夜には秋の虫の声、昼間はまだ蒸し暑さ、島岡美延です。スーパーでは「秋の味覚」が前面に。ただ、昨日見たサンマは高い、細い、でそそられず。
土井善晴著『一汁一菜でよいと至るまで』(新潮新書)を読みました。その前に『一汁一菜でよいという提案』(新潮文庫)がベストセラーになっていますね。そもそも「一汁三菜」って言葉をすでに聞かなくなった?
「家庭料理のあるべき姿」をめぐって様々な論争があります。お惣菜を買ってきて出すのは手抜きか、冷食は?レトルトは? 『~よいと至るまで』は料理研究家の両親のもとで育った子ども時代、フランス語が何も出来ないのに留学した話、日本料理の店での修業など、テレビでおなじみの土井先生の人生が丁寧に(辛いこともたくさん)綴られています。
公開中の映画『デリシュ!』はフランスで、レストランという存在が誕生した話。土井善晴さんはプロの料理人の味と家庭料理の間で揺れ動いた時期があったよう。さて、今夜の献立は?
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