アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

ボケた頭で「ちくわ浴衣」

2012-07-31 | キモノ
祇園祭でゲットした激安綿麻・ちくわ浴衣を
天神祭に初おろし。
甘くて美味しいスイカに羽ばたく私。


軽い生地なので、暑い時期は良いです。
帯留めは日々野琴さん作のもの、涼しげ~。

ただ、遊び呆けて頭はボケボケ。
「胸紐が出てくるなぁ」と時々押し込んでいたのは、なんと帯揚げ。
写真を撮るために引っ張り出しました。
見てわかるように、本当に胸紐が見えている?みたいな色。


残念。

天神祭は花火で終わらない

2012-07-28 | 日記
以前、ぜひにとお声かけいただいた天神祭、
初めて!本当に出かけてきました。

とにかく大阪市内に住んで四半世紀以上経つのに
遠くで上がる花火を見るだけの天神祭でしたから。

いざ、夕闇せまる天神橋を渡っていくと、文楽船が出発しようとスタンバイ。
文楽人形は三番叟、人形使いは豊松清十郎さん!


思わず手を振りました。おめでたいなぁ!

次に控えしは、落語船。
桂ざこば師匠が、こっちに何度も手を振ってくれはった!


うれしいうれしい♪

そしてお神輿。


お江戸のような「そいやそいや」じゃないけど、かっこいい。

ギャル神輿がどんどんキャバクラ神輿と呼んでもいいんじゃない?みたいに
金髪リーゼント&お水メイクで、あれは本当に良いのか?と疑問を抱いているのですが
神輿はやっぱり男のもんやなぁとホレボレしました。

みんなのお持たせと、ちえさんが入れてくださる甘露な冷茶にうっとりしながら
お祭を堪能させていただきました。
花火が終わると、ぞろぞろと帰るのが当たり前だと思っていたのですが
参道の行列はまだまだ続いています。


笛と太鼓、獅子舞に続く何百人の女子による傘踊りは
「ソレーっ!」という掛け声が大変可愛らしくて眼が離せません。


まだまだ続く、だんじりにお神輿、牛さんもいたっけな。時代装束も近くで見たい。
来年は間近で見てみよう。


いいねぇ、夏祭りに浴衣。
素晴らしい経験をさせていただきました。
ちえさんご夫妻、皆さん、ありがとうございました^^

京都へぶらり

2012-07-27 | 日記
久しぶりに2人の休みが合うたので、おけいはんで京都へ。
お昼は、清水五条にある半兵衛麸本店
「むし養い」をいただきました。


前日の予約で、12時半に入りましたが
常に満席ですね。

腹の虫を落ち着かせる程度のお食事ですが
もちもち噛んでいると、けっこうお腹が膨れます。
右端の生麩の桃まんじゅうも美味しい。
お箸でつまむと、余計にややこしい形になっておかしい。


みぞれのお椀も、具はすべてお麩で、ちょっとイラッとくるぐらい。


最後の白味噌仕立ての椀、これもお麩ですが
ものすごく美味しいお汁です。


あぁ、冷たいトロトロの生ゆばもありました。
駅からすぐなのになかなか凝ったお店で、京都感に満足です。

大変暑い日でしたが、その暑さがかえっておもしろいぐらいだったので、
ぷらぷらと京阪三条まで歩きました。
賀茂川の1本西側の道は、きれいに整備されていて歩くのにはもってこい。


ずらりと並ぶお店は、古典からピンクまで様々。
キョロキョロ観てると、あっという間です。
・・・あんまり見たらアカンお店もあります。
しかし、
さすがにカッカッカと暑くなり、河原町の梅園さんで冷たいものをいただいてきました。

予定では森小路まで帰って「かどや」へ・・・そこまで体が持ちませんでした。

かわいそうなお染の文楽人形

2012-07-23 | 日記
大暑であった日曜日、家族と野崎さんへ詣でました。

野崎参りは 屋形舟でまいろう
お染久松 せつない恋に 残る紅梅 久作屋敷
今もふらすか 春の雨

東海林太郎さんですね、小さい頃にテレビで見た不思議なおじ様。

文楽でも「新版歌祭文」として、お染久松の心中ものが定番でして
舞台となった野崎村・・・野崎の観音さま、慈眼寺。


素晴らしい青空の下、元気にお参りさせていただけて
ありがたいことです。


ところが
こちらの休憩所にある文楽人形。
娘が「おかーさん、よぉそんな怖い人形の写真撮るわ!」
と言い、母までもが「わー!こわっ!」と言ったぐらい。

頭も着物も、あまりにもひどい状態なのです。
あれ、どないかなりませんでしょうか。

きんち腰紐の増殖

2012-07-23 | キモノ
ほっこりたっぷりした袷の着物には
しっかりと締まる腰紐が適宜かと思いますが、
暑い時期に着る薄物、浴衣には
私は細いめ絹の腰紐を使います。

大昔から使っている「きんち腰紐」が、経年劣化でヘロヘロに。


きんち=絹地、絹縮。
すなわち楊柳の腰紐です。

えーい思い切って割いてしまう。


このボリュームが、けっこう浴衣に使いやすいのです。
ポケットの中のビスケットみたい、
どんどん増えます。

ケッ、使いすぎ。

我が家のゴーヤ成長記

2012-07-22 | 日記
今年は実がつきました。
ヤッターヤッター!ヤッターマン!小躍り中。


ほんの数個なんですが、うれしいものです。
あそこにも!


ウヒアヘヒ(言うてみたくなった)
ちゃんと大きく育ちますように。

お師匠さんの「薩摩上布」

2012-07-21 | キモノ
小唄のお師匠さんと、松竹座へ行ってきました。
仁左衛門が大好きで
「孝夫ちゃん、孝夫ちゃん」と楽しみにされていましたが、
終わってみたら「染五郎がものすごよぉなった(良くなった)」
と感心されていました。

この日のお師匠さんの夏キモノは
「これは薩摩上布やの」と教えていただきました。


道頓堀の提灯飾りをバックにパチリ。

薩摩藩が琉球王国を支配していた頃に、
宮古や八重山の上布を薩摩藩が販売したそうですね。
なんともいえない美しい光沢があり、蝉の羽のように軽く、
それでいてしっかりした織。
南国ならではの上布、ちょっと感動ものです。
写真ではわかりませんが、実際はもっと艶と張りがあります。
私の小千谷縮みは、ふわっとしわしわになります。
大人の着こなしだなぁ。
良いものを見せていただきました。

迷子犬さがしてます!

2012-07-19 | 日記
ペットシッターの先生からの連絡です!
迷子になった10キロ弱のビーグル女の子を探しています!
アッパーちゃん!



16日の夜~17日の朝にかけて
自宅にて係留の止め具が外れ、独り散歩に出ちゃったそうです。

門真・鶴見・守口付近がアッパーちゃんの活動範囲ですが
ネコを追いかけるのに夢中になり
帰路が解らなくなってる可能性もあります。



詳細は先生のブログhttp://ameblo.jp/dogfunny/をご覧ください!

心当たりがございましたら、メッセージお願いいたします!

よろしくお願いします!

京都四条でお腹に入れたもの達

2012-07-18 | ご飯
祇園祭でありついたもの。

お昼は、琴さんが予約しておいてくださったマツオントコ
というお店で車麩のカツ!


こちらは
動物性食品・肉・魚・卵・乳製品・蜂蜜を使用しない食事を基本とするライフスタイル
ってのが売りなのだそうです。
初めての車麩のカツ、時々グルテンもっちり感があって
なるほどなぁと感心しながらいただきました。

実際、私にはマツオさんという友人がいて
「マツオんとこ行くわ」という言い回しが日常にあるので
こういうネーミングもおもしろいと思いました。

暑い最中に「あったー、ココで~す」と琴さんに言われて入ったのは永楽屋さんです。
祇園祭限定「水あずき」
「ふよふよ、ふるふる♪」の“のどごし”がキャッチコピー。
手首に食い込む粽の紐が痛々しい!


なりふり構わずチューチューチューとひたすら吸って生き返ります。


2階の喫茶室も気になる。
しかし、これぐらいのチューチューものではすぐに枯渇します。

創業明治18年、大極殿本舗 六角店 甘味処 栖園で休憩。
京都では新しい方のお店なんでしょうね。
こちらで有名なのは琥珀流しという葛の冷菓子ですが
さすが祇園祭、猛暑の折ゆえ全員カキ氷を注文しました。
私は黒蜜。白玉もっちり。


この後、また歩きたおして日暮れを迎えます頃には空腹・・・
Wさんにご案内いただいて、高島屋にある「珈琲家あさぬま」
帰阪する前に、エネルギーチャージです。


普通に昔からある喫茶室という雰囲気で、ホッとします。

地元の方々は、祇園祭の間はお祭価格になってしまうので
あまり外食されないとも聞きます。
ご飯は若者向けのカフェやチェーン店を利用するのも良し、
いやいや、予算はあるからこの際ドーンと!も良し。
そして甘味は夏向きのものを水分補給も兼ねて、京都らしいものをたっぷり。
そんな感じかなー。

という一日でした。

紺白浴衣で汗かけば

2012-07-17 | キモノ
キモノの色が白い帯に色移りしたんだってー!
へぇー!

なんて話をしていました。四条河原町の高島屋。

祇園祭は、ヘロヘロの紺白浴衣で一日を過ごしましたので
もう汗でぐっしょりです。
綿紬の半幅帯をリボン返しに結んで
トンボ玉の帯留めをしました。

中はへちま帯板なので、熱がこもることもなく。
でも脱いで足を見たならば


いやいや牛でも豚でもありません、人間の足首です。私です。
写真の下半分が、ぼんやり青いのがわかりますでしょうか。
もちろん洗えばすぐに落ちました。
浴衣を洗うと、真っ青なお汁がまだまだ出ます。
でも、それが白抜きの部分に染まることは無いんですね。
紺に染める藍染めも、ピンからキリまでという言い方はおかしいけれど、
科学的なやり方や古典的な方法など、色々あるようです。
自分で洗うなら、やはり浴衣単体で洗うのが
安心で無難かも知れません。