きのうの日米決戦は、フルセットの末、2:3で落とした。
でも、日米両チームはほとんど互角の勝負をしたと思う。
ただ、高さとパワーに勝るアメリカの方が少しばかり上手であり、そちらに流れが行ったというところだと思う。
その流れを作ったのが、何と言ってもブロックの数の違いであろう。
フルセットを戦って日本がブロック数8本に対し、アメリカは倍以上の17本である。
ブロックを決めるということはその後の試合の流れを大きく左右する。それだけに、今後の課題はもう少しブロックの数を増やすようにすることだ。
きのうは、日本がやるべき左右・中央からの早い攻撃を逆にアメリカにやられ全日本のブロックが付いていけなくなっていた。その反面、全日本が放つ単調なアタックが高いブロックに引っ掛かる、という悪い場面が多すぎた。
それに、決めるべきところで、必ず、決められるパワーのあるアタックを打てるようにすることだ。その意味で、栗原、木村の両選手にはもっと、もっとパワーを付けて欲しい。
きのうは多治見選手の活躍が良かった!
単純ミスは日本にもあったが、アメリカの方が倍以上も多かった。それをモノにし勝利に結びつけることが出来なかった点は痛い。
でも、オリンピックで初戦に対戦するアメリカと、6月の戦いに引き続きフルセットまで戦い、いい経験をした。惜しい試合を落としたことにはなるが、相手もミスが多いので、得られたデータを本番で大いに生かし、こんどこそ勝利することを願いたい。
なお、その他の試合では、ブラジルがイタリアを、キューバが中国をそれぞれ破り、ブラジルの圧倒的強さが目立ってきた。全日本はきょう、強豪・イタリアと対戦する。
※きのうまでの結果(横浜大会)
1 ブラジル 2勝0敗
2 キューバ 2勝0敗
3 アメリカ 1勝1敗
4 イタリア 1勝1敗
5 中国 0勝2敗
6 日本 0勝2敗