創立55周年記念 日本いけばな芸術展 (大阪高島屋７階/10月26日～31日)

　ひさびさの『日本いけばな芸術展』です。最終日のハロウィンになんば高島屋に行ってきました。

　これは凄かったですよ～。コロナ禍による行動規制のない花展です。各流派とも気合いが入ってます。94流派から166の出展でした。

　全部はとても紹介し切れません⤵️💦

　まずは理事の作品を中心に、その他は小原流の作品等をご紹介して、雰囲気だけでま感じていただければ、と思います。

※副理事長 小原宏貴(小原流)

　小原流当代家元の作品です。このヒト、今回はマシでした(いつも程ヒドくなかった)。丸や球形のモチーフが異様に好きで多用するンですが、今回の選定は悪くなかった。いささか装飾品に助けられた感はありますが、全体として法隆寺の寺宝みたいなカンジにまとまりました。

　ただし、この吊り香炉か灯籠みたいな飾りはイラナイですね～。

※相談役 肥原碩甫(未生流)

　未生流家元作品。ありがちな未生流(笑)。バターン通りというか、笹岡なら定規と分度器を使って生けるだろうな～と思えるような『いかにも未生流』な花です。

　無難にまとめましたね～。

※副会長 池坊専好(池坊)

　前衛です。アバンギャルドです。

　池坊は攻めてます。生け花としての『まとまり』は捨てて新しい挑戦をする道を選びました。賛否両論あるでしょうが、いや～凄いです、これは。

※副会長 勅使河原茜(草月流)

　割り竹を使って映画『利休』のイメージを再現しようとしたのでしょうか。斬新な中に雅さを秘めた作品になりました。

※理事長 矢上哲己(池坊)

　池坊は攻めてます。もはや生け花の概念を離れた抽象表現の域に達してます。

　評価の分かれる作品ですが『その

意気やよし』です。

※副理事長 吉村華州(龍生派)

　この流派はあまり知らないのですが・・・うーん、もう少し整理できなかったものでしょうか❔引き算の表現を重視する『生け花』の精神からは離れてしまったかもしれません。

　以上が日本いけばな芸術協会幹部の作品(後期)です。

　他にめぼしい作品は・・・。

※海のものを使ってくるところが小原流らしさです

※これも小原流、いい花材を使ってます。

※小原流らしさを押し出した花です

※池坊(池坊ならではの立花です)

※峰風遠州流、ちょっと不気味かな❔

未生流(希望と名付けられていました)

※華道洛陽未生流

　などがありました。

　好き勝手を書きました(あくまで私の個人的感想です)。

　失礼しました～‼️

　以下ご参考までに追記(2022,11,10)します。

【生け花豆知識:池坊と小原流】

　室町時代から続く生け花の歴史を正統に継いでいるのが池坊です。立花を主体にした凛とした姿の花形が代表的です。

※池坊の立花

　小原流は維新後に盛花を創始して池坊から分かれました。水盤を使った盛花の姿は当初『花魁が寝そべったような花だ』と酷評されたそうです。

※小原流の盛花

　これだけアタマに入れておくだけで生け花を見る目が変わりますよ～➰👋😃

2022秋季アニメ勝手にランキングしちゃいます。

　毎季恒例の『アニメ勝手にランキングしちゃいます』のコーナー、今回は凄いラインナップですよ～‼️

　良い作品がてんこ盛り‼️

　ひさびさにランキングに迷う回になりました。

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　まずご紹介するのは『機動戦士ガンダム/水星の魔女』です。『待ってました‼️』という声も多かろうと思います。

　今やガンダムは親子三代が揃って楽しめる希少なアニメの座を獲得しましたね～。

※期待の大きい『機動戦士ガンダム/水星の魔女』

　今回の設定は一年戦争とは全く関係ない時代です。この世界では欠損した手足を補う義肢を『ガンド』と呼んでます。だから『義肢(ガンド)＋武器(アーム)』で『ガンダム』ってことらしいです。

　ヒトの神経と機械を接続する『ガンダム』、実は禁じられた技術(❓)で、ヒトと機械の接続は『鉄血のオルフェンズ』の時代より更にヤバいことになっていて、過剰なフィードバックによって搭乗者の命まで奪う可能性がある呪われたマシーン(❓)だという設定です。

　しかし悲壮感は全くなく、学園生活を送る主人公(お嬢様)がガンダムを使って果たし合いを行う(‼️)ってこりゃ何だ❓

　何億もするであろうモビルスーツを学生の決闘でブッ壊していいんかーい‼️

　ということで『イマイチのれないストーリー』ってところが減点ポイント⤵️💦

　よってランク外の評価になりました。

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　これぞ週刊少年ジャンプの王道‼️

　熱血ヒーローの成長と友情を熱く描く『僕のヒーローアカデミア』も再開です。

※『僕のヒーローアカデミア』から、敵役のヴィランたち。

　この作品も充分面白いンですが、今季はまだまだ凄い作品がイッパイあるンですね～。

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　有名な作品では『BLEACH』も再開されちゃうンですよね～‼️

※『BREACH/千年血戦篇』

　呪術迴戦を先取りしたようなバトルの開幕ですっ‼️これを第５位に推しましょう。

　なんとBREACHで５位です。

　今秋はレベル異常に高いです。期待大ですよ～。

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　スポーツものはあまり観ないワタシですがこれだけは別です。『弱虫ペダル』も新シリーズに突入ですっ❗

※『弱虫ペダル』も待望の再開。

　今や奇人変人大会の様相を呈してきた『弱虫ペダル』の新シリーズ『LIMIT BREAK』がスタート‼️

　これは観ていてアツくなっちゃいます。

　私はこれを第4位に推します。

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　さて、トップ３発表前にちょっと面白かった作品をご紹介したいです。

　それは『名探偵コナン/犯人の犯沢さん』。今まで『誰か分からない犯人』を演じてきた黒い人影が主人公です。

　
※『名探偵コナン/犯人の犯沢さん』は設定から笑えます。

　大犯罪を夢見る犯沢さんは勇躍米花駅に降り立ちます。米花町は今や犯罪の街。名探偵コナンがオンエアされて20数年、毎週１人は殺されてますから、累計被害者は千人を優に超えています。コナンちゃんたちは進級してないから劇中時間は一年以内だとすると、一日に３人以上殺されてます。米花町こそはゴッサム・シティも裸足で逃げ出す犯罪都市なのです(笑)。

　落ち着こうと部屋を探す犯沢さんですが不動産屋が紹介してくれる空室はことごとく事故物件(‼️)。ロングヒット作品ならではの矛盾を逆手に取ったギャグ満載の作品です。

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　お待たせしました。いよいよトップ３の発表です。

　第３位は再開された『ジョジョの奇妙な冒険/ストーン・オーシャン』ですっ‼️

　もう説明の必要もない作品です。

※『ジョジョの奇妙な冒/険ストーン・オーシャン』が再開

　ジョジョのシリーズも10年めに突入して、主人公も６代目です。不動の人気シリーズですね。

※歴代のジョジョたち。

　ストーリーもさることながら、毎回登場するスタンドの名前が有名アーティスト名になっているのも洋楽ファンにとっての密かな楽しみなんです。今回の敵方スタンドは『ホワイトスネイク』‼️ハードロック好きにはタマりませんなぁ。

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　私の評価でジョジョを上回ったのは、いよいよ再開された『ゴールデンカムイ』ですっ‼️

　アイヌ民族の隠された宝をめぐる杉本一行、土方一派、第七分隊による三つ巴の戦いもいよいよ佳境です。

※『ゴールデンカムイ』の登場人物たち。

　見ているうちにアイヌ文化や日露関係の歴史にも詳しくなれる実に『おトクな』アニメです。

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　さて、栄えある第一位は・・・、

　『ベルセルク/黄金時代篇』。

　これで決まりでしょう。

※『ベルセルク/黄金時代篇』

　身の丈程の長剣『ドラゴンころし』を携える放浪の剣士ガッツ。今回は傭兵隊『鷹の団』に加わり、団長グリフィスの野望を実現するため働く・・・らしいです。

※『ベルセルク』人物相関図

　緻密な作画と周到な設定、魅力溢れる登場人物たち・・・文句なしの１位ですっ‼️

　ここまで書いたのですが、私の目にとまった作品にマッタク新作がないことに気がついて愕然としました。全部有名シリーズの続編じゃないですか‼️

　新作はどうした⁉️

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　ところがここで、とんでもないニュースが飛び込んできましたよ～。

　何とあの『チェンソーマン』がアニメ化されるというのですっ‼️

※スプラッターホラー『チェンソーマン』・・・こんなん放映できるのか❔

　悪魔のチカラを身に付けて悪魔と闘うチェンソーマン、まんまデビルマンの設定で、血まみれも引き継いでます。

　悪魔がフツーにいる世界、主人公デンジは悪魔の罠にハマってバラバラに切り刻まれますが、以前助けた悪魔ポチタのチカラでチェーンソーマンとなって復活し今度は敵をバラバラに切り刻む・・・血と狂気と暴力に満ちたスプラッターホラーです。

　深夜枠とはいえ『こんなん放映できるンか❔』と危ぶまれますが、これは期待大ですよ～。他の作品がシリーズものの続編という点を考慮して、私はこれを『特別１位』に推します。

　今回は凄かった。１位が２つです。

　いささかオキテ破りですが、ロードレースのゼッケンに１と01があるようなものと多目に見てください。

　この秋のアニメからは目が離せませんね～。

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武内英樹監督『翔んで埼玉』2019年東映 / 日本

記事初出:2019年 3月 5日

記事再掲:2022年10月1日

【2022年10月1日21:00～土曜プレミアム(地上波)にてノーカット完全版が放映されます‼️】

　貴方もとうとう「翔んで埼玉」を観てしまいましたね。

　こんなものを見ると眼が埼玉になってしまうに違いない。きっと、あの白子バトのような丸い眼に・・・。

※名セリフ『埼玉県人にはそこいらの草でも喰わせてオケ！』のシーン。

　ストーリーを説明すると(・・あああ『こんなモンできるかーっ！』つーの)兎に角埼玉をとことんディスった映画なのです。

　ここは仮想のニッポン、東京都は神奈川県と組んで、都会指数の低い県民を差別している。埼玉県民は通行手形がないと都内に入ることもできず、無断で入ったものは『さいたま狩り』に遭い強制送還されてしまう・・・そんなディストピアを滅ぼそうと埼玉出身の麻美麗(Gackt / 宝塚かーい！)が埼玉解放戦線を率いて戦いを挑む一方、埼玉同様にいわれなき差別を受けている千葉解放戦線は逆に都知事を助け、自分たちの通行手形撤廃と引換えに埼玉を潰そうと目論む。これに腐女子大好きＢＬが絡んで、埼玉vs千葉の一大決戦が始まる。果たして通行手形撤廃という埼玉県民の夢は叶うのか？

※伝説のヒーロー『埼玉デューク』の遺志を継ぎ、埼玉解放戦線を率いたGackt様がいま立ち上がる！

　・・・書いてバカらしくなってきた。何とかしてください。

※宿敵千葉解放戦線。戦闘指揮車はターレ、旗印は大漁旗だ！漁師と海女の一団を率いて埼玉に攻め込む。

　ミもフタもない映画ですが、出演者全員が大真面目に演じてくれるので爆笑につぐ爆笑、最近笑ってないなーと思うヒトはぜひ行ってください。気分が晴れます。心晴れ晴れとして映画館を出ることができます。

　笑ったエピソードをいくつかご紹介。

　埼玉県民をあぶりだすのに『踏み絵』が使われる。白子鳩マークの草加煎餅を踏めない奴は・・・埼玉県民だーっ！

　埼玉には海がない！そのためトンネルを掘って茨城沖から海水を引こうとしたが霞ケ浦の淡水が流入して頓挫した。

　チーバでは未だに車は竹ヤリ＆デッパのシャコタン、オートバイはデメキン仕様(分からないヒトはお父さんに聞いてみよう！)。

※埼玉だって負けてはいない！この地ではまだ『暴走族』が死語ではナイのだ。

　千葉解放戦線に捕まると全身の穴にピーナツを詰められ(コワイ！)地曳網を引かされる強制労働が待っている。

　関西人であるワタシにはイマイチ理解できないところもありますが、それなりに楽しめました。

追記　関西でいえば最近までスタバの無かった鳥取がこれ(埼玉)の立場に当たるンでしょうか？『砂丘以外何もない』と自虐的だし、県庁所在地の鳥取と県内最大の市である米子との対立、更に隣県島根(千葉っぽい立場)との対立も根深いのです。この２県が対立しているウチはいいのですが、手を組んで関西三都(京都・大阪・神戸)に攻めてくると・・・これは大変だ！ヒトゴトぢゃない。