吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

Halford 『メタル・クリスマス(原題:Celestial)』を買いました!

2019-10-31 06:27:30 | 洋楽邦楽を問わず音楽はイイ

 今年で結成50周年となったJudas Priest
 その唯一無二のヴォーカルHalfordの手になるクリスマス・アルバム!
 その名も『メタル・クリスマス(原題:Celestial)』!ですっ!
 クリスマスはこれで決まりです!

 

※Halford 『メタル・クリスマス(原題:Celestial)』


※CD表面には雪の結晶模様が!

 

※おちゃめなロブちゃん♪(『MG』とはもちろん『メタル・ゴッド』のことですネ!)

 今回のアルバムは余裕で遊ンでます。結果として楽しいクリスマス・アルバムに仕上がりました。

 では、おちゃめなロブちゃんの『モーニングスター』聴いてください!

※Rob Halford - Morning Star (Official Lyric Video) 

 メタルとは思えない曲ですネ♪

<収録曲> (*:オリジナル曲)
1.Celestial / 天界* 
2.Donner and Blitzen / ドナーとブリッツェン*
3.God Rest Ye Merry Gentlemen / 世の人忘るな
4.Away In A Manger / 飼い葉の桶で
5.Morning Star / 明けの明星*
6.Deck The Halls / ひいらぎ飾ろう
7.Joy To The World / もろびとこぞりて
8.O Little Town Of Bethlehem / ベツレヘムの小さな町で
9.Hark! The Herald Angels Sing / 天には栄え
10.The First Noel / 牧人ひつじを
11.Good King Wenceslas / ウェンセスラスはよい王様
12.Protected By The Light / 守護の光*

<関連記事一覧>

 

Halford 『メタル・クリスマス(原題:Celestial)』10月23日(水)発売!

Judas Priest "Painkiller(ペインキラー)"・・・1990年リリース
衝撃に備えよ!・・・Judas Priest 4年ぶりの新作『FIREPOWER』3月7日(水)リリース!
Judas Priest 4年ぶりの新作『FIREPOWER(ファイアーパワー)』
JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)来日公演決定!
Judas Priest大阪公演のチケットをゲットしました!
JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)ジャパン・ツアー2018が始まりましたっ!
ジューダス・プリースト・ナイト|JAPAN TOUR 2018 /11月26日(月)大阪国際会議場メインホール
Halford(ハルフォード)『Resurrection(リザレクション)』・・・2000年リリース



 

 

 

 



いけばな小原流展『色なき秋風』(2019年10月26日(土)~28日(月)/神戸阪急9階催場)

2019-10-28 06:20:50 | 日々美しいものに触れようよ
 小原流神戸支部10年ぶりの大花展です。
 
 
 リニューアルした神戸阪急催場のこけら落としの展示会です。
 なかなかチカラ入ってます。
 
  支部長作品・・・大作です!
 
 家元作品 ・・・大きいのは大きいのですが・・・変です!
 
 ・・・間違った方向に努力しています(家元作品の足元)。 
 
 南洋植物を多用しています。 
 
  けっこう多肉が好きです。
 
 小原流が始めた盛花(もりばな)です。
 
  『先生!バナナはおやつに含まれますか?
 
 ヘリコニアを逆さに使うのはアリですか? 
 
 ううむ、ちとやり過ぎかも? 全部この傾向なのかっ!
 
  コウモリランが目を引きます。
 
 南洋ブームをまだ引き摺っているようで。 
 
 六甲おろしという作品。 
 
 竹が清々しい印象です。 
 
 気根を使うのは先々代からの伝統(遺産?)ですが・・・。 
 
  緑に塗ってしまうのはイタダケナイ。
 
 花車です。 
 
 これは迫力ですネ。 
 
 神戸港のクレーンをイメージしたとのことですが、神戸港のクレーンは・・・こうです!
 
 
 なかなか見応えがありました。
 
<関連記事一覧>

兵庫県公館春の一般公開(2019年6月1日(土)~2日(日)その①)

兵庫県公館春の一般公開(2019年6月1日(土)~2日(日)その②)

兵庫県公館春の一般公開(2019年6月1日(土)~2日(日)その③)

神戸ポートピアホテルのお迎え花

日本いけばな芸術展(10月3日(水)~8日(月)大阪高島屋)に行ってきました

兵庫県いけばな展(後期)10月25日(日)~30日(火)大丸神戸店にて開催

豊雲記念館最後の日(2018年5月20日(日)未来への扉 "Reborn" 展)1/3

豊雲記念館最後の日(2018年5月20日(日)未来への扉 "Reborn" 展)2/3

豊雲記念館最後の日(2018年5月20日(日)未来への扉 "Reborn" 展)3/3

第101回神戸市いけばな展(2017年4月21日(金)~24日(月)兵庫県民会館にて開催)

  

 

 



吾妻ひでお『天界の宴』双葉社昭和60年2月19日第1刷発行

2019-10-24 06:38:20 | 紙の本を読みなよ 槙島聖護
吾妻ひでお氏が10月13日未明、東京都内の病院で亡くなりました。享年69歳でした。
 
 アルコール依存症あーんど食道癌を患い、かねがね『その日はそう遠くない』と思ってはいましたが、残念です。ご冥福を心からお祈り申し上げます。
 
 さて、数ある中から『メチル・メタフィジーク』と『不条理日記』および『どーでもいんなーすぺーす』が収録された、この『天界の宴』をご紹介することに致します。
 
※吾妻ひでお『天界の宴』双葉社昭和60年2月19日第1刷発行
 
 吾妻ひでおコレクションとして発売された7冊のうちの第4巻にあたります。
 (実は7冊全部持っています)。
 全盛期で星雲賞を受賞した当時の作品集!SF作品のパロディ満載で楽しめます。
 原典を知っていると更に楽しめる作品です。
 
 では、一部をご紹介(不条理日記から)。
 
 もう分かりましたね。これはアーシュラ・K・ル・グィン『闇の左手』のパロディなんです。
 
※アーシュラ・K・ル・グイン『闇の左手』早川書房
 
 原典の精神をちゃんと受け継いでいますね()。
 
 次は収録作品『恍惚都市(どーでもいんなーすぺーす)』から。
 
 もちろん、アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』のパロディです。
 
※アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』早川書房
 
 その次はメチル・メタフィジークから。
 
 機動戦士ガンダムにマジンガーZも(更に言えば宇宙戦艦ヤマトもか?)プラスされているようです。
 
※左から『アムロ(いきまーす!)』、『マジンガーZ』、『冥王星前線基地司令官シュルツ』
 
 ここからはクイズに致します。どれか1つでも分かったヒトはコメントにカキコを!
 
 ①不条理日記から、宇宙酒場のワンシーンを。
 
 ②私の好きな作家の短編です。これは難しいかな?
 
 ③これは有名ですね。映画化されたとき東京の風景が未来都市として使われていました。
 
 ④ある漫画家のデビュー作です。
 
 ⑤2つの作品、どちらも漫画ですよー。
 
 世界は惜しい才能を亡くしました。
 
<関連記事>
 
 
 
 

「即位礼正殿の儀」は盛大な無駄遣いでしかない

2019-10-23 06:19:01 | 日々の私の主張とか考察とか
10月22日(火)は祝日となり『即位礼正殿の儀』なるものが盛大に執り行われました。
 
※雨に祟られた即位礼正殿の儀
 
 どんなものかと見てみれば天皇が壇上に上がって帳が開かれ『いないいないバア!』とやっているようなもので、拍子抜けも甚だしい。
 こんなものに世界中から招待客を呼び、物々しい警備をしたのかと思うと税金の無駄遣いもここに極まれりという感じです。
 日本は先日の台風災害から立ち直っていないというのに、何をノンキなことをやっているのか。
 祝賀パレードは延期になったようですが、この際中止にしてそのお金を災害地援助に使った方がイイのではないですか。
 
 本来、天皇の仕事は『国家鎮護のために祈ること』なのです。
 天皇の霊力が足りなかったために日本を次々と台風が遅い民衆は塗炭の苦しみを味わっているのです。
 君主に德がないから国内に災害が起こるのですから、晩餐に舌鼓を打っている場合ではナイでしょう。自らの霊力不足を謝罪して被災地を回るべきです。
 
※古来より『災害は君主に德がないから起こる』とされている
 
 霊力不足は『即位礼正殿の儀』の最中にも現れてしまいました。
 即位の礼の時ぐらい雨を止めさせることが出来なくては話にならンでしょう。
 自分でできないなら全国の寺社に命じて加持祈祷をさせなさい。一人くらいマトモな霊力の持ち主がいるかもしれません。
 さらに言えば『寄り添う』って便利な誤魔化しの言葉です。具体的には何も言ってナイに等しいのです。阿倍首相が『天皇陛下バンザーイ!』と叫ぶに至っては戦前に戻ったかのような気がしてゾッとしました。
 このような一連の儀式が『憲法に定められている』とは驚きでした。
 一刻も早く憲法改正して、このような無駄遣いは廃止しなければなりません。
 
<以下追記>
※古来中国では虹は不吉な前兆
 
 この即位礼に際して『虹が出た』などと喜んでいるヒトがいますが『古来中国では虹は不吉な前兆』です。漢籍をキチンと学び直すべきです。
 
 
 
 

マーチン・ファン・クレフェルト『補給戦』(その1)中公文庫 / 2016年6月20日12刷発行

2019-10-21 06:40:34 | 紙の本を読みなよ 槙島聖護

 見慣れない本ですが、これは古今の『戦争』について、兵站(へいたん)の側面から分析した本です。
 兵站とは聞きなれない言葉ですが、英語でなら最近よく使われています。それが『ロジスティクス(一般には「物流」と訳されることが多いです)』という言葉です。
 以前から私は疑問を抱いていました。軍隊の大きさについてよく『総勢30万の大軍勢』とか表現しますが『このヒトたちいったい何を食べていたンだろう?』って!
 これはその疑問に答える本なのです!


※マーチン・ファン・クレフェルト『補給戦』中公文庫

 

1.戦争を変えた天才ナポレオン

 近代化される前の軍隊は今のように糧食(レーション)を携行していませんでした。
 食糧は専ら現地調達、すなわち『徴発』と呼ばれる略奪に頼っていました。
 いってみれば巨大な野盗の群れのようなもので、進軍する地域の食糧を奪い、根こそぎ食い尽くしては次の土地へと進軍するのです。一定の土地に留まることはできず(食糧はスグに底を尽いてしまいます)進軍ルートはしばしば『どこに食糧があるのか』に左右されました。その結果『フラフラと本来の目的地ではない方向へと彷徨い歩く軍勢』が出来上がります。『食糧のない地域には基本的には進軍できない』のですから仕方がありません。
 実際の戦闘はさておき『敵国に侵入して食糧を食い尽くし、敵の領土を疲弊させる』ことが戦争の最大の効果だった、というのです(そのため『自国から糧食を持って行く』という考えそのものが『ありえなかった』と)。
 まるで飛蝗の群れのようではありませんか。


※作物を喰い荒らす飛蝗の群れ

 16~17世紀においては城塞都市に対する包囲戦が主だったため、長引くと包囲している側が食糧不足になって撤退する例も多かったようです。

 根本的な改革が行われたのはナポレオンの時代で、これ以降軍隊はビスケット口糧を携帯し、輜重隊が組織され、徴発は組織的に行われるようになったのです。敗戦とナポレオンの失脚によって文字通り反故になってしまったとはいうものの、徴発に対しては『領収証』が発行され、後に占領が進んだ場合には何らかの形で支払われる仕組みが成立したのもこの時代です。

 ナポレオンによる改革は戦争の形態を包囲戦から会戦へと変化させ、これ以降、大軍勢が次々と進軍するスタイルが定着していきます。

 ロシア遠征敗北の要因は『フランス軍が撤退するロシア軍を捕捉できず道路事情の極端に悪いロシアの奥地へと進軍してしまったことにある』とこの本では分析しています。


※アドルフ・ノーザン「ナポレオンのモスクワからの退却」

 馬車は泥濘に嵌って動かず、たった1本の道を全軍が縦隊で進まなけらばならないようなロシアの奥地では徴発が繰り返され、後から進む部隊が通過する頃には『草も生えていない』状況になったというのです。
 そして、この時代には(船を使うことができない地域では)馬車が主要な輸送手段であったことを忘れてはなりません。軍団は食糧よりも真っ先に『かいば』の不足に苦しんだのでした。

 この問題の解決には鉄道という新しい交通手段の登場を待たねばならなかったのです。

 (つづく)←その2へ進んで読みたい人はこの文字列をクリック!