「消えた年金問題」を思い出すマイナトラブル続々、島岡美延です。全部チェックしようがミスは起きうるもの。消えた年金は「諦めさせられた年金」で、学生時代に払った領収書がなくて泣き寝入り、は珍しくなく。
人生のターニングポイントを迎えて、何を思う? 映画『逃げきれた夢(9日公開)』をご紹介します。主演の光石研をリスペクトする二ノ宮隆太郎監督は、彼の人生を取材してアテ書き。その脚本は2019フィルメックス新人監督賞グランプリを受賞し、映像化が実現。光石の故郷が舞台。
北九州で定時制高校の教頭を務める末永周平。ある日、元教え子の女性が働くなじみの定食屋で、お金を払うのを忘れてしまう。時折、記憶が薄れていく症状が出る周平はこれからどうするべきか考える。「待てよ、これまでって素晴らしかったのか」と自問自答。妻(坂井真紀)との仲は冷え切り、一人娘もスマホばかり。旧友(松重豊)ともごぶさた、これまでの人間関係を見つめ直した周平が向かうのは――。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます