しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

大門~茂平

2017年02月09日 | 父の話
おば(父の妹)は小平井に住んでいる。
久しぶりにおばの昔話を聞いた。談・2017.2.9

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女学校時代の帰り道(昭和12~13年頃の事)

(おばは福山の増川に通学していた。大門~福山は汽車通学。
自宅から大門駅までは徒歩。
茂平~大門は、
山越え(林越え)、
河口池、
坂里峠、の3ルートがあった。)

運動会の時など、遅ぉなることがあった。
何処をいのうか?

山は真っ暗なるし、
どこを通てもきょうてぃ。

坂里を通れば、なんやらが出て山の中え連れてい行かれる、言ぅし。

結局、河口池の方になる。
たまに車が通ることがある。
車が来たら(ライトで)明るうなる、通ったらその後を駈けってついていくんじゃが、(車は去って)じきに暗ぅなる。

用之江まで帰れば、今は(茂平まで)ええ道なんじゃが、その頃は曲がりくねった道で
田んぼや、池があり、
独りでいぬるのはこわかった。

親は知らん顔をしとったが、それが当たり前の時代じゃった。
コメント
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