吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

2020年秋季アニメ勝手にランキングしちゃいます!

2020-10-29 05:56:19 | 映画・ドラマを観て考えよう
 秋のアニメ作品も出揃ってきたので恒例の『勝手にランキング』をしちゃいます(上図は『ゴールデンカムイ』から)。

 それにしても『鬼滅の刃』人気はとどまるところを知らず強いですね~。

※もはや社会現象となった『鬼滅の刃』・・・『無限列車編』から、煉獄様です!

 私は2019年春季アニメランキングで『鬼滅の刃』を1位に選んでいますので、このランキング『結構見る目がある』と自負しています。
 最近希薄になりつつある『家族の関係性』をテーマにしたところが、この作品の成功の鍵ではなかったか、と私は分析しています。

 さて秋の新作アニメから『鬼滅の刃』を超える社会現象になるようなヒットは生まれるのでしょうか?それでは作品をご紹介していきましょう。

 まずは、ちょっと残念だった作品群から・・・💦

 『CHARM(チャーム)』 という武器で少女たちが謎の生命対『ヒュージ』と戦う『アサルトリリィ BOUQUET(ブーケ)』・・・。

※お嬢様学校での日常も描かれる『アサルトリリィ BOUQUET(ブーケ)』

 これ、期待してたんですが、結局のところ単にフィギュアや関連商品を売りたいがためだけの作品なんじゃないかと思ってしまいました。


 ※『アサルトリリィ BOUQUET(ブーケ)』から白井夢結フィギュア。

 『戦翼のシグルドリーヴァ』ってこれも少女たちが地球上生命体の脅威となった『ピラー』 と戦う話です。

※製作スタッフはピカイチなんですが・・・『戦翼のシグルドリーヴァ』

 これも期待外れ。なんで複葉機がジェット機より強いのか?もう意味不明なアニメです。

 『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN 』に至っては空飛ぶ少女たちのパ〇ツを見たいがためのアニメじゃないか?(失礼!)とさえ思ってしまいます。


※少女たちが大空を翔る『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN 』

 やたら多い異世界ものはもはや論外。

 『100万の命の上に俺は立っている 』などは『もっと命を大切にしなさい』としか言いようがないアニメ。見るだけ時間の無駄です。


※死んでも呪文でたちまち復活・・・『100万の命の上に俺は立っている 』は命を消費するアニメ。

 異世界もの(?)の注目作品として『半妖の夜叉姫』を挙げるにとどめます。


※『半妖の夜叉姫』 は大人気アニメ『犬夜叉』の続篇。殺生丸の娘たちの活躍を描きます。

 前作を見ていたヒトは楽しめることでしょう。

 もうひとつ、これも番外ですが注目作品として『憂国のモリアーティ』を挙げておきます。

※シャーロック・ホームズ最強の敵モリアーティ教授の若き日を描く『憂国のモリアーティ』
 
 ヤング・モリアーティの活躍はシャーロキアンなら見逃せませんね。
 自らは手を下さずコンサルタントを標榜するモリアーティ・・・ただね、ちょっとトリックが単純過ぎるところが話としてヨワいんです。
 まだ若いから致し方ないんでしょうが・・・。

  ここからがランキングです。

 第3位には『呪術廻戦』を推すことにします。


※呪力で呪いを祓う『呪術廻戦』。

 呪力を持つ両面宿儺の指をあろうことか喰ってしまった少年が、肉体を両面宿儺と共有することになり、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へ編入され、数ある呪いを祓う 戦いに身を投じる・・・。
 今後の展開が楽しみなアニメです。

 第2位は『アクダマドライブ』です。

※未来の『カンサイ』の街を見るだけでも楽しい『アクダマドライブ』。

 近未来における内戦後の日本。関東に負けた関西だが、それなりの復興を遂げていた。デジタル化が進む一方で、路地裏にはタコ焼き屋があったりする猥雑な都会で、ヤクザ同志が抗争を繰り返し、ひと癖もふた癖もある悪人たちが大手を振って歩き回る、そんな世界になってます(いいのか?)。
 主人公はハンコセンターに勤務するOL。ハンコといっても個人情報がICチップで保存されていて、代金支払から、役所への届出、自宅の開錠までこれ1本でOKというスグれものです。
 ひょんなことから新幹線で運ばれる金庫強奪(中身はまだ明らかになっていません)を企む犯人一味に加わってしまい、とっさの機転でチームの危機を回避したりと案外役に立ってしまうのです。
 これも今後の展開が楽しみな1本です。

 第1位は、いよいよ第3部が始まった『ゴールデンカムイ』です。

※『ゴールデンカムイ』から『不死身の杉元』こと杉元佐一。

 シリーズものの第3部ではありますが、ズバ抜けた面白さでこれを第1位に推すことにします。
 アイヌの少女アシリパの足跡を辿って樺太(カラフト)に渡った主人公たち。
 日露戦争を生き残った『不死身の杉元』と呼ばれる主人公は第七師団の鶴見中尉一派と手を結び『隠されたアイヌの金塊』を求めて旅をする。
 財宝を求めるアイヌの活動家や、五稜郭の戦争を生き延びた土方歳三(!)の一派も加わった三つ巴の争いはどう展開していくのか?実に楽しみなアニメです。オススメします!







タイムラプス撮影の愉しみ

2020-10-20 05:43:59 | 日々美しいものに触れようよ
 TVで知った『タイムラプス撮影』というのをやってみました。
 コマ落としのような時間短縮動画を撮影することができます。
 スマートフォンがあれば誰でも簡単にできます(専用ソフトをダウンロードして行います)。
 
※10月6日(火)神戸港/11:30~13:00

 
※10月7日(水)神戸港/08:30~09:30 

 
※10月13日(火)メリケンパーク/09:30~10:00

 今のところ、雲の撮影をして愉しんでいますが、他にも様々な応用ができそうです。






ヴァーツラフ・マルホール監督『異端の鳥』(2019年チェコ・ウクライナ合作)

2020-10-13 05:36:05 | 映画・ドラマを観て考えよう
 イエールジ・コジンスキーによる同名小説の映画化です。


 以前私がこのブログで書評を書いたときには『映像化は絶対不可能、これは本でしか味わえない得難い経験でもあります 』と記したのですが、何と恐るべきことに映画化されてしまいました。

 残酷描写オンパレードの万華鏡世界のような小説ですが、映画はこれを忠実に淡々となぞっていきます(原作から少しづつ変えてある部分を見つけるのは読んでから観に行ったヒトの特典です)。

人々に『理由のない死』が次々と降りかかる毎日が淡々と描写されていく。

 でも『ストーリーを忠実になぞるのは果たして正しい作り方だったのか? 』と疑問が残ります。
 結果として、原作を読んだヒトには『TVシリーズの総集編を観ているようにスカスカな内容で物足りない』、原作を読んでないヒトには『経緯の説明が少なすぎて、何だかよくワカラナイ』映画になってしまったのでは?と危惧しています。

 白黒映画にしたのは秀逸な工夫で、これ原色だとちょっと観れないです。
 人間や動物が『これでもか』というぐらい残酷な仕打ちを受け、無意味に殺されていきます。

※まじない師の老婆は少年を見て『この子は悪魔の使いだよ』と村人たちに言う。

 『自分とは異なったものを排除する』無知で粗野な村人たちから『黒い髪と黒い眼をしている(ユダヤ人の特徴)』というだけで『邪眼を持った悪魔の使いだ』とされ、いわれなき虐待を受け続ける主人公・・・可愛がっていたペットを焼き殺され、殴られては、川に抛り込まれ、流れ着いた先でも恐るべき虐待やら強姦やら殺人やらを眼にすることになる・・・。


※貨物列車で強制収容所に運ばれるユダヤ人たち。

 少年の命を救うのがドイツ軍兵士なのは皮肉です。・・・捕らえた少年を殺すに忍びない兵士は、撃ち殺したふりをして少年を逃がします。

※敵であるはずのドイツ軍兵士に命を助けられる少年。

 辿り着いた先で『もうここには居られない』と思う都度、少年は『流れ星』ひとつを手にして脱出します。
 『流れ星』とは釘でいくつもの穴を開けた空き缶に1メートル程の針金の輪を通し手に持てるようにしたもので、これに火種を入れて振り回すと消さずに持ち運ぶことができ、獣除けにもなるのです。 

 映画ではこの旅して生きるのに必須の道具である『流れ星』を手に入れるため、少年が旅人を襲うシーンがあるのですが、原作を読んでないヒトには、ただの追いはぎにしか見えないため『空き缶ひとつのために傷害事件まで起こす』その切実さが伝わってきません。

※映画『異端の鳥』戦争の非情さを感じる予告映像

 少年は生きるための自分なりの正義(目には目を、歯には歯を)を身につけて、この地獄を生き抜きますが、手酷い虐待を受け続けたために言葉を失ってしまいます。やがてドイツ軍の敗退とともに赤軍に救助され、運よく父親にも巡り合うのですが、地獄をくぐり抜けてきた少年は優しい言葉を掛けてくる父親を認めることができません。 

 母親の元に向かうバスの中で、父親の腕に番号を記した入れ墨があるのに気づく少年。父親もまた地獄を生き延びて巡り合ったのだと知った少年は、長い間呼ばれたことのなかった自分の名前を窓ガラスに指で書くのです。

 『JOSKA(ヨスカ)』と。

 上映時間3時間の大作です。『3時間ずっと地獄』の映画、覚悟をもってご覧ください。


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日本学術会議会員任命拒否の撤回を求める署名に参加しましょう!

2020-10-08 12:05:00 | 日々の私の主張とか考察とか
 日本学術会議が推薦した新会員の候補者6人が任命されなかった問題で、任命拒否は学問の自由と独立に対する侵害だなどとして5日、学識経験者らの間で批判が広がっています。


※任命をスガに拒否された6人の候補者たち。


※総合的俯瞰的というワケの分からないヘ理屈を捏(こ)ねて説明を拒否したスガ。

 署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」では3日午前から、任命拒否の撤回を求めて署名運動を開始し、9日現在で約14万人が賛同しています。

 学問の自由と独立を求める運動に賛同の署名をしましょう!


<ご参考まで>

※声をあげないでいることは黙認です。政府にとっては賛同と同じなのです。






兵庫県いけばな展(後期)10月1日(木)~6日(火)大丸神戸店にて開催

2020-10-05 08:34:06 | 日々美しいものに触れようよ
 いま大丸神戸店で開催中の『兵庫県いけばな展(後期)』に行ってきました。


※兵庫県いけばな展(後期)10月1日(木)~6日(火)大丸神戸店にて開催

 各流派が花を競うので、これがなかなか面白いのです。 


※池坊の立花。足元が締まっているので立ち姿が美しいです。 

※典型的な未生流の作品・・・判で突いたように同じ仕上がりになります。

※これも未生流・・・大作です。

※フィギュアやミニチュアを配する知香流の作品。

※小原流は南洋植物をよく使います。手前の不思議な葉はコウモリランです。

※これも未生流です。なかなかの大作です。

※毎回ユニークな作品を展示する嵯峨御流。いま私が最も注目している流派です。

※これは小原流の大作。

※華精流の作品。秋らしい風情を感じます。

 10月6日(火)までやってます。


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