コロナは過去最多11万人突破の第7波、島岡美延です。命を守る術は知っているはずの私たち。
1945年4月、アメリカ軍が沖縄に上陸。県民12万人以上の命が犠牲となった国内唯一の地上戦を自分のこととして感じ取って下さい。映画『島守の塔(22日公開)』をご紹介します。
沖縄戦末期、本土から派遣された二人の官僚は、軍の命令に従いながらも苦悩し、県民の命を守り抜こうとしました。戦中最後の沖縄県知事・島田叡(あきら)と警察部長・荒井退造。二人の行動を中心に、事実を報道できない新聞社、一人十殺を叫ぶ職員、男子学徒の鉄血勤皇隊、看護要員の女子学徒隊を丁寧に描きます。
知事を萩原聖人、警察部長を村上淳。知事付きの県職員を吉岡里帆。日本軍が撤退して「解散」を命じられてから、多くの学徒隊が犠牲になったと『沖縄戦を知る事典』(吉川弘文館)で知りました。語れなかった時代から、受け継いでいく時代へ。沖縄戦から77年、沖縄本土復帰から50年。
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