アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

おニューの弁当箱は木曽漆器

2016-02-12 | うつわ
事務仕事での昼食は、なるべく弁当持参です。
毎日、お弁当屋さんが来られるのですが、
なかなか同じ味で飽きちゃって。
節約も兼ねて手弁当が主となります。

適当なおタッパでしのいでいたのですが、蓋が変形してきたし、
昨今の弁当箱ブームで、ちょっと良いのが欲しくなってしまいました。

曲げ物、わっぱ、めんぱ・・・百貨店で実物も手に取ってみたり。
お♪と思うと中国もの。別に良いけど、他にないかなぁ。

鼻息荒く探しに探して、ついに出会ったのが木曽漆器。
ちょうど「ふるさと割」が適用されていて、嬉しいことに大きな値引きとなりました。


到着までに1週間ほどかかったでしょうか。
とても軽くて綺麗!
漆の匂いに気高さを感じます。
堅牢で粋、日用品として使うのに最高のぬりもの。
深さもあるのでたっぷり入ります。


嬉しい一生物です




白い茶器

2016-01-27 | うつわ
1月。何か新しいものを出したい気持ちになります。
昔、実家では、お茶碗やお箸、下着を。
それもしなくなりました。


今年は急須と湯呑みをさら(新品)で。
白山陶器のセットです。
シンプルにもほどがあーる。
緑茶だけでなく、紅茶にもよさげです。
一服しに来てくださいね~。











食器の修繕~思い出し金繕い

2015-04-09 | うつわ


大好きな角皿の角が欠けてしまったので、
思い立って修繕してみました。
エポキシ樹脂はたいそうなのでボンドで角を作り、
400と2000のサンドペーパーで整えました。


本来なら疑似うるしと金粉で仕上げるところを省略。


これでまたしばらく使える。
昔、講座で仕上げたデミタスカップ、触ると凸凹で下手くそ。


10年も経つと、ほぼ忘れました。



金継ぎとブルーウィロー

2009-12-03 | うつわ
着物さくさくのsumomoさんと同席させていただいたお茶の席で、
神無月には欠けたものを使うという、おもしろいお話を伺いました。

母の実家がお茶屋さん(置き屋さんじゃなくて、日本茶の販売店)なので、
かれこれウン十年、丸久小山園の宇治茶にお世話になってます。
日本茶と茶器と長い長いお付き合いです。
そして、何かがしたくてたまらなかった時に、
しばらくの間、金継ぎという作業を勉強しました。



これは、授業の一番最初の練習作品
松屋町の「練」にある小物屋さんで、
ちょびっと欠けのあるデミタスカップを見つけたのでした。
made in japanの印判、つまり手書きではないプリント柄です。

パテで埋めて、けずって磨いて・・・
ほんの小さな欠けも、凸凹がわからなくなるまで丁寧に。
新うるしという合成漆を塗って、最後に金を蒔きます。
新うるしは、本物の漆よりも手軽に扱えるので楽チンなんです。
本物の漆なら、乾燥させる「室」も必要だし、
私その前にアレルギーに苦しむわ~きっと
なかなか滑らかな表面にすることが出来ない、
難しい作業です。



さて、この金継ぎに使ったカップの模様を見た先生が
「ほぉ~めずらしいものを見つけてきましたね」
と、この模様にまつわる話を教えてくださったのでした。
それが、
私がこの器をコレクションするきっかけになったのでした。

「ウィローパターン」

比翼の鳥と、柳が印象深いシノワ柄。
どこかで見たことあるでしょう。
これについては、また今度