アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

古楽器の演奏会@くらしの今昔館

2012-01-27 | 小唄
師匠にチラシをいただきました。
2月5日(日)大阪くらしの今昔館で開催されるイベントのお知らせです。


時間:午後2時~3時
場所:9階 薬屋店の間
出演:三味線・おどり 花井蘭子
   詩吟 和田群城(賀城流八段総師範)
   バロックオーボエ  赤坂放笛(そう楽舎)
演目:「堀江の盆唄」「モーツアルトオーボエ四重奏曲ヘ長調K370」
   「古里」「六段」「白虎隊」他

あれ?師匠のお名前がない!

花井蘭子って・・・ダレ?

「うふふ、カナにしてみぃ」

はないらんこ

花 いらん 子

「ボランティアみたいなもんやから、花はいりまへん~わかる?」

バ、バンザーイ!


そんな師匠が出演いたします。
皆様、ぜひお越しくださいね。

小唄のお稽古「仇吉」

2012-01-22 | 小唄
(本調子)

「仇吉」

生半に逢うては毒と知りながら

うわさ立つ身の比翼紋

そっと羽織をあたためて

離れがたない かね言に

つもる思いの今朝の雪

あれ紅梅の 意地のひとひら



生半(なまなか)=中途半端な気持ち

比翼紋=相思相愛の男女が、両方の家紋を組み合わせて作る紋


なんだか大人な唄です。
「比翼紋ん~~~の、ん~~が上手い」
と言われました(笑)
笑っている場合ではありません。難しい。
「うわさ立つ身」も「辰巳」にひっかけているのかしらん。
これだけの歌詞を読めば、実に短い唄ですが
口伝というのは、あー頭が悪い!と凹む修行です。

色無地で小唄の新年会へ。

2012-01-18 | 小唄
関西堀派の新年会。
私はまだまだひよっこですが、
師匠からずっと来なさいと言われていましたので
カバン持ちのつもりで行って来ました。
まず、「高砂」から始まって
そのあと、皆さんの出番が続きます。
本式の会ではなく、あくまで新年会なので
助六弁当をいただきながら、気楽な雰囲気です。

師匠のお弟子さんらは、新地でお店をされている方々なので
髪もキモノも断然かっこいい。
しかし、写真に撮らせて下さいとは言えない小心者なので
こっそり自分だけ撮っときました。


長女の結婚式の後、やはり髪を切りまして、
わたしゃコチラの方が、やっぱり生きて行き易い。
とても気に入っています。

袋帯は、母から奪取拝借した西陣織。


これぐらいの銀糸だと、ちょっとしたお出かけに使いやすい。


先輩たちは、梅柄の粋な訪問着。
そら、かっこよろしいで。
他の方々もほとんどが着物で華やかな会場でした。
いつか勇気を振り絞って、皆さんの写真を撮らせてもらいます。

舞台の後は、松花堂弁当やら果物やら飲み物やら。
生の三味線で「野球拳」があったりして、
目にも耳にも心地良い新年会でありました。

小唄の師匠が「大阪くらしの今昔館」イベントに

2012-01-05 | 小唄
小唄の堀小也龍師匠が、大阪くらしの今昔館のイベントに登場です

実際はもっと別嬪ですが


2月5日(日)14時から15時。
イベント案内の頁では、「古楽器演奏会」と表記されています。
三味線や太鼓、バロック式オーボエ等・・・
あ、師匠は舞もしまっせ!と言われてました。
白虎隊?何だろう。新年会でお目にかかるので
お尋ねしよーっと。
天神橋筋六丁目交差点、三井住友銀行のあるビルです
ぜひ、いらしてくださいネ

昨年の越年は、大病をされていたお師匠はん、
見事に復帰しての辰年。
私もそのパワーにあやかって精進したいと思います






京都文化博物館「京の小袖~デザインにみる日本のエレガンス」

2011-11-18 | 小唄
ベルさんとお出かけ。
京都文化博物館「京の小袖」展です。


さすがにキモノの方も多く、お天気も良くて最高の1日でした。
しかし、カメラを忘れた←今回最大の汚点。

博物館に着くなり、海外の方に「1枚撮らせておくんなまし」と言われて
しゃなりとポーズをとったのですが、
「すんまへん、その写真おくんなはれ」
とは言えずに、はがゆい思いしたのでした。

さて、展示。
さすがに見応えのある展示でしたね。
たっぷりとした刺繍、疋田絞りの効果的な入れ方、
鹿の子絞りがあんな効果的に使われていることに目を奪われました。
地色は、紫と緑がすげーきれー!でした。
色あせても当時の絢爛さが見えてくるような気がしました。
出来れば
仕上がった時の美しさと感動を、その場で味わいたかったですね。

前期展示は今月20日でおしまい、
後期展示は11/22(火)~12/11(日)とのことです。






やっぱり「かき氷」でしょ!

2011-08-15 | 小唄
毎日「暑い暑い」とほざいております。
汗を流して自転車こいで、
めざすは「かき氷!」
ありありー!

と、千林へ行ってみましたら
予想通り、かどや本店は大行列。
でも、
そのまま森小路方面へまっすぐ行きますと


商店街からはずれたら、行列もマシなのですわ。
今回は、初めて「黒みつ」を選びました。
黒みつあずき白玉、相方は宇治ミルクソフト。


赤一かどやも美味しいけど、
氷の質とメニューの多さは、やっぱりこっち!
黒みつ、こんなに美味しいのね~
あ、宇治ミルクソフトのソフトは、氷の中から出てきましたヨ
アハハ~~幸せな夏のひと時でした

三味線袋は鞍馬天狗

2011-08-04 | 小唄
やっと唄を覚えてきたので、次は三味線も覚えにゃいかん。
ちょっとした集まりで、皆さんで弾くのが楽しいそうです。
弾けたら、ですわね。

私の三味線(やっと)は
まだ師匠のところに置かせていただいてます。
師匠の長袋に入れてあるのだけれど、
この扱いにもやっと慣れてきました。

袋は、三味線の丈がある四角で縦長の一辺が開いているだけ。
そしてくるくる巻いて締める紐がついている。

「最初は鞍馬天狗でっせ!」
と、師匠はおどけて教えてくれはりました。


天神という三味線の頭に
頭巾をかぶせて、あとは着物の打合せのようにパタリパタリ。
鞍馬天狗が出来上がるのでした

三味線下げてボランティアへ

2011-07-24 | 小唄
小唄の師匠のお出かけに少しだけお伴しました。
デイサービスの施設で、三味線を弾いて民謡や小唄を唄うらしい。
初めてお邪魔してきました

師匠の衣装は「丹波布」
今ではもう広く作ることはなされていないそうです。
催事で出会った人間国宝の作品を
デザイナーさんが着物をイメージして縫われたそうです。

おもしろいやろー?
と、両手を広げて見せてくださいました。


その後、今日の催しが始まり、
「どないです、奴さんみたいですやろ?」
と、踊ってみせる師匠です


そして右手を見せて
「無い袖は振れん~」
というオチがつくのでした。さすが!

小唄のゆかた会でした

2011-07-18 | 小唄
小唄を習ってはいるものの、まともに「小唄」を聴いたことありません。
師匠の唄と三味線だけです。
今日は「浴衣会」なるものに出かけてきました。
どうやら、演者さんが全て「浴衣」で出演されるらしい。
んー

ま、とにかく師匠を訪ねて行きました
ホールには浴衣のご婦人と紳士がわらわらとおられまして、
プログラムに準じて演奏が進められていきます。

金屏風をバックに、唄と糸(三味線)の人が座る椅子があり、
三味線の準備は業者さんらしき方が
糸が切れたり音程が狂ったりするアクシデントに対応されてます。

師匠と先輩。


師匠はこんなに美しい方なのですよ


浴衣は2年に一度、お揃いのを作るそうなのですが、
今年は渋い亜麻色と、藍色に白い染め抜き小紋の2種。
こちらはきっと数年前のもの・・・を盗撮
柳に千鳥、、、欲しい!


ひし形の紋は、小唄の「小」という漢字を表しているそうです。
博多帯も、「小」が織り出されています。

たくさんの小唄を聴かせていただきました。
しっとりした恋の唄、ププッと噴出してしまうものまで。

そして三味線の音はいつまで聴いていても飽きません。
本当に、いつまでも


小唄のお稽古「今日は三味線をガンガン」

2011-06-27 | 小唄
小さなお目々。

蛍光灯の加減で、しましまに写っておりますが、
膝の上の三味線です。
先輩のお下がり、
そのうちマイ三味線になる子です、、、ウフフ

「アナタのために用意してたのよ」
イチゴミルクのみぞれをいただいてからお稽古です

「水の出花」と「辰巳」を徹底的におさらいして、
今日は三味線弾きまひょ、ガンガンいきまっせ!
と檄を飛ばす師匠。
まだ楽譜もなし、ひたすら口伝の稽古です。
やっと「水の出花」半分まで行きました

今日は冷房なしの部屋ですが、開け放した窓から
ものすごい良い風が通りますので、苦になりません。
でも、さすがに汗だくになりました。

たっぷり3時間。
いつまでもお師匠さんが爪弾きながら、面白い話を聞かせてくれはります。
お稽古の度に、お茶屋の小部屋にいるみたいです