アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

文楽へはお対のキモノ(アンサンブル)で

2013-01-18 | 小唄
文楽の日はキモノを着ようと思っていましたが
さて、何を着ましょう。
松の内だからおめでたコーデかな。
紬で楽チンがいいかな。

「私はお対(おつい)で行きます」
お師匠さんの鶴の一声で、私もそれっぽく。
いやいや、アンサンブルは持っていないのです。
紬の無地に、同系色の細かい格子の羽織。


お師匠さんは、白生地を染めてもらったというアンサンブル。
八掛けも共で。
帯は博多で渋コーデ。
さすが。


草履は畳表にコルクの台。さすが。


シャネルの手提げは荷物がいっぱい。
一週間生きていけるぐらい、色んなものが詰まっているらしい。
さすが。



京都の味とお土産など

2012-11-17 | 小唄
京都、出町柳には「出町ふたば」という有名な和菓子屋さんがあります。
伊勢丹などで買ったことはありますが、本店は行列が絶えないそうです。


豆餅が一番有名ですが、ほかにもたくさんの和菓子があって
あれもこれも欲しいところですが、
家族の人数が少ないことをうらめしく思いながら選びます。
お隣にはお漬物の西利があって、
こちらで目に付いたのがラブレのお漬物。
ヨーグルトだけじゃないんですね。生姜を買いました。

帰りに大極殿栖園「せいえん」で柿の琥珀流し。


大事に大事に食べて、満足なり。
お土産にすはま「まめまめ」を購入。娘が大喜びでつまんでいました。
キモノ割引で、うれしい美味しい。
と思っていたら案の定、帰りのおけいはんで食べ物の話になり、
seriさんと京橋京阪モール地下1階、たこ焼き「あすか」に立ち寄りました。
昔から変わらない、ソース無しの味付けたこ焼きです。


中身が殺人兵器のように熱々とろとろで、取り放題のガリで口を冷ましながら頂きます。
たまに食べたくなるシンプルなたこ焼きです。
さすがにお腹も膨れてしまい、これにて本日のご飯は終了しました。

西利でもきものパスポートで何かあるようですが
お店の方にもよるのでしょう、こちらから見せないともらえません。
ちゃんと事前にチェックしなきゃいけませんことよ。

泣きながら笑える女

2012-10-11 | 小唄
今はもう休刊ですが大阪人という雑誌。
小唄のお師匠さんが載っているバックナンバーを
やっと見つけました。
平成14年12月の発行の中で「大阪人の素」という頁。
以前、古本屋さんで「大阪人はすぐに売れてしまう」
と言われて、半ばあきらめていたのですが
やっとこさ船場セんタービルの天牛書店にて。

お題は「泣きながら笑える女に誰がした」
これは川柳作家でもあるお師匠さんの句です。


着物は裾つぼまりにせなあかん、そして私は衣紋を抜かへんの。
と言うのが、お師匠さんの着物スタイル。
読めば読むほど、自分の人生なんて楽チンなもんやなぁと思います。
機会があれば、皆さんにもぜひ読んでいただきたいものです。

小唄の会へ。

2012-10-08 | 小唄
日曜日は小唄の会がありました。
出演される方々は、お揃いの一つ紋の訪問着。
ええ色だと思います。


お師匠さんのお太鼓の中には、譜面やらアレコレ入っておりました。

舞台がおもしろい。
半分コで、左側で演奏してる間に右側スタンバイです。
交互に幕が開きます。


ですから、あんまり前に座ったら見えにくいのです。
まぁ、そんなこんなで文化の秋です。

小唄のお稽古「旦那はお米」

2012-09-06 | 小唄
旦那はお米】二上がり

誰かさんが 言ったとさ

旦那はお米 友達ゃおかず

そして

貴方はお酒

酒はなくても生きてはいける

でもね

ままにならない この世の中で

酔わなきゃ眠れぬ夜もある


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おもしろい唄。
意味深な大人の話。
大阪ではあまり知られていないが、
お江戸ではちゃんと譜もあるそうです。

旦那さまは、無くてはならない日々のお米。
友達は、まぁ、おかずのようにあれこれ色々。
そしてお酒は・・・

私、呑めません。
身も蓋もないオチで、すみません。

この唄、最初の「誰かさんが 言ったとさ」
が、セリフなんです。
これがお師匠さんのように言えない。
お師匠さんたら、まるでテレビや舞台で見る役者さんみたいな言い回しで
それを真似することの難しさったらありゃしない。
むずかしいーむずかしいーー

「でもね」も、同じくセリフなのですが
この三文字も言えない。

でもね でもねぇ とんでもねーわ。

玉三郎になって言いなさい!と言われても
出てくるのは笑いばかり。
ごめんなさい。あぁごめんなさい。あはは。

浴衣会で小唄三昧

2012-07-12 | 小唄
ぼちぼちお稽古させていただいております小唄の
夏に開催される浴衣会に参加してきました。
今年は「仇吉」という新内小唄をあてがわれて、
恥ずかしながら皆さんの前で・・・

想像通り、あぁ大失敗。

過ぎたことは仕方ないですね、また精進いたします。

2年に一回、皆さんで浴衣を新調されるそうですが、
「小」という文字がデザインされているんですね。


私のように名前の無い新参者は、好き勝手な手持ちの浴衣で良いのです。


矢絣でええ柄やなとお師匠さんは褒めてくださいましたが、
胸元に白い面が多いのは、ちょっと好きではないな。

いやーまいったまいった。
せっかくのお休みにもかかわらずおいでくださった皆さん、
感謝感激、ありがとうございました。


おーっと、お師匠さんと先輩は、ちゃんと手を隠していらっしゃる。

午前11時に始まって、帰宅は20時をまわりました。
お稽古事は体力勝負でもありますね。ちかれた。

調子笛を買いました

2012-03-31 | 小唄
三味線用音合わせのための笛を買いました。


吹いてみると、ハーモニカのような音なのですが
数字が書いてあって「3本」とか「5本」とか言うようです。
くわえて吹くと、両手が空いて使えるんですね。

最初はお師匠さんの三味線を動画で撮らせていただいて、
それを見ながら音合わせをしていたのですが
これでやっと自力で出来ます。
いや、ほとんど家ではお稽古していません。

裏側。


なんか不思議な形状のものが一つ増えて
うれしい気分です。

なんとなく文楽

2012-03-29 | 小唄
歌舞伎は役者を観る。
文楽はどうでしょう?
興味がありながら、なかなか足が向かない伝統芸能ですが
ものすごく観に行きたくなる本を読みました。

こちらは赤川次郎氏による随筆。
三毛猫ホームズとか、あまりハマらなかったんですが。

あとがきには
「文楽 こんなすばらしいものがある、ということを
 少しでも若い世代の人たちに知ってもらいたい」
大変わかりやすい手引きという意味合いもありながら、
伝統芸能に対する警鐘なども交えて、
一般的な市民目線な文章が好印象。
赤川次郎の文楽入門―人形は口ほどにものを言い (小学館文庫)
赤川 次郎
小学館


こちらは対談もの。
三毛猫ホームズの文楽夜噺
赤川 次郎 (著), 桐竹 勘十郎 (監修)
角川書店(角川グループパブリッシング)


こっれっは、、、おもしろかったです。
対談だけではなく、最後には赤川氏による短編もあり、
それがまた、滅茶苦茶おもしろい。
24年度は私、文楽観賞デビューしますわ。

ちょー元気

2012-03-15 | 小唄
3月4日にありました小唄の会の集いは
お師匠さんの快気祝いの会でした。

しゃべる。


唄う。


踊る。


こんなに楽しい集まり出来るんやったら、次はどこを切ってもらおっかな~♪
と、
お食事に手をつける間もなく動き続けるお師匠さん。
たった一人でも「しょーむなかったわ・・・」
と、思われたらこの会は失敗ですって。
そういう思いで、ずっと生きてこられたということです。
おめでとうございます。
これからもずっとお元気で、ご指導をお願い致します!

猫と小唄と善哉と

2012-03-02 | 小唄
今月は小唄のお師匠さんの快気祝いパーティーがあります。
明るくてパワフルなご様子に、いつも圧倒されます。

お稽古の前に甘さ控えめ、美味しい善哉をいただいて。


ガス火でこんがり焼いたお餅2つでお腹いっぱい。
この日のお稽古は「高砂」
小唄なので、お能や地唄よりもうんとあっさりです。

「高砂」
高砂や この浦船に帆をあげて 
月諸共に出で潮の 浪の淡路の島影や 
遠く鳴尾の沖過ぎて はや住の江に着きにけり

唄はもう少し続きます(まだ覚えられない)
おめでたいこの唄を、善哉力で何度も稽古しました。

その昔は「3ご」と言うて
ゴルフ・囲碁・小唄は紳士のたしなみであり
給料からその稽古代を会社に差っ引かれて
おっちゃんらは堂々と社内で稽古に勤しんだ
という時代があったらしいです。
良い時代があったのやで。

よろしいなぁと、レモンちゃんも話を聞いています。


お師匠さんに新内「蘭蝶」を聴かせていただいたり、
パーティーの着物の話でも盛り上がってお宝を拝見したり、
携帯のメール着信音に時計を見たら、23時。
あわてて帰ったうるうの夜でした。