アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

読書「親のトリセツ」

2020-05-09 | 読み物
在宅ワークと休日と。
暇ですね。ひまひま。
出来る片付けも、ほぼした。
台所仕事も余裕よゆー。
そんな毎日だけど、仕方ないです。
頑張ろうと自分に言い聞かせて?
嫌いなんだよね〜頑張るっての。

ま、ダラダラとこんな日々ですが、美味しく食べられてお布団で眠れるという基本的生活が送れる幸せをジャリジャリと噛み締めております。

今日は読書です。




カータンさんのブログが面白くて拝読しているのですが、この本も泣いたり笑ったり、おもしろーい
親の事では連休前からも色々あり、決して他人事ではないので共感度高し!
漫画でサクサク読めるし。

親の事情も家庭によりそれぞれですが、傷を舐め合いながらボチボチ…ですね



髙田郁「あきない世傳 金と銀」

2018-08-14 | 読み物
暑い暑い。
地下鉄ひと駅分を歩く度胸もないので、至近駅から電車に揺られて本を読む毎日です。

今読んでいるのは、高田郁さんの「あきない世傳 金と銀」1~5巻

あきない世傳 金と銀 源流篇 (時代小説文庫)
髙田郁
角川春樹事務所



たまたま出会ったサイン本


丁稚のスタンプがなんとも可愛らしく、あの子かなぁと想像してみたり

「出世花」もその続編も大好きだったのですが、この「あきない世傳」も面白い!
江戸時代の呉服屋の話なので、当時のキモノのことが色々出てくるのに興味津々。
時代考証もさることながら、お蚕さんやあれやこれや、情報量にも長けて頼もしい限り。
また、舞台がほぼ大阪で大阪弁。
(細かく言えば、船場言葉などの違いもあるでしょうが)

たまに音読しては自分の大阪弁の技量を計ってみるのも酔狂かと
「お家はん」言えますか?(女主人のこと)
おえはん、と発するのはなかなか難しいもんです。
いやいや、そんなことよりも、一番気になるのは、主人公「幸」の人生なのです。
現在5巻まであるのですが、早く続編が出ないかなぁと首を長くして待っています





読書「未来のだるまちゃんへ」

2018-04-10 | 読み物

未来のだるまちゃんへ (文春文庫)
文藝春秋


だるまちゃんの絵本は、クソ生意気でワガママな息子の言う事を何でも聞いてやる親だるまに腹を立てながらも大好きなシリーズです。

クセが強いような普通のような面白さ、可愛くないけど愛おしい、そんなイメージがある絵本の作者のかこさとしさんは、私にとってはとても不思議な存在で、その謎を解明するような気持ちで読みました。

そして、もっともっと読みたい、教えて欲しい、まだまだ書いて欲しいと思います。
素晴らしい一冊でした



「うめ婆行状記」を読みました。

2017-10-25 | 読み物
大好きだった宇江佐真理さんの新刊を読みました。
うめ婆行状記 (朝日文庫)
宇江佐真理
朝日新聞出版


一昨年亡くなられた宇江佐さんの遺作。そして未完成なんですね。
それでも読了感は十分ではないかと思います。
主人公の「うめ」。江戸時代なので「婆」と言っても40代後半のこと。
同心であった亭主の死をきっかけに、武家を出て一人暮らしを始める「うめ」

「誰でも年を取るのよ。でも、ただ老いぼれて行くのはつまらない。
自分ができることを見つけ、楽しく暮らさなきゃ。それで、本当に死ぬ時は、ああおもしろかった、楽しかったと言って死ぬのよ」

強気を見せたり弱音を吐いたり。江戸人情話って大好きです。
電車移動中にじーんとしてページを閉じて涙をこらえてを繰り返し・・・
宇江佐さんと重なる「うめ」に共感し、背中を押されたような気がした1冊です。
にしても、もう新刊が読めないのは寂しすぎます







古本2冊

2016-09-04 | 読み物
千林商店街、カドヤ本店から森小路方面へ歩き、カドヤ東店へ出る手前に、Keats and Companyという古本の店があります。
歩いて行ったので、汗を流しながら物色…

「高畠華宵 大正・昭和☆レトロビューティー」


いつの時代も…ハハ


アンティーク着物や華宵自身のこと。
kellyさんに見てもらお。

「大橋歩 おしゃれにうつつ」
薄紙をまとっています。


面白いです!


食欲よりも先に、読書の秋が始まりました








横森美奈子さんのきもの本

2016-05-30 | 読み物
デザイナーの横森美奈子さんの着物の楽しみ方が好きなんです。
きものYOKOMORI流スタイルという一冊もおもしろいですよ。
やっと買いました。


楽をしたい、でも外見はカッコよく!
そんなデザイナーならではのこだわりがあれこれ。
歳上の方にそれをされると、うれしくなります


きものYOKOMORI流スタイル―これでもOK! 着物の新常識
横森 美奈子
主婦の友社






「着物しらべ」稲垣美穂子著

2016-03-15 | 読み物


ときどき読み返す古本屋さんで見つけた一冊。
昭和52年刊行、女優さんが病から脱しようと一念発起して書かれた本です。

前書きにあるエピソード

テレビの時代劇、衣装をつける若いお嬢さんが
下着である腰巻を、巻きスカートのように後ろで合わせ、
紐を蝶々結びにして長く垂らしていたという。。。

その頃から、キモノ離れはあったんですね~
昭和な写真が楽しいです

抜粋してみますと

着物は~でなければいけない
着物は~である

この「いけない」「である」の多さに
「着物は人間より一段高い所に奉るもの」
そんな感じさえ与えます。
「たかだか身にまとうのが着物じゃないの。煮て食おうが、焼いて食おうが、人間さま次第さ」



「おごれる者は久しからず」って呉服業界のことのように思える昨今、
昭和中期に既にこう思える事が起こっていたのか~。

着物作家、問屋、呉服屋の番頭さん、歌舞伎や文楽、
あらゆる着物に詳しい人の話を聞いて書き上げられた一冊です。
季節やアイテムに関する表を見ると基本もあって、古いけれど参考になります。
あ、そういう考え方か~と思える話も多く、ゆるくキモノを捉えるきっかけにもなると思います。

会ってお話を聞くことは不可能でも、読み物で知りうる世界は様々あっておもしろいものです。
着物に限らず、常に頭やわらかく、広い目で考える感性を持てたらいいなぁ






着物しらべ (1977年)
稲垣 美穂子
読売新聞社



群ようこ「着物が欲しい!」

2015-11-15 | 読み物
きものが欲しい! (角川文庫)
群 ようこ
角川書店



露骨な題名ですが、ズバリですよね。再読しました。
さすがキモノに係る投資力はものすごいですが、ほとんどの頁で「あるある」と苦笑しながら読めます。
共感出来ること多数です。
作家さんも出版されて10年近く経ちますので、今はまた違う価値観でいらっしゃると思います。
普段よく着物を着られる方の苦労と言いますか、
ブルータスお前もか、
著者の胸のうちにある着物愛や具体的な経験談を通して、着物の面白さを具体的に感じられると思います。

年とともに好みは変われど
数少なくなった店舗に対する一顧客としての気持ちや
キモノが欲しい時の気持ちの葛藤などは、誰でも同じなのだなーと思いますね。
それにしても、ええの着てはる。持ってはります。



















宇江佐真理さん

2015-11-10 | 読み物


2015年11月7日、宇江佐真理さんが亡くなられたとのニュースに驚きました。

斬られ権佐、泣きの銀次、髪結い伊三次、・・・優しくて強い男たち
それ以上に強く、しかし可愛く賢い女性たち・・・
愛すべき登場人物に感情移入しては泣いたり笑ったりして江戸の町を旅しました。

Roadside Libraryさん宇江佐真理さんの著書リストをリンクさせていただきます。

大好きな作家さんでした。
作品はいつまでも心の中に。

しかし寂しいなぁ









帯結びアレンジ帖

2015-02-04 | 読み物


風の本屋さんで注文していた本を受け取ってきました。
池田書店から出た「帯結びアレンジ帖」
着物屋くるり著、主に名古屋帯と半幅帯の結び方がたっくさん載っています。
写真が楽しいですね~。

本や動画を見ながらの帯結びは、
キモノを着始められた方にはなかなか思うようにいかないかも知れませんが、
どのページも可愛くて、こんな組合せいいなぁと色んなコーディネートを楽しめます。

出張着付けレッスンでは着付けボディが無いため、
本を見ながらイメージを説明することがあります。
お洒落コーデがいっぱいだとテンション上がりますね。

あとは福音館書店
の定期購読「こどものとも」を一緒に持ち帰り。
毎月ちびっ子に送っています。