吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

エジプト・トルコの旅(その1/2009年7月18日~20日)

2022-02-27 12:13:00 | 愚行を固執すれば賢者となる
新型コロナウイルス禍の所為で、海外旅行なぞ考えられない時代になってしまいました。自由に海外に旅行できた時代を懐かしみ、過去に訪れた旅行の記録をまとめてみました。写真も整理したかったので💦

当時TV再放送していた『ナイル殺人事件(1978年)』を見て『🎵ミステリー・ナ~イ~ル』と口ずさみながら、いざ出発‼️
記憶があいまいだけど、関空をお昼頃出てカイロ空港に早朝着いたのではなかろうか。


※ナイル殺人事件・・・あの有名な歌は日本公開版だけだったらしいです。


この時は阪急トラピックスのツアーで行ってます。(本当はあまり使いたくなかったのですが)トラピックスは中東に強いという話だったので選びました・・・が、この選択は誤りでした。確かに安いことは安かったのですが、やっぱり『値はタダ取らん』ということです。

添乗員ありのツアーだったのですが、✈️搭乗時にそのクミコ♀️なる添乗員が次のように言うのを聞いて耳を疑いました。
『添乗しますが私はだいたいヨーロッパが専門で、エジプトのことは知りませんから聞かないでください』(;゚Д゚)じゃあ何のための添乗員なの❔あなたの旅費もツアー料金に入っているのでしょう⁉️

いいしれない不安がアタマをもたげてきます。もはや前途に暗雲たちこめる感じです。大丈夫なのか❔この旅行😵💦

カイロ空港に着いたのですが、入国手続きを済ませて荷物を受け取ったのに、添乗員がなかなか出てこない。現地のガイドが『クミコ、クミコ』と声を掛けている。
添乗員ったら先に手続きを終えて案内するんじゃないんかーい❗

バスに乗せられて案内されたレストラン(❔)で出てきたのは魚のフライとパスタ・・・おーい、エジプト料理ってコレ❔鳩料理は出ないンかーい‼️

何だか期待ハズレの多いツアーだなぁ。
なんだかんだあって天幕のようなホテルに放り込まれました。フロントだけが石造りの建物で客室はコテージというホテルです。何かマトモなものが食べたいと思っても辺りには店もない❗何か指定された店以外には入れないように設計されているツアーだったのです(陰謀だ❗)。

カップラーメンでも作ろうかと思ったがお湯がない⁉️フロントまで行ってボットにお湯を用意してもらうのに、ひと悶着。
もう寝るしかないと覚悟を決めました。

朝になってホテルの売店に行き、絵葉書でも出そうと切手を捜しました。2.5ポンドの切手がガラスケースの中にあるのをみつけて『これください』と言ってまた衝撃を受ける羽目になりました。店員が言うことには『12.5ポンドになります』ですって⁉️
ええっ( ̄□||||!!額面に£2.5って書いてある切手を12.5ポンドで売ると言うのです(露店ぢゃないですよ、ちゃんとしたホテルでこれですか❗)。これには私も怒り心頭です。『ここに2.5ポンドって書いてあるじゃないか❗郵便局にいったら2.5ポンドで買えるはずだろっ❗』しかし店員は涼しいカオで『それなら郵便局にお行きになればぁ』→『糞っ、タダでは置かんぞ』と思いましたが、こんな街外れでは・・・郵便局へ行くにはタクシーを使うしかない、コスパを考えたらこの店員から買うしかないのか💢。

仕方ないので1枚だけ買うことにしましたが、この一件で私はエジプト人が大嫌いになりました。『コイツ等はぼったくりだ❗』

さて、ビラミッドはホテルのすぐ近くにありました。みなさん、ビラミッドって砂漠の真ん中にあるように思っているでしょう。じつはビラミッドは街外れとはいえ住宅街のすぐ近くにあるのです。


※入口にはゲートがあってここで料金を払ってビラミッド群のある区画に入ります。


※ビラミッドの周りには『ラクダ乗らんかね~』と客引きをするエジプト人がいっぱい👀‼️


※盗掘跡の崩れたところ迄登ることができます。


※スフィンクスの周りには土産物屋の露店が並んでます。

カイロで驚いたのは道に歩道がなかったこと。歩行者は道の端付近をテキトーに歩いてます。クルマが来ると道の端に寄ってやり過ごす。こんなんでイイノカ❔

あと、建設中のビルに住んでいる人がいたこと。建設に携わるヒトが生活しながら工事するのだとか・・・こんなんでイイノカヽ(´Д`;)ノ

きわめてテキトーなお国柄らしいです。

前途に不安を抱いたまま『次回に続く』です。
(つづく)



オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム(シーズン4)が佳境です‼️

2022-02-17 19:51:00 | 映画・ドラマを観て考えよう
 シーズン1からずっと注目してきたこのドラマも遂にシーズン4になりました(BS日テレ、毎週月曜~金曜14:30~15:30)。

 『七大州を統べる』世界帝国の皇帝となったスレイマン大帝。絶対的な権力者です。当初はロシアから奴隷として連れてこられたヒュッレムもいまや皇帝妃として後宮を支配しています。

 シーズン4に入って、この大帝国にも衰退の影が差し始めます。いまや老境に入ったスレイマン大帝の後継者問題が持ち上がるのです。後継者を巡りハレム内では『どの皇子を跡継ぎにするのか』、ドロドロの権力闘争が勃発します。

 皇妃マヒデブランから生まれたムスタファ皇子が最右翼だったのですが、皇帝妃ヒュッレム一派の陰謀により、スレイマン大帝との関係が悪化、息子に玉座から追い落とされるのでは?と疑心暗鬼になったスレイマン大帝自身の命令によってとうとう処刑されてしまうのです。スレイマン自身が父親のセリム(Ⅰ世)を殺して皇帝になったワケですから猜疑心の虜になっても仕方ないのですが・・・。

 後継者を絶やさないために造られたハレム(後宮)制度が、争いのタネになるというのは世界中に共通する皮肉です。どのお妃も自分の息子を次期皇帝にしたいワケですから仕方ないですね。

 皇帝妃ヒュッレムには4人の子供がいるのですが、心優しい末子のジハンギルは兄の死に耐えきれず、後を追うように亡くなってしまいます。


※ジハンギルの死を哀しむスレイマン大帝・・・いくら悔やんでも悪いのはアナタです。

 歴史を知っている私たちは、この後ヒュッレム、スレイマンの順に亡くなり、ヒュッレムの次男セリム(Ⅱ世:イチバン出来が悪い→凡庸な君主となる)が跡を継ぐものの、だんだんハレムが表の政治にクチを出すようになり、これがオスマン・トルコの衰退に繋がることが分かっていますから、ドラマが進んでいくにつれ『そっちじゃない❗それはダメだろっ❗』と手に汗を握りながら観ることになります。ニクい造りです。

 惜しむらくはシーズン3までをド迫力で仕切ってくれたヒュッレム妃を演じる役者さんが替わってしまった点です。いかに老境とはいえ枯れたババア(失礼‼️)になってしまいました。


※シーズン3までのヒュッレム妃・・・この姿が観れないのが残念。

 ご本人の妊娠で、続けて出演することができなかったそうです。実に残念です。

 トルコ帝国の興亡を描いたこのドラマ、ぜひご覧ください。オススメします。

寒さの中、梅を愛でる

2022-02-12 22:05:15 | 日々美しいものに触れようよ
 古来から日本で愛された花は梅でした。
 厳しい寒さの中、チラホラと咲く梅の風情を『気品がある』と貴ばれたのでした。
 その伝統を尊んで梅の花を見に出かけました。近所に梅林公園があり、散歩がてら梅を愛でることができるので、ありがたいです。

※入口を飾る呉服枝垂の樹です。


※こちらは鹿児島紅梅。


※鹿児島紅梅のアップ。


※こちらは緑蕚枝垂の樹。


※緑蕚枝垂のアップ。


※未開紅、よく咲いてます。


※夕陽が当たって綺麗です。

 夕暮れのひとときを楽しみました。








北京冬季オリンピック開会式

2022-02-04 23:18:00 | 日々の私の主張とか考察とか
 毎回オリンピックの開会式を観てしまってから思うのですが『やっぱり観なきゃよかった。時間のムダだった』、今回は一層その思いを強くしましたねー。

※入場行進後のアトラクション

 まず入場行進の音楽がヒドい。小学校の運動会での選曲と変わらなかった。『中国のセンスは50年遅れているなー』と、強く感じました。・・・開会宣言の後で(やっと)ジョン・レノンの『イマジン』が流れた点だけは評価できますが、これとて50年前の曲ですよホントに。

 高名な映画監督であるチャン・イーモウが演出してこれですか❔


※トーチをそのまま聖火にする⁉️このショボさ❗

 ウイグル自治区及び香港、さらにチベット不法占拠等さまざまな人権問題にフタをして開催された今回の冬季オリンピック、主催者たちの自画自賛だけが響くように私には感じられたのでした。

 ワタシの2時間を返してください‼️