ひとり歩きのハイカラ味来人

北海道は日本海側の田舎マチ<増毛>
人生の折り返しポイントを大きく過ぎてしまった太っちょ男が綴る食べ歩き日記。

後世に引き継ぐもの

2011-01-12 17:30:00 | たてもの
ずっと建物の話題が続いています…。

食欲をセーブすると、こういう結果になってしまうんですかねぇ。
なるべく食べものを見ないように。
でも何か写真撮りたいっ。

そうそう、どこかを歩き回りたいってのもあります。
ウロウロするってやつ。
目と鼻を利かせて雰囲気の良さそうなところを切り取りながら歩くのはとても楽しいことですからね。

駅前通りを歩くと必ずと言っていいほど立ち止まるのが本間家のところ。



冬期間は閉鎖されているので中を見ることは出来づらいのですが、外観をじっくり見るというのも結構いいもんです。
でも寒いですからね。
すぐに体がガチガチになっちゃいますけど。
北国に住むワタクシでも、帽子と手袋は必需品ですな。

鉄の扉がピッタリと閉められた2階の窓なんか、いいですよね。
商家の重厚さが伝わってきますわ。



外壁に使われている軟石。
加工しやすいという特徴があります。
彫刻の跡がまた美しいです。



瓦の1枚1枚に付けられた家紋。
隅々にまで贅が尽くされた建物だったのですね。
当時のどんな人が、どんな振る舞いをしていたのかは想像もつきませんけど。



後世に残るほどの建物を造ってくれた先人に感謝しながら、その建物たちを大切に、そして有効に活用しようと思うのです。
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ぼちぼち

2011-01-12 08:00:00 | たてもの
駅前広場のところに建つ元旅館“富田屋”。
木造三階建ての風景は、この地を訪れたほとんどの人を圧倒します。
でも、今は使われていないんですよね。
所有者の方が自宅としているだけ。

そこから少し歩いた駅前通りには現役の宿が2軒。
寿司のまつくらで経営している山形屋と、その向かいにあるのがこちら。
旅人の宿“ぼちぼちいこか増毛舘”。

ここのご主人も、もともとは旅人。
以前は雄冬で始めた宿ですが、縁があってここに移転してきたんです。
この建物も当時は管理されていた方が高齢で、建物を取り壊すような話しになっていたのですけどね。
今の主、一休さんが名乗り出てくれました。
こうして増毛のレトロ通りはいろいろな人に支えられているのです。
ありがたいですな。
しかも、ここは奥さまも旅人だったんですよねぇ。
今の移住ブームより遥か前。
地域の魅力を感じて住み着いたお二人に感謝です。

古くて風情のある建物。
しかしホテル並の設備を期待しちゃいけません…。
男女別相部屋が基本。
まあ、旅はさまざまなものとの出会いですからね。



そうそう。
この宿にはカフェが併設されています。

カフェ海猿舎

小さいですが、奥さまこだわりのお店。
調度品も凝っています。
違いのわかる方にオススメです。

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