実家の物置小屋を猫事件(知りたい方は直で)のために掃除した時に
おぉー!という物が出てきました。
母も「わぁー!」と言いましたので私が「おぉー!」と驚いたのも無理はありません。
「特製洗いはりしんし」(伸子)
どうやら母の嫁入り道具の一つだったらしいのですが
「若い頃にこんな事出来るはずがない!」とオロオロしていました。
洋裁師だったんですが、和裁に関することはしなかった模様。
「洗い張り」と言って、キモノをほどいて解体し、洗って干す時に使うものですねぇ。
布の両端に渡してひっかけて縮まないようにピンと張らせて干すのです。
今でも業者さんで使っていらっしゃる様子をテレビでも見かけますが
昔はその辺でよく見られた光景なのでしょう。
それにしてもこの細工。すごい技ですし、これを日常に使っていたという
日本人の細やかさ、もう過去の遺物なのでしょうか。
もちろん自分で使うこともないでしょうから、そっと納屋にしまいました。