吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

2021年冬季アニメ勝手にランキングしちゃいます!

2021-01-29 05:20:47 | 映画・ドラマを観て考えよう
 冬のアニメ作品も出揃ってきたので恒例の『勝手にランキング』をしちゃいます(上の図は『約束のネバーランド』から)。

 で、新作が全くダメなんです。
 ゲームの世界に入り込んだり、死んで異世界に転生したり・・・はもう『ありきたり』過ぎてマトモに観る気さえ起こりゃーせんです。
 みんなそんなに現世が嫌なんですか?
 ここらはまとめてゴミ箱行きにしたいです。


 ちょっと工夫があるのが
※女子高生が蜘蛛に転生!? 周囲は凶悪な魔物だらけ!!!『蜘蛛ですが、なにか?』


※目が覚めたら、脳だけのサイボーグに!?『EXーARM エクスアーム』

 でも従来から続いている作品がガンガンありますから・・・

※お気楽統治で物事がウマイ方向へ転がる!?『転生したらスライムだった件』

※ゲームの世界で魔法使いのアンデッド(ゾンビ)に転生!? オキニの部下は何と淫魔(サッキュバス)!?『オーバーロード』

 で転生ものの最高峰はコレですね。

※やり直しのために毎回死んでしまう主人公が健気な『Re:ゼロから始める異世界生活』

 転生モノはもう、以前から続いているアニメで充分です。
 新作はもっと意欲的な作品が欲しいですねー。
 ということで今回は『新作のランクインなし』という結果になりました。
 残念~!!!

 トップ3を発表します。

 第3位は 進撃の巨人 The Final Season です。
※もはや説明の必要さえ無い『進撃の巨人』いよいよ完結間近です。

 第2位は Dr.STONE(第2期)  です。
※イチから文明を造り直す未来の「十五少年漂流記」!?『Dr.STONE』

 第1位は 約束のネバーランド Season2  です。

※施設内で鬼たちの食糧として養殖(!)されていた少年たちの運命は!?『約束のネバーランド』

 次回、春季アニメ新作に期待しましょう!





蒼伊宏海『渋谷金魚10』ガンガンコミックスJoker(2021年1月22日初版発行)

2021-01-23 05:32:44 | 紙の本を読みなよ 槙島聖護
 すいませんねえ、またまたキモチ悪いマンガなのです・・・第10巻。

 
※蒼伊宏海『渋谷金魚10』ガンガンコミックスJoker(2021年1月22日初版発行)

 ・・・書店員がこの本の紹介POPを書こうとチョイ読みしたら、あまりの恐ろしさにコシが抜けた(!)という問題のコミック・・・人を襲って喰う、空飛ぶ巨大金魚パニック大作!(・・・画がリアルじゃないのが救い)です。


 人間の遺伝子をとり込んだ金魚たちの究極の姿が出現、巨大金魚たちの集合体はついに閉ざされた渋谷から外界に出ようと動き出す。
 渋谷で戦う主人公たちは金魚に勝つことができるのか?
 金魚たちを倒す病原体はその効力を発揮することができるのか?



※突然変異を繰り返し進化する金魚たちの究極のカタチが登場する。

 いよいよ最終章クライマックスです。
 次巻第11巻完結予定!
 気持ちワルイのになぜかクセになる漫画です(気持ち悪さに耐えられる人にだけオススメします)。



 

あけましておめでとうございます。

2021-01-01 00:00:01 | 日々の私の主張とか考察とか
 今年は丑年だそうで、牛に係る記事でスタートしたいと思います。

 禅の教えをやさしく伝える『十牛図(じゅうぎゅうず)』なるものをご存知でしょうか?

※十牛図(じゅうぎゅうず)

 悟りに至るには10のプロセスを経る、というものです。

1.尋牛(じんぎゅう)
※『牛はどこだ~!』とあてもなく捜しまわります。

2.見跡(けんせき)
※ようやっと牛の足跡を見つけます。

3.見牛(けんぎゅう)
※『あっ!牛がいた!』

4.得牛(とくぎゅう)
※苦労して牛を捕まえることに成功します。

5.牧牛(ぼくぎゅう)
※牛を手なづけて自分の思う通り操れるようになります。

6.騎牛帰家(きぎゅうきけ)
※牛と一緒に家に帰ります。こうなればしめたものです。

 ところが・・・。

7.忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん)
※あれほど苦労して手に入れた牛のことを忘れてしまいます。

 牛は教えを現していて、教えはもはや自分の中にあるのです。

8.人牛俱忘(じんぎゅうぐぼう)
※もう人も牛もそこにはありません。

 ところが・・・・。

9.返本還源(へんぽんかんげん)
※何もないところから美しい自然が立ち現れます。

 自然の原理のおおもとにたどり着いたのです。そして・・・。

10.入鄽垂手(にってんすいしゅ)

※悟りを開いた人物は他の人にその教えを広めます。

 この過程は実にオモシロイと思います。

 以前に記事に書いた『序・破・急』や、ニーチェの言う『駱駝の時代→獅子の時代→赤子の時代』なんかに通じるものがあるように感じます。

 今年はお互いそれぞれの牛を見つける年にしたいものです。
 本年もよろしくお願い申し上げます。


<関連記事>
 ニーチェは人間の発達の3段階を次のように例えています。
 すなわち『人はまずラクダの時代を経なければならない。ラクダは重い荷物を背負って長い旅をする。修行と忍耐の時代である』と。続いて『砂漠を旅するラクダはある時獅子(ライオン)に変身する。獅子は砂漠に棲むドラゴンと闘わねばならない』と言うのです。そして『ドラゴンと闘ううちに獅子は突然赤子になる』と。 
 これは物語の構成や稽古で言うところの『序・破・急』または『即・離・遊』と呼ばれる状態を現わしています。 

 シャカは『私の教えは川を渡るための筏(イカダ)のようなものだ。向こう岸に着いたら筏を捨てるがいい 』と言ったそうです。

6.54  私の文章は、つぎのような仕掛けで説明をしている。私がここで書いていることを理解する人は、私の文章を通り―――私の文章に乗り―――私の文章を越えて上がってしまってから、最後に、私の文章がノンセンスであることに気づくのである。(いわば、ハシゴを上ってしまったら、そのハシゴを投げ捨てるにちがいない)。
    その人は、これらの文章を克服するにちがいない。そうすれば世界を正しく見ることになる。