朝鮮王朝の謎、見ていたのは

国会議員へのアンケートって学校アンケートより真実に迫るのは困難、島岡美延です。外部調査なんか絶対に嫌ということ。この裏金の顛末、どう歴史に残されるのか。

『朝鮮王朝実録』に書かれた「王の子の死」、薬物中毒死のようであった、と記されるも犯人は不明という、史実最大の謎。この出来事に迫った物語は韓国年間最長No.1記録を樹立。映画『梟フクロウ（9日公開）』をご紹介します。

盲目の天才鍼師ギョンス（リュ・ジュンヨル）は、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。しかし、ある夜、王（ユ・ヘジン）の子の死を〈目撃〉し、恐ろしくおぞましい真実に直面する。見えない男が常闇に何を見たのか。追われる身となったギョンスは、制御不能の狂気が迫る中、闇夜を駆ける。タイムリミットは、朝日が昇るまで――。

盲目の鍼師が察するものとは、触れたもの、だけではないはず。このスリリングさ、存分に味わって。コミカルな役も多い韓国の名優ユ・ヘジン、さすが。