年末にJALへのサイバー攻撃とは、島岡美延です。人員が手薄になる時期、どんな業界も油断はできず。
誰の声に耳を傾けるべきか、ネットでは「自分に近い声」ばかり集まるし。そんな今、この本に圧倒されました。1928年生まれの暉峻淑子(テルオカイツコ)著『承認をひらく 新・人権宣言』(岩波書店)、最近よく聞く「承認」には、個人の生死をわける言葉、と感じるそう。
承認の本質は「相互承認」であって、政権に忖度するなど、権力者の承認を得て出世しようとする人が増えると、害悪が社会全体にはびこる。相互承認こそが、社会のレベルを測ることができる「民主主義の尺度」。
人生は戸籍など公的承認の中で営まれる。一方、権力者は承認を自由に操ることによって、法的に認められないことも実行できる(日本学術会議の任命問題etc)。そんな手口が蔓延しているのでは。
何度も出てくる、モリ・カケ・サクラ問題、間違った「承認」に抗い自死した赤木さんのこと、忘れてはいけない。
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