アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

「人間、やっぱり情でんなぁ」竹本住大夫さんの本。

2014-11-09 | 読み物


今年5月に文楽大夫を引退された竹本住大夫からの聞き書き本。
読んでいるというよりも
住大夫さんの読み聞かせが聴こえて
なかなか読み進まないのです。
不思議です。


木瓜の紋が並んだ上品な表装紙。
私はカバーを外して持ち歩きます。
しかし、読んではうるうるするので、あきません。
この方の浄瑠璃は、生ではもう聴けませんが
読めばきっと劇場へ行きたくなると思います。

人間、やっぱり情でんなぁ
竹本 住大夫,樋渡 優子
文藝春秋



雑誌2冊「魚」と「京都」

2013-02-09 | 読み物
巷で噂の2冊を購入しました。
たまたま2冊とも京阪神エルマガジン社
Meets Regional『うんまーい魚の店』と、SAVVY『てくてく京都地図本』

中央市場のまゆとろ、みよし食堂をはじめ、
魚料理のお店にうっとり。

京都本は、見ているだけでうっとり。
行きたいなー。

2冊とも誰かに預けて研究してもらって
誘導してもらうのがよろしい、うん。

冬はムーミン

2012-11-24 | 読み物
近くで手芸屋さんとか百均とか行きたい、でも他にもお店を見たいし。
という時には、商店街へ行きます。
千林商店街へ行く時は、往路か復路のどちらかは森小路を通ります。
「Keats and Company」という古本と雑貨のお店に寄るためです。
この日はムーミンシリーズ文庫本が8冊置いてあったので、買ってしまいました。
小学生の頃に絵本をたくさん買ってもらったのですが、誰かにあげてしまったので。
これでしばらくはムーミン祭です。
お店は少しクリスマスの様相で、またゆっくり来たいと思いつつ商店街へ向かいました。

やっぱり安いなぁ、でも歩きなので持って帰られへんし、
家からもう少し近かったら良いんだけど。
勝手なことを思いながら歩くと、けっこうお腹も空いてきます。
京阪千林駅から遠ざかってしまったので、かどやで善哉を頂くことにしました。
よぉ流行ってました。
玄米のお餅で。


美味しいに決まってますやん
2時間半ほどウロウロしていました。




古本市みやげ

2012-10-17 | 読み物
車輪がついているものなら、自動車に限らず
自転車から乳母車まで大好きな家人に話したら「欲しいー」
と叫んだので、童話集を買った翌日またツイン21へ。
月刊自家用車、家人の生れ年の1冊です。
中身はまぁまぁ綺麗で読みやすい。

上はオペル・アドミラル、下はコロナ。


庶民の生活から


高級外車まで。


「やっぱり舗装道路は良い」など、昭和中期の様相が生々しい。
また探してしまいそうです。
ツイン21古本フェアは、20日(土)まで。

古い童話集2冊

2012-10-15 | 読み物
苦手な歯医者さん通いの帰り道、古本市に出会いました。
時間もあったのでぶらりと立ち寄って、とても古い童話を2冊買い求めました。

水色のは「ちるちる・みちる 山村暮鳥童話集」
大正9年初版発行です。

赤いのは「おとぎばなし集 赤い船 小川未明」
明治43年発行
両方とも昭和49年に復刻されたものです。

慈愛に満ちた作家の思いが溢れていると同時に
生き死にや、ウソなど、怖い描写もあります。
だからこそ、大人が読んで聞かせてあげたい。とても楽しい。
一日の終わり、お布団に入った子供達に
ぜひとも読み聞かせてあげたい童話集です。


と言いながら、自分が読んで楽しんでいます。







読み物「エプロンメモよりぬき集」

2012-08-18 | 読み物
じっとしているだけで汗が流れてきます。
普段は職場で体が冷え切っているので
日中に流れる汗は、逆に気持ちよかったりします。
マルちゃん正麺に完熟トマト&えのき氷で、汗だくのお昼。

汗を拭きながら、この本を開いています。

エプロンメモ よりぬき集
クリエーター情報なし
暮しの手帖社


私が生まれる前から「暮らしの手帖」で連載されている役立ちメモですから
もちろん、電子レンジや便利なグッズもなかった頃の知恵が多いのですが、
今はもういない祖母が色々教えてくれているようで
とても気持ちが落ち着くのです。

そんな大層なことではなくて「わかってるって」
と言いたいようなことも、たくさん書かれています。
わかっていても普段は忘れていて、「そうそう、そうだったな」
と振り返ることもあれこれあって
暑い時間をおとなしく過ごすのに、持って来いの小さな手帖です。

最近読んだキモノ本2冊

2012-06-10 | 読み物
最近読んだキモノ本です。新刊ではありません。
こちらは「あるある」と思わず微笑んでしまう親しみを覚える一冊。
あしたも着物日和
近藤 ようこ
徳間書店


漫画仕立てなので、余計にさっくり読めて
安心感が得られる内容。
20年間キモノと向き合って来られた、近藤さんのキモノ放浪記、
こうやって記憶&記録されていること、
まぁ職業柄といえばそうなんでしょうけど、おもしろいです。

こちらは表紙にノックアウトかな。
日々、きものに割烹着
猪谷 千香
筑摩書房


私の母は70代半ばですが
父の葬儀に着た喪服があまりに苦しくて
悲しい気持ちと重なって「もう二度とキモノは着たくない」
と言いました。
(だから箪笥の中身を私にくれたのだった)
孫の挙式には黒留袖を着ましたが
もう体が歪んでしまっているのと、留袖の重さに疲れたらしい。
「式」「衣裳」という縛りが、母とキモノを余計に遠ざけたのかも知れません。
伸縮性のある被り物トップにウエストゴムのパンツやロングスカート、
そういう楽な衣服に慣れてしまうと
普段に自分でキモノを着て生活出来る高年齢者というのは
なかなか希有なことなのかも知れません。

いや、アタシはそれは嫌です。
皆さん一緒に、キモノを楽しむお婆ちゃんになりましょうね。

楽しいブログ「お茶の松露園」

2011-11-16 | 読み物
ねやがわ1番街「宇治茶の松露園」がブログを始めてひと月が経ちました。
関東出身のちぃさん、松露園店主の可愛い奥さんです。
彼女が書くブログが楽しくて、毎日見ています

お茶の松露園

最近は、1人で関西のあちらこちらを徘徊しているようです!
「ちぃ散歩」というタイトルを見ただけで、ワクワクします
ぜひご覧になってくださいね!
ちぃさん、更新楽しみにしてま~す

梅田の土産、本と菓子

2011-10-23 | 読み物
10月20日、
キモノ*スイーツ堀口初音先生の著書
上方伝統芸能あんない』の発売日でした。

梅田で途中下車して、阪急梅田駅の紀伊国屋。
古典芸能の棚に平積みしてある本を発見しました。
装丁が可愛い~


こちらの帯にある、わかぎゑふさんの言葉
「古典芸能は芸術にあらず!
この本読むと、遊び場として一生楽しめます!」

が良いです。

インタビュー記事では
「この人の舞台を見てみたい、声を聞いてみたい、会ってみたい」
という、人からの導入による興味の入り口設定と、
「どうせ行ってもわからない、堅苦しい」
という未知&偏見を減少させる案内文のわかりやすさが魅力です
おもしろい

そのあと、阪急梅田駅で
京都きものパスポートをゲット

そして、慣れない阪急をあとにして
阪神デパ地下で「御座候」


オーブントースターでカリカリめにして、
バターをちょいっとつけて食べるのにハマってます。
美味しいお菓子とお茶で読書。
秋ですね~

堀口初音著『上方伝統芸能あんない』

2011-10-13 | 読み物
上方伝統芸能あんない: 上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談・浪曲・上方舞
堀口 初音


キモノスイーツの堀口初音先生が
創元社から初の著書『上方伝統芸能あんない』を出されます
10月20日発売予定とのことです。

私は、今までずっと興味があったけれど、
キモノスイーツの「スイーツ寄席」を通じて
能や舞の入口をくぐらせていただきました。

見ているうちに、いや全く難しいものだなと思う気持ちとは裏腹に
DNAが呼び覚まされるのか、心地よく舞台を見ている自分がいるんですね。
また、生みの苦しみと言いますか、
先生ご自身が本当にがんばっていらっしゃる様子を垣間見て
この本がついに刊行されることは、たいへん感慨深いことです。

以下、キモノスイーツ堀口先生のブログから引用させていただきました。

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上方の伝統芸能である、上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談
・浪曲・上方舞の8つのジャンルについてのガイドブックです。

興味があるけど難しそう、観たことはあるけど面白さがわからなかった、
などのお声をお聞きすることが多いので、チケットの買い方や、
初めて観る方がつまずきやすいポイントなどについても解説しています。

情報ページのほか、8つの芸能の演者さんにインタビューもさせていただきました。
 片岡愛之助さん(上方歌舞伎)
 豊竹英大夫さん(文楽)
 桂吉坊さん(上方落語)
 大槻文藏さん(能)
 善竹隆司さん(狂言)
 旭堂南左衛門さん(上方講談)
 京山小圓嬢さん(浪曲)
 山村若さん(上方舞)
20代(インタビュー時)~80代のそれぞれのお立場の方が、
芸へのお気持ちを語ってくださっています。

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もう手に入れられた方もいらっしゃるそうです。
アマゾンで予約か・・・書店で見るか・・・
どちらにしろ、本当に楽しみな一冊ですね。