盛大に夜空を彩った北京パラリンピック開幕の花火、島岡美延です。花火大会を見られない人がいる、それは戦争の空襲、爆撃を思い出すから。昨日の花火の音はどんなふうに聞こえたでしょうか。ロシア軍は、ついにザポリージャ原発を占拠。
ウクライナ選手はパラリンピック出場は誇らしくても、故郷を離れる辛さがあるのでは。残してきた家族、生まれ育った街が、戻った時にどうなっているか。
ウクライナ侵攻を知らずに従軍するロシア兵がいるそう。たぶん、第二次世界大戦の日本兵も同じだったはず。故郷から万歳で送り出されて、はるか南の島へ行き、自分は何と戦わなくてはいけないのか、どれだけの若者がわかっていたか。その後もなくならない戦争で、様々なトラウマに苦しむ世界中の兵士。
一つの命令で戦争は始まり、終わることはどれほど困難か。愚かな歴史を繰り返すのは本当に嫌。それでも20世紀の戦争にはなかった「SNSの連帯」が今の世界にはあります。その力は、けして小さくない、と信じたい。