
丸藤には大歓声!
大仕事をやってのけた
丸藤ですが
まだまだ先はある・・・、
そう私は
信じてますよ!?
期待値MAXの
杉浦と丸藤の頂上決戦。
その前哨戦ともあって
熱のある戦いが
生まれそうです。
GHCヘビーを争う
杉浦と丸藤、
GHCタッグで激突する
潮崎と北宮は
当然、お互いを意識。
5.29後楽園で
シングルマッチを戦う
拳王と小峠も・・・
いや、そこはあまり
意識していなかったように
感じましたね。
試合序盤で
脚を痛めてしまった潮崎。
中盤は長く
戦線離脱が続きました。
北宮とのタッグが
機能するわけないと
戦前から語っていた拳王。
やっぱりタッチは
スムーズにはいかず・・・。
そんな2人だからこそ
こんな連携技が
違和感なく炸裂!!
受け身を取れない
拳王のダメージたるや・・・。
終盤、
試合権利のない潮崎が
乱戦の中で北宮に
豪腕を炸裂!!
グローバルタッグから
好調をキープする潮崎、
この試合でも
乾坤一擲の一撃で
丸藤へと託します。
フィニッシュは
不知火でしたが
その前に見せた
この腕を巻きつけての
後頭部への虎王で
勝負は決まっていたかも
しれません。
CCは丸藤に
優勝という栄誉だけでなく
こんな危険技まで
与えてしまった!?
締めは丸藤のマイク。
貪欲な丸藤は
GHCヘビーと
三冠王座だけでなく
潮崎の持つ
GHCタッグも
獲りに行くと宣言。
実に野心的な
丸藤のコメントに対して・・・
潮崎はこの表情(笑)
坊主でも
カッケェなぁ、
オイッ!!
ゴールデンウィークも
ほぼ休みなく
働き続けた
自分へのご褒美は
コーディTシャツと
ノアの新キャップに
ミノ様サイン色紙。
このゴールデンウィーク、
様々な団体が
様々な場所で
興行を行いましたが
私が観戦できたのは
このノアの後楽園大会だけ。
大好きなノアだからこそ
あえて苦言を呈しますが
各団体が本腰を入れて
臨んだであろう
よその大会に比べて
ノアはなんで
タイトルマッチを1つも
組まなかったのか?
理解に苦しみます。
ハードコア戦のインパクトや
セミファイナルのシングル、
メインでの丸藤と
杉浦の絡みに
信頼を置いてのことかも
しれませんけど
結果的に一番
持って行った選手は
セミでの奮闘を期待された
清宮ではなく
中嶋でしたからね。
ハードコアは当然ながら
賛否両論
真っ二つになるでしょうし
メインの6メンも
豪華さこそ感じれど
セミの内容を
上回ったとは思えません。
本当に後楽園を
満員にするつもりは
あるんでしょうかね?
普段ならばこれほど
対戦カードについて
言うこともないんですけど
この時期、お客さんは
どの興行を選ぶのか、
選り取り見取りなわけで。
そういうタイミングで
はたしてこの対戦カードが
正解だったのか、
もう一度改めて
考えてほしいと思いますね。
一方で
ポジティブな意見も
書かせてもらいますと
中嶋勝彦の覚醒と
潮崎の好調ぶりは
ノアにとっても好材料。
特に中嶋に関しては
お金を払って見るだけの
価値のある選手になったと
感じています。
それこそかつての
新日本の中邑真輔のような
オンリーワンな存在に
なれる予感が
するんですけどねー。
それを活かすも殺すも
会社次第です。
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