きのうから北京オリンピック前哨戦となる5連戦が、横浜で始まった。
この大会は、オリンピックでも、どのチームが優勝しても不思議でない強豪だらけ同士の戦いである。
初戦の対キューバ戦は、第1セットこそ、エンジンのかからないキューバに対して全日本のサーブポイント、アタックポイントなどが思うように決まり、オヤッ? こんなにキューバは弱いの? 全日本はこんなに強かったっけ? と思わせる試合展開でこのセットを25:19 で先取した。
向かえた第2セットも、中盤までは全日本がリードした展開であったが、肝心なところで、3連続アタックミスをおかしたところから流れがキューバ側に行き、結局、このセットを23:25で落とした。
続く第3、第4セットは、流れが相手に行ったこともあり、キューバが本来の力を出し始め、その高さとパワーのある強烈アタックをビシビシと全日本のブロックの上から決め、また、逆に、全日本のアタックがその高いブロックに引っ掛かりブロックポイントを決められるという場面が多くなった。
全日本には、またも、してはならないアタックミス、サーブミスが肝心な場面ででた。これは大事な試合では自滅行為である。相手を益々有利にさせるだけである。
毎度言うことであるが、大事な試合に、肝心なところで、このような単純ミスをおかすことは正に敗戦に直結するということをまたしても体験してしまった。
きのうの全日本は、多分オリンピックの初戦でもこのメンバーで行くであろうという最強フルメンバーで臨んだ試合であったが、やはり、世界ランク3位、アテネオリンピック銅メダルのキューバには少しばかり差がありそうである。
相変わらす、素晴らしい守りを見せるリベロ・佐野選手↑
しかしながら、随所で見られた、強烈サーブで相手守備を乱し攻撃態勢に入れないようにすること、それに、左右、中央からの目のくらむような早い攻撃をすれば、かなりの確立でポイントに結びつくことが強豪に対しても通用することは分かったはずだ。
今日の対戦は、オリンピックの初戦で対決する世界ランク4位の強豪アメリカである。
上記の戦法が決まれば勝てない試合ではないと思うので、北京に向け、勢いをつける意味でも、是非とも、頑張って欲しいものである。
横浜での全日本の試合スケジュール↑
強豪との戦いはまだまだ続く。
がんばれ! ニッポン!