三浦のウインドサーファー

ただ今、北米滞在中。ハワイ、アルーバ、アラチャティなどと行ったけど、遠浅、オンショアのボネールが最高に素晴しい。

女子バレー タイに快勝

2007年11月07日 | Weblog
11月7日(水) 20℃

       

きのうのタイ戦は、3:0のストレートで勝ちはしたが、決して満足のいく内容ではなく、課題の残された試合結果であった。

世界ランク30位のタイに、第2セットはジュースまで粘られる始末だからだ。

       

きのうの試合で指摘しておきたいのは、次の2点。

第1点目は、何しろ、日本はミスが多かった。そのうちサーブミスが何と6本もある。こんなことをやっていたら、高さとパワー、それにスピードと、三拍子そろった、きょうのイタリア戦は絶望的である。少しのミスも許されないのが格上の強敵との戦いであるからだ。

      

高橋みゆき選手には、明らかに疲れが見える。オーバーハンドからのサーブにも威力がないし、アタックも腕が振り切れていない。だから打球に威力がないから、なかなか決定打とならない。

高橋選手よりも若い栗原選手にも疲れが見えるような気がする。前半戦に見られたようなアタックに決定力が欠けている。

一方、荒木、杉山両選手のアタック攻撃には威力があるような気がする。また、両選手のブロック決定率は素晴らしい面がある。

第2には、監督の選手起用の問題だ。

第3セット、22対14と、大差でリードしたとき、高橋選手を休めて今日のイタリア戦に備えるにはいい機会であったのに、監督は高橋選手を続投した。この場は、代わりに、余力十分の大山加奈選手を出してもよかったような気がする。この点、柳本監督の采配に疑問を持つ。相手のタイチームが頻繁に選手交代をやっていたことと対照的である。

本来なら、世界ランク30位のタイには、もっと大差をつけて勝つようでなければ(第3セットのように)、きょうのイタリア戦はもとより、アメリカ、ブラジルなどの強敵には絶対に勝てない。

北京へのキップ・3位以内入賞に黄色信号が点灯した全日本チームは、もう1敗もすることは許されない。

どうか、前半戦の最大の山場となる今日のイタリア戦には、主力選手には疲れがたまっているだろうが、きのうのような単純ミスは決してしない覚悟で、チーム一丸となって、必死で取り組んで欲しい。

       

なお、きのうの試合を終わった段階での順位は、ブラジル、イタリア、アメリカの順でいずれも4勝0敗の全勝。日本は3勝1敗で4位につけている。セルビアは、きのうイタリアとフルセットのすえ、破れ、3勝1敗で5位、キューバは2勝2敗で6位につけている。

上位チームにも星のつぶし合いがあるだろうから、とにかく全日本チームはこの先一敗もしなければ、まだ3位以内に入る可能性は残されている。その意味で、今日のイタリア戦は前半戦の最大の山場である。

全日本女子チームの健闘を祈る!