日本代表としてメダルを獲ったのは

昨夜は都内でも猛烈な雷雨、島岡美延です。来週は台風10号の進路に要警戒。

パリ五輪メダリストたちは引っ張りだこ、「次の形」に進む人も。戦争がある中でオリンピックは行われたけど、戦前の1936年も複雑でした。映画『ボストン1947（30日公開）』をご紹介します。『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ監督の最新作は「日本代表だった」二人の実話。

1936年、ベルリンオリンピックのマラソンで日本は金と銅のメダルを獲得。それは、ソン・ギジョン（ハ・ジョンウ）とナム・スンニョンが日本名で表彰台に上がったもの。第二次世界大戦終結で祖国は日本から解放されるも、メダルの記録は日本のまま。1947年、歴史あるボストンマラソンに若きマラソン選手を出場させようと奔走した二人は――。

「私たちが望むのは、祖国の国旗をつけて走ることです」、このセリフから戦時中に日本がしたことを考えます。文字通り、国の代表として命がけでボストンに乗り込んだ彼らが起こした奇跡。