しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

ダイコンを作る

2022年03月13日 | 農業(農作物・家畜)
ダイコン(大根)
日本の冬野菜の代表各


「日本書紀」にも記されて、古くから食されています。
ダイコンの葉には栄養が豊富です。
もっとも多いのが「青首ダイコン」で、
生のまま浅漬やサラダ、大根おろし、おでんや煮込み、など万能に使える。
全国各地に在来種があり、土地ならではの漬物などもあります。

「野菜まるごと辞典」 成美堂出版 2012年発行






大根

秋大根、夏大根、時無し大根などあって、年中生大根を食べることができるが、
大量に利用するのは秋大根である。
冬季期間食べる分は畑に残しておき、必要に応じて抜いてくる。
輪切りにして醤油か味噌で炊いた大根煮や味噌汁にいれる。
保存用としては干し大根、沢庵漬など大量に行う。

「岡山の食風俗」 鶴藤鹿忠 岡山文庫   昭和52年発行


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(父の話)

大根

ええかげん大きょうなったら抜いて干しょうた。”浸け大根”にしょうた。
ウチで食べるんと市場へ出すんと両方。

ちょっとやおうなった時、いろうてみて、「おっ、こりゃぁもうしゃあねぃ。」思うたら市場へ出しょうた。
(天日棹のを)降れぇて、そうやって市場へ出しょうた。
大根は生食より漬物が主じゃった。ようけいできても、それしかしょうがねぃ。

「葉っぱ」も半分くらい切って、買う人がおるんで束にして出しょうた。

2002年8月5日


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ダイコン

人々は古くから体験的にその栄養と薬効を知っていたのであろう。
ダイコンの料理法の多様さは他の野菜の追随を許さないものがある。
栽培面積も生産高も、わが国の野菜のなかでは群を抜いている。
ダイコンは日本を代表する野菜なのである。
わが国へは中国から渡来し「古事記」に登場している。
ダイコンは品種も多いので、播種期も収穫期もいろいろで、年中栽培することができる。

「岡山の作物文化誌」 臼井英治 岡山文庫 平成18年発行


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大根葉
純農家では大根葉は兎や鶏、牛に与える。
「岡山の食風俗」 鶴藤鹿忠 岡山文庫   昭和52年発行

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