向陽館に行ってから10日が過ぎました。
何だかもっと前のような気もするのはなぜだろう。
懐かさを感じるのは木造校舎のせいですかね。
大量の画の中に文字だけの額。
小さい頃は絵を描くのが好きだったのに…。
今でも好きなんだけど、余裕が無くなっただけ。
先生を画を眺めながら、眠っている気持ちを呼び起こします。
だからと言って、マネ出来るワケでも無いんだけど。
想像する時間か…。
展示し切れない作品も多数。
こんなに広い校舎なのに、それでも壁が足りないんだから。
大きな画ばかり。
掛け替え作業も大変そうです。
それぞれの画の深いところはわからない。
だけど、きれいだなと思う。
正面から向き合って素直に感じること…、それ以上でも以下でも無く。
描く先生は時間が足りないと仰いました。
意味は全然違うでしょうけど、観る方も同じです。
サッと通り過ぎてしまうのはもったいない。
1枚ずつじっくり観たい。
もっと時間を掛けて。
また来年もお邪魔します。
この世界が何たるかを知るために。
ひとりの人間から生み出されていると考えるには、バリエーションは豊富過ぎです。
ワタクシの頭では受け止め切れないもの…。
一気に回ってしまったからかも知れません。
次回は展示室ごとに分けてお邪魔します。
新聞の上で力尽きた鳥。
似たような作品が何枚かありました。
写真でもいいように思いますが、絵になることで伝わる力が倍増するのかも…。
切り取るだけじゃダメなのかも知れませんね。
カメラオヤジの10年は何を生み出したのか。
そろそろ人生も終盤。
先生が描く大きな画を眺めながら、自分を振り返る。
足腰の動きは鈍りましたが、目や耳を研ぎ澄まさなきゃ。
頭の回転だけはスムーズでいられますように。
などと日頃の無精を改める気にもさせてもらいました。
ありがたい。
入館は無料。
次回はワタクシも手土産持参で伺います。