台風8号で五輪日程に影響が、島岡美延です。
猛暑と多湿に悲鳴を上げる選手たちに“氷と水を準備している”という組織委員会、台風への備えは?
日本のメダリスト中心に見ている五輪、世界にどう届いているのかと、ふと思います。
映画『名もなき歌(31日公開)』をご紹介します。
1988年、政情不安に揺れる南米ペルー。
貧しい生活を送る先住民、20歳のヘオルヒナは妊婦に無償医療を提供する財団の存在を知り、首都リマのクリニックで無事に女児を出産。
しかし、一度も我が子を抱くことなく院外へ締め出され、娘は何者かに奪われてしまう。
警察や裁判所に訴えても、有権者番号を持たない夫婦は相手にされない。
新聞社に押しかけたヘオルヒナの話を聞いた記者ペドロが調べ始めると、権力の背後に見え隠れする国際的な乳児売買組織の闇が…。
実際に起きた事件を基に映画化したのはペルーの女性監督メリーナ・レオン。
モノクロの画面でとらえる母親の絶望…。
貧困と格差、民族差別という社会問題を抑制のきいた演出で浮き彫りに。
猛暑と多湿に悲鳴を上げる選手たちに“氷と水を準備している”という組織委員会、台風への備えは?
日本のメダリスト中心に見ている五輪、世界にどう届いているのかと、ふと思います。
映画『名もなき歌(31日公開)』をご紹介します。
1988年、政情不安に揺れる南米ペルー。
貧しい生活を送る先住民、20歳のヘオルヒナは妊婦に無償医療を提供する財団の存在を知り、首都リマのクリニックで無事に女児を出産。
しかし、一度も我が子を抱くことなく院外へ締め出され、娘は何者かに奪われてしまう。
警察や裁判所に訴えても、有権者番号を持たない夫婦は相手にされない。
新聞社に押しかけたヘオルヒナの話を聞いた記者ペドロが調べ始めると、権力の背後に見え隠れする国際的な乳児売買組織の闇が…。
実際に起きた事件を基に映画化したのはペルーの女性監督メリーナ・レオン。
モノクロの画面でとらえる母親の絶望…。
貧困と格差、民族差別という社会問題を抑制のきいた演出で浮き彫りに。
事件に係わる権力者が言う詭弁は「貧しい親に育てられるよりも海外の裕福な家庭で育つ方が子供も幸せ」。
政情不安不信、貧困と格差、差別においては簡単に優生思想に陥る怖さがありました。
遠い国の話ですが、他人事ではないかもしれないですね。
日本がバブルに浮かれていた頃・・・、そんなに昔の話、でもないのですよね。
「見えにくいものが見えた」コロナ禍、この国の人々は、秋にどんな意思を示すのでしょう。