民衆のために文字を創る

父の日は緊急事態宣言の解除日、島岡美延です。
さらに3週間、神奈川県でもまん延防止等重点措置が続きます。
父が入所する施設も面会や差し入れ禁止、ワクチン接種が進んでも、自由な面会が出来るのはいつになるのやら。
国のリーダーとは、民衆のためにこそ、命を懸ける…。
映画『王の願い―ハングルの始まり―（25日公開）』をご紹介します。
朝鮮第4代国王・世宗（ソン・ガンホ）の時代。
これまで朝鮮には自国語を書き表す文字がなく、上流階級層だけが特権として中国の漢字を学び、使用していた。
この状況をもどかしく思う世宗は、庶民でも容易に学べて書くことができる朝鮮独自の文字を創ろうと決意。
低い身分ながらも何カ国もの言語に詳しい僧侶シンミ（パク・ヘイル）とその弟子たちを呼び寄せ、協力を仰ぐ。
しかし王の臣下たちは、王様が最下層の僧侶と手を取り合い、「庶民に文字を与える」という前代未聞の行動を取ることに激しく反発。
それでも強い信念のもと、命懸けで文字創製に挑む世宗は…。
こうしてハングルは生まれました。